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公式:アルテタ監督が新シーズンの展望を語る
チームは現在、スペインのマルベリャで新シーズンへ向けたトレーニング・キャンプを実施しています。
そこでアルテタ監督は公式HPのインタビューを受け、これまでのシーズンを振り返ると共に2024/25シーズンはチームが決定的な一歩を踏み出すため『ほんの僅かな差』を改善する必要があると述べました。
アルテタ監督
「我々はこのリーグで要求される競争がどれだけ激しいか知っている。我々が行っているすべての取り組みは、より良くなる方法を見つけ、改善の余地がどこにあるかを見極めるためのものだ。
[昨シーズンの]痛みはまだ残っているし、それは残しておくべきものだと思う。その一方で、スタッフ全員とシーズン全体を分析した結果、チームは多くのことを成し遂げたことが分かった。
おそらく他の状況だったら我々はプレミアリーグで優勝していただろう。これは大きな飛躍だ。しかし、それでもまだ十分ではなかった。」
昨シーズンのアーセナルはプレミアリーグにおける勝利数・ゴール数でクラブ史上最高記録を更新しています。また、ビッグ6との対戦を無敗で終えるなど数々の記録も打ち破ってきました。
アルテタ監督はこうした成果は選手達に大きな自信を与えるだろうと語ります。
「そうだね、これは非常に重要なことだ。 まず第一に、このリーグで競争する機会を自らに与えることができる。それと同時に国内のトップチームに対して一貫性や能力、そしてクォリティの高さを示すことだ。
我々は実際に、彼らすべてを安定して打ち負かすことができるし、 支配的でかつ勝利に値する形でそれを成し遂げられることを示した。
私の考えではこが一番重要なことだ。 これは大きな進歩でしたがそれでもまだ十分ではない。したがって我々はさらに改善していかなければならない。
スタッツを見ると高いクォリティと一貫性のレベルを示している。 これらは守備面や攻撃面、セットプレーについてのことだが非常にポジティブなことだと思う。
なぜなら、チームが主要なトロフィーを獲得するために必要な多くの領域を支配し始めていることを示しているからだ。 つまり、我々は間違いなく正しい方向に向かっているのだ。」
アーセナルは2019年12月のアルテタ監督就任以来、着実に成長しており毎シーズン獲得するポイントを増やし続けています。
昨季は最後にリーグ優勝した2004年以来となる、シーズン最終日まで優勝争いを繰り広げたシーズンでした。
アルテタ監督は優勝へ向けて準備を整えるなかで、総じてメンタリティが大きく変化していると述べています。
「確かにそうだね。我々はクラブ全体でそれを実現してきた。 それはサッカー部門や男子トップチームだけでなく全ての部門で行われている。
アカデミーや女子チームのパフォーマンス、 そして男子トップチームを見渡すと、 我々が作り上げた環境やサポーターの姿勢が異なってきているのが分かるだろう。
これまでとは熱意が違い異なる様相を呈している。
我々は本気で勝利を望んでいるため全力で取り組んでいる。 一貫した方法で勝利を達成し、 クラブを望むポジションへ持って行くためにはそれが鍵となることを知っているからだ。
まず第一に、信じることが大切だと思う。 我々にはそれを成し遂げられるだけの力があると信じなければならない。
私はその信念を感じているしクラブも本当に熱心で、さらなる成功を望んでいるのだ。」
プレ・シーズンについて
「最初に到着する選手たちが、後から合流する選手たちのための調子を整えることになる。なぜなら、プレシーズンには4つの異なるグループがありそれぞれ異なる時期に合流するので、選手達はそれを感じ取る必要がある。
私から彼らに伝えられることはあまりない。彼らは自分たちがとても優秀で、優勝するだけの実力があることを知っているからね。
しかし、勝利に必要な微妙な差や、時に目に見えない要素があったりするものだ。
私にとって最良なのは、彼らが初日にここに来て我々を見たときや我々の態度や準備を目にしたとき、そして今シーズンの準備を始めるにあたって我々が使っている言葉を聞いたときに、「わお、これはまた一段階上がっているぞ。だから昨シーズンの私たちのやり方では十分じゃない。このチームでプレーし、競争していきたいなら何か特別なことをしなければならないんだ」と思ってくれることだね。
あらゆる所に差があって、その中には微小だけれど大きな影響を与えるものもあれば、本当に大きな差もある。
まず第一に、我々が正しく行っていることを一貫して続け、可能ならばそれをさらに良くしていかなければならない。それが第一段階だ。
そして次に、我々がまだ改善できる他の分野は何かを見極め、それに取り組み、自分達が行うすべての行動を本当に効率的な方法で単純化することだ。
なかにはもうす少しだけ効率的に働く必要があると言う人もいるけれど、私たちはより懸命に働き、なおかつより効率的になるよう努めるつもりだし、それが目標だ。」
(ソース:Arsenal.com)