エジルの代理人:選手の給与削減ではなく支払い延期を提案
新型コロナウィルスの蔓延に伴い、各国のトップリーグが中断もしくは早期終了しているなか、プレミアリーグでは試合が開催できないため財政的に逼迫するクラブが出ることから、各クラブが選手達に給与の30%(またはそれ以上の)削減提案をすることを認めるという判断を表明しています。
ただ、この給与削減案に反対する選手や評論家も出始めています。例えばガリー・ネヴィルは給与削減ではなく寄付にすべきだと主張しています。また、現役選手からは現在ダービー・Cでプレーするルーニーが全選手一律の削減案に反対しています。
ルーニー
「もし政府から看護師に対する経済的支援や人工呼吸器購入で協力してくれないか?と持ちかけられた方がオレは誇りに思うだろうね。」
また、エジルの代理人を務めるソグト氏もネヴィルやルーニーの意見に賛成を表明しています。ソグト氏はプレミアリーグが現在置かれている財政面での不確実性を考えると、給与削減が最善の案だとは思えないと語っています。
ソグト氏
「現在の状況は誰にとっても簡単なことではないが、クラブはこの問題を解決するために選手やその代理人と話し合う時期に来ていると思う。これは今の我々に欠けていることだ。そして、実現可能な案の一つとして(支払いの)延期がある。つまり ” 給与の支払いを年末、もしくは来年まで延期する ” と言うものだ。
これは選手とクラブが直ぐにでも合意できるものだ。そうすればクラブはお金の心配が要らなくなるので、あと3ヶ月間を乗り切れるだろう。延期は誰にとっても安全策になると思う。
今の段階で給与削減に同意するのはお勧めできない。なぜなら、明日リーグが行われるのか、クラブが放映権やスポンサー料を受け取れるのかどうか分からないからだ。クラブの財政にどれだけ影響を与えるか正確に把握できるのは3〜6ヶ月後であり、今の時点では分からない。」
(ソース:Goal.com)

ライプツィヒの幹部がウパメカノの今夏の移籍は無いだろうと語る
アーセナルをはじめヨーロッパ中のビッグ・クラブから注目を集めているライプツィヒのU-21フランス代表DFダヨ・ウパメカノ(21)に関して、ライプツィヒのマルクス・クレシェSDがキッカー誌の取材に対して、今夏の移籍市場でバイアウトを行使できるクラブは現れないだろうとの見通しを語ったそうです。
新型コロナウィルスの影響により、各クラブの財政的な負担が大きくなっていることから、6,000万ユーロ(約71億円)と言われるウパメカノのバイアウトに対して、どのクラブも及び腰になるだろうと考えているそうです。
クレシェSD
「少なくとも今年の夏は、これほどの金額を支払うクラブは現れそうにない。この問題は選手にとって重大な決断になる。彼は時間をかけて考えるべきだ。プレッシャーを掛けても仕方ない。
彼は自分が何をしたいのか、自身の将来をどう考えているのかについて、しっかり把握しなければならない。
現在の新たな状況によって、彼も少し考えを変えたかもしれない。」
なお、ライプツィヒはウパメカノとの契約延長を行うつもりのようです。
(ソース:Daily Express)