アルテタ監督:プレス・カンファレンス
※一部を抜粋
今回の中断期間で監督やスカッドがどれくらい再び活力を得たか
「我々は考え得るベストな方法で時間を最大限有効活用しようとした。この期間で何を達成すべきかという明確な目標があったし、それは達成できたと思う。
我々の準備は整っているので、2週間の中断明け後の初戦に挑む。」
この時期に目標を明確にすることがどれだけ自分達の助けになるか
「これまで議論してきた事としては、残り17試合をどのようなアプローチで戦うのかということだ。目標を達成するために何をすべきか、そして何より大切なのは全員が同じ考えを持っていることだ。
集中力と正しい信念を持ち、一戦一戦に集中し、遠回りして色々なことに迷わないようにしたい。
少しでも多くの試合で勝つために必要なパフォーマンスを得る上で、日々何をすべきか、どの様なことを習慣化させるべきかを考えている。」
1月に失速したこととチームの雰囲気について
「様々な理由があって結果が出なかった。シティ戦でのパフォーマンスもバーンリー戦での引き分けも、そしてその間に行われたカップ戦の結果もそれぞれ要因が異なる。
色々なことが起きたのだ。我々は5試合中3試合を10人で戦った訳だが、この様なことが残り17試合も続くようなら我々は下位に低迷する可能性があるだろう。
もう一つの要因としてはCovidや怪我により多くの選手を失ってしまった。これは今シーズンの我々がどうフィニッシュするかを決めるもう一つの重要な要素だと思っている。
なぜなら、パフォーマンス面ではチームのレベルがそこまで落ちたとは思っていない。しかし、こういう結果になってしまった。」
ウルブス戦について
「彼らはシーズンを通して本当に一貫性があるし、とても効率的で、彼らのパフォーマンスが良いのは順位が証明している。
だから本当に難しい相手だと思うし、その相手と2週間のうちに2回も対戦するのだから我々としても厳しいよ。」
移籍期間終了後も十分に強力なスカッドだと思うか
「まず、退団することになった選手達に関しては、我々は適切なことをしたと信じている。チームの構成や契約満了が迫っていたのと、今シーズンはあまり出場機会の無かった選手達に関してもフェアに判断する必要があった。
その上で、何ができるかという明確なプランがあり、それを実行可能にしなければならない。エドゥと彼のチームは素晴らしい仕事をしてくれたと思っているし、今のそれを続けている。
我々の考えは極めて明確だ。このクラブは最高の人材と最高の選手のみを必要としており、変に急いだり異なるプレッシャーを感じたりして、最適な理由がないのに選手を獲得することはしないようにしている。」
1月にオーバメヤンの代わりを獲得しなかった事について
「クラブにとってオーバのゴールが重要だったことに疑問の余地はない。しかし、我々には他の選手もいるし、チームとして必要なゴールを達成するために、他のクォリティや方法があると信じている。それを試してみるつもりだ。」
オーバメヤンは退団することがベストな方法だったのだろうか
「私に直接質問されたのでお答えするが、オーバがこのクラブでやってきてくれた事や私の就任以来の彼の貢献にはとても感謝している。
そういう関係性の中において、私の見方は解決策であって問題とは捉えていない。」
レッドカードの多さについて
「我々はピッチに11人の選手がいる状態でプレーする必要がある。できるだけ多くの選手がプレーできる状態でフィットしている必要があるのだ。
我々は一体感を維持しなければならないし、ゲームモデルを改善し続けて試合ごとに前進する必要もある。
その為には集中力を高めて試合当日のパフォーマンスを向上させなければいけない。なぜなら、我々はそれが実現可能な立場にいるからだ。
ただ、それは全員が同じ考えを持っている場合に限る。」
冨安について
「彼は同じ部位の怪我を繰り返しているので注意が必要だ。ただ、彼は懸命にトレーニングを行っている。彼が起用できるか様子を見てみよう。」
オーバメヤンとの終わり方は残念だったと思うか
「全員にとってベストな方法だったと私は考えている。物事や状況は変わるものだし、それもフットボールの一部だ。昨日や1ヶ月前にどうだったかは関係ないからね。
今日することや将来何をするかという点において決断を下さなければならないし、全員にとってベストなことは前へ進むことなんだ。その上で彼は現在バルセロナでプレーしている。」
なぜ新たなストライカーを獲得しなかったのか
「我々は3人のストライカーがいる。ラカとエディ(・エンケティア)がいて、2人ともゴールを決める能力は十分過ぎるほど備わっており、そのことは長年に渡り我々と一緒にプレーしてきたことで証明されている。
繰り返しになるが、選手を入れ替えたり補強する必要があるときは、我々が確信の持てる選手でなければいけない。
まずは加入するのに適した人物であること、そして直ぐチームのパフォーマンスに影響を与えられるクォリティを持った選手であることが必要だ。さらに、彼の周りで未来を切り開く能力も必要だね。」
選手の規律について心配しているか
「強力な文化が根付いていると全てドレッシング・ルームで処理されるので、監督が出てくる場面は殆どないと思うし、それが理想的だと考えている。
その実現には時間がかかるものだが、我々はその状態に近づきつつあると感じている。」
(ソース:Arsenal.com)
