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ワッツ氏:マルティネッリの状況やジェズスの去就、エドゥの補強戦略について
アーセナル専門ジャーナリストのチャールズ・ワッツ氏が、『Daily Briefing』に寄稿したコラムのなかで負傷したマルティネッリの状況やジェズスの去就、そしてエドゥの補強戦略について語っています。
負傷したマルティネッリの状況
ブラジル代表に召集されているマルティネッリがトレーニング中にふくらはぎを痛め、検査の結果僅かな浮腫が確認されました。
イングランド代表の試合でサカも負傷したことから、今週末のボーンマス戦を両WGが欠場する可能性が出てきています。
この状況をアルテタ監督がどう捉えたかは想像するしかありませんが、ワッツ氏の見解によるとアーセナルはブラジル代表のメディカル・スタッフと連絡を取ったうえで、マルティネッリの怪我についてはあまり心配していないと思われるそうです。
その理由としてワッツ氏は、アーセナル側がマルティネッリの早期帰国をブラジル代表に要請していない点を挙げています。
クラブは同じくブラジル代表に召集されているガブリエウと共に、ペルー戦後に帰国するという従来のスケジュールに満足しているようです。
マルティネッリが週末のボーンマス戦に出場できるかどうかは金曜日のトレーニング・セッションで判断されると思われますが、仮にマルティネッリが欠場したとしてもジェズスやスターリングが代わりを務められるので問題ないでしょう。
ジェズスの去就
そのジェズスですが、最近の彼は明らかに自信を失っているとワッツ氏は指摘しています。
ベストな状態のジェズスは即興でプレーし、そのプレースピードが相手にカオスをもたらしていました。しかし、現在はあまりにも物事を考えすぎているため球離れが悪くなっており、カオスではなく周囲に混乱を引き起こしている状態です。
来夏に適切なオファーが届いた場合、今季がジェズスがアーセナルでプレーする最後のシーズンになる可能性があるとワッツ氏は述べています。
アーセナルは来夏に再びストライカー獲得に動くと見られていることや、ハフェルツとの競争でかなり後手を踏んでいることから、今のままではかなり厳しい状況になると思われます。
しかし、ジェズスにはアーセナルで大きな役割を果たすポテンシャルがあり、本来の力を発揮できればアーセナルも彼を必要とするでしょう。
エドゥの補強戦略
ブラジルに強力なコネクションを持つエドゥがクラブに加入したとき、多くのファンは彼の持つ人脈を最大限に活かして、レアル・マドリーやチェルシーの様に多くのブラジル人選手を獲得すると予想したはずです。
しかし、実際に獲得したのはマルティネッリとマルキーニョスの二人だけで、それ以外はヨーロッパでプレーしている選手を獲得しています。
では何故アーセナルはエドゥの持つブラジルのコネクションを活用していないのでしょうか?
これに関してはワッツ氏は、はっきりとした事は言えないがプレミアリーグに素早く適応できると確信できる選手の獲得を優先させている感じがすると述べています。
アーセナルはここ数年で飛躍的な成長を遂げており、チーム編成に関するアプローチも慎重にマネージメントされてきました。
また、現在ではブラジルの若手選手を獲得するにも多額の移籍金が必要になることから、ヨーロッパでのプレー経験のない選手を獲得するのはリスクが高いと考えているのかもしれないとワッツ氏は私見を述べています。
(ソース:caughtoffside)