2022W杯カタール大会の結果
■グループG
・カメルーン 1−0 ブラジル
ガブリエウ・マルティネッリ:先発フル出場
ガブリエウ・ジェズス:先発出場し64分に交代
・セルビア 0−2 スイス
グラニト・ジャカ:先発フル出場
■グループH
・ガーナ 0−2 ウルグアイ
トーマス・パーテイ:先発フル出場
ジェズスが膝を負傷か
Jesus felt pain in his knee tonight. Further tests planned for tomorrow. https://t.co/87aBmuZZRQ
— Charles Watts (@charles_watts) December 2, 2022
W杯のカメルーン戦にスタメン出場していたジェズスですが、どうやら膝の痛みを訴えているらしく明日詳しい検査を受けるようです。
大事に至らないことを祈るばかり。
2022年の決算を発表
アーセナル・ホールディングスは2022年5月31日締めの会計年度の連結決算を発表したので主な点を要約したいと思います。
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まず、2022年は4,550万ポンド(約75億円)の損失を計上しました。2021年は1億7,300万ポンド(約286億円)の損失だったので、2022年は経営状況が大幅に改善しており黒字化に一歩近づいています。
2021年と2022年の違いとしては、まず2021年は男子トップチームが25年ぶりに欧州大会出場権を逃したシーズンでした。そのため、UEFA主催大会関連の収入がゼロになり収入が減少した点が挙げられます。
次に、2022年はCovidパンデミックによるスタジアムの入場規制が大幅に緩和されたことで、サポーターがスタジアムに戻ってきました。
2021年はCovidに起因する損失として8,500万ポンド(約140億円)を計上していたので、この損失が大幅に改善したことも大きな要因です。
収入面でも2021年との違いは幾つかあります。フットボール関連の年間収益は2021年は3億2,760万ポンド(約541億円)だったのに対し、2022年は3億6,910万ポンド(約608億円)と改善しています。
特にホームゲームのチケット収入が大きく改善しており、2021年が僅か380万ポンド(約6億円)だったのに対して2022年は7,940万ポンド(約131億円)まで回復しました。なお、2022年の平均観客数(ホームゲーム)は59,568人だったとのこと。
チケット収入が増収となった一方で放映権収入は減少しています。2021年は1億8,440万ポンド(約304億円)を得ていましたが、2022年は1億4,600万ポンド(約241億円)となっています。
放映権収入が減少した理由としては、Covidの影響により2019-2020シーズンの終了が予定より遅れたため、昨年は1シーズン以上の放映権料が支払われていたそうです。
次に支出を見てみると、賃金総額は2021年が2億4,440万ポンド(約403億円)だったのに対して2022年は2億1,230万ポンド(約351億円)に減少しています。
賃金コストの削減に関しては2021年にスタッフの人員削減を行い、それに伴う特別支出が670万ポンド(約11億円)がありました。また、選手の賃金に関しても男子トップチームの再編を行ったことも要因として挙げられます。
選手の獲得・売却に伴う純利益は2,220万ポンド(約36億円)でした。2021年は1,180万ポンド(約19億円)だったので改善がみられます。
ローン移籍に伴う利益は200万ポンド(約3億円)でした。2021年の310万ポンド(約5億円)と比べると僅かに減少しています。
選手売却が上手くいっていない要因として、パンデミックに伴い移籍マーケットの流動性が低下したためとクラブは説明しています。
2022年のキャッシュポジション(※手持ちの現金や即時換金可能な有価証券など)は3,000万ポンド(約49億円)で2021年の1,880万ポンド(約31億円)より増加しました。
2022-2023シーズンのシーズン・チケット販売は非常に好調だったようですが、更新のタイミングの関係で収益は6月分として計上されるようです(つまり2023年の決算に反映される?)。
アーセナル・グループに対する主な資金提供者は、オーナーであるスタン・クロエンケ氏が100%の株式を保有するKSE UKによるものです。
KSE UKは2022年の選手補強を行うための資金提供を行うと共に、クラブ運営に必要な資金についてもバークレイズ銀行と共に必要に応じて提供しています。
クラブは2021年および2022年の移籍市場で巨額の資金を投じて積極的な選手補強を行っています。これはクラブがピッチ上で競争力を発揮できる環境を作ることと、自立した財政基盤を確立するためにはUEFA主催大会への復帰が必要不可欠だと再認識したことによる投資とのこと。
2021年と2022年に行った積極的な選手補強は、クラブの親会社であるクロエンケ・スポーツ&エンターテイメント(KSE)の支援とコミットメントがなければ実現しなかったでしょう。
積極的な補強は今シーズンのUEFA ELへの復帰とプレミアリーグでの好成績という形で成果が表れています。
(ソース:Arsenal.com)