サンダーランド戦へ向けてのチームニュース
ベンゲル監督
「火曜日の試合以降、我々はルーカスを足首の怪我で欠くことになった。6〜8週間の離脱になるだろう。ジルーは復帰しているしラムジーもスカッド入りする事になると思う。もう11月目前だが、彼らは殆どプレーしていないので復帰できたのは良いことだ。我々は他にウォルコット、モンレアル、カソルラに関して幾つかの不安要素がある。彼らは全員、きょうテストを受けることになっている。」
「ジルーとラムジーは選択肢に入っている。ただ、特にラムジーは一度もプレーしていないので、起用にあたっては慎重になる必要があるだろう。彼がチームに復帰して僅か1週間というのも少し慎重になる理由だ。」
「ルーカスは出場機会を増やしていた矢先の怪我なのでフラストレーションを感じている。彼はここに辿り着くまで懸命にハードワークをしていたからね。もちろん、彼は大きなショックを受けている。なぜなら、降って湧いた様な怪我であり愚かな怪我だからだ。何しろ意図的に蹴られたからだ。似た様なタックルはジャカもスウォンジー戦で受けている。しかし、それに対してレッドカードは出されなかった。ただ、レッドカードが出たからといってルーカスの助けにはならない。なにより重要なことは、ルーカスが6〜8週間離脱するということだ。」
「ウォルコットは体調不良ではない。ハムストリングを僅かに痛めている。きょうテストを受ける。」
「彼は火曜日のルドゴレツ戦には間に合うだろう。明日が無理だったとしても火曜日はOKだ。」
「モンレアルは少し筋肉に張りがある。」
(ソース:Arsenal.com)
ベンゲルがカソルラ不在の影響について語る
カソルラがサンダーランド戦を欠場する可能性があります。同じくカソルラを欠いたミドルスブラ戦では不在の影響が見られましたが、ベンゲルは残りの選手達で解決策を見出すことができると語ります…
ベンゲル監督
「サンティ(・カソルラ)が不在の時は、中盤の深い位置から高い位置へ向けたパスが無くなってしまうし、ボールに対するセキュリティややプレッシャーも無くなってしまう。」
「我々が袋小路に入っている時でも、彼は我々を厳しい状況から救い出してチームにチャンスをもたらしてくれる。また、彼とエジルとの間には素晴らしい相互理解が構築されている。」
「ミドルスブラ戦では人々が ” サンティ不在 ” の影響を指摘しているが、私は十分に試合を支配していたと思うし、勝つために必要なクォリティを発揮できていたと思っている。ただ、我々はサンティが不在の場合の解決策を見出す必要があるだろう。」
「サンティがどんなに大きな存在であろうとも、神は私が彼を極めて高く評価していることを知っている。我々は彼が居た場合でも引き分けたり負けたりしている。ただ、我々はピッチ上にいる選手達で解決策を見出す必要はあるだろう。」
(ソース:Arsenal.com)
アレクシスとジルーの起用法について
ジルーが戦列に復帰したことで、好調を維持しているアレクシス・サンチェスとの共存が課題となります。この点についてベンゲルは、二人は異なるスタイルを持っており共にチームに貢献できると語っています…
ベンゲル監督
「彼らは全く異なるプレースタイルだが、一緒にプレーすることも可能だと思う。ジルーが先発した場合、アレクシスのポジションを外側へ移動させる必要が出てくるだろう。エジルを常にストライカーの後ろ側でプレーさせなければならないという問題もあるからね。彼をそれ以上深い位置へ移動させるさせることはできない。」
「深い位置でプレーするとディフェンシブな役割が求められる。だからストライカーはワイドな位置でプレーする必要があるのだ。したがって、誰か一人をワイドな位置へ移動するとなればアレクシスしかいない。」
「アレクシスとジルーは共にトップクラスの選手だ。オプションがあるというのは悪いことではないし、あるに越したことはない。ただ、クォリティのある選手を外すというのはタフなことだ。しかし、それ以上にタフなのはクォリティのある選手がいないことだよ。」
今シーズンのアレクシスはCFとしてその能力を開花させていますが、ベンゲルもそこでのプレーに可能性を感じている様です。ただ、改善して欲しい点もあると語っています…
「私もそう思う。なぜなら、彼はとても挑戦的だからだ。彼は一瞬のテクニックを持っており常に何かを生み出すことができる選手だ。また、ゴールを決める能力とラストパスを出す能力が上手くミックスされた選手でもある。」
「これは私の好みだが、まだ彼にボールが集まり過ぎていると感じている。アレクシスがボールを持ってプレーしたがる選手というのもあるだろう。ただ、我々には十分な人数のプレーメーカーがいるので、彼にはさらに望むものがある。彼にボールが入るのを禁じるつもりはないが、もう少しオフ・ザ・ボール時の走り込みを期待したい。」
「ただ、ウォルコットがいる場合はそれらのバランスが上手く取れていると思う。彼にボールが入っている時はウォルコットが走り込むからね。これは上手くお互いの長所がミックスされた素晴らしいワーキング・ユニットだと思う。」
(ソース:Arsenal.com)