今後の補強プランについて
ジャーナリストのベン・ジェイコブズ氏がGIVEMESPORTに『アーセナルはシェシュコの獲得失敗後「試合を変える」ストライカー獲得を検討』という記事を寄稿し、その中で今後のアーセナルの補強プランについて解説しているのでご紹介します。
まず、アーセナルをはじめチェルシーやマン・Uから獲得オファーを受けていたベンヤミン・シェシュコが、最終的にライプツィヒの契約延長オファーを受け入れる決断を下しました。
ジェイコブズ氏によると、アーセナルはかなり強力な獲得オファーを提示していたようで、もしシェシュコがライプツィヒ残留を選択しなかった場合はアーセナルのオファーを受け入れていたと思われます。
それだけ本気でシェシュコ獲得を望んでいたアーセナルですが、シェシュコが契約延長を決断したというニュースが出たあともクラブ内に動揺は見られなかったそうです。
なぜなら、契約延長を行うというシナリオは現実的な可能性として常に残されていたため、アーセナルにとっても想定の範囲内だったのだとか。
数週間前からアーセナルがシェシュコ獲得に動いているという報道がメディアを賑わせていましたが、その間もエドゥSDはシェシュコが移籍を急いでいないことを理解していたようです。
なお、シェシュコとライプツィヒの新たな契約にバイアウトは設定されていませんが、来夏の移籍が可能な紳士協定があるとされています。
シェシュコ獲得に至らなかったアーセナルですが他にもストライカーの獲得候補をリストアップしているようで、スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュやボローニャのジョシュア・ザークツィーなどの名前が挙がっているとされます。
前者は”ゲーム・チェンジャー”と評されており、後者はかつてアーセナルでもプレーしたジルーと比較される選手です。
なお、ザークツィーに関してはACミラン行きが有力視されていますが、交渉がとん挫するようなことがあればアーセナルが行動を起こす可能性があるとジェイコブズ氏はみているようです。
この様にストライカー獲得に動いているアーセナルですが中盤の選手補強にも動いており、デクラン・ライスを補完できる選手を探しているのだとか。
ライスは6番でも8番でもプレーできる選手ですが、ジェイコブズ氏によるとクラブがライスの(書類上の)定位置をどこに定義しているかによって獲得する選手のプロフィールが変わってくるそうです。
今のところレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディが有力候補となっているようですが、ソシエダに強い愛着を持っているスビメンディを説得できるかどうかが最大の課題とされています。
スビメンディの契約には6,000万ユーロ(約102億円)のバイアウトが設定されているものの、ピッチ内外でとても馴染んでいるため説得するのはなかなか難しいかもしれません。
スビメンディのほかにもアストン・ヴィラのドウグラス・ルイスやベンフィカのジョアン・ネヴィス、ニューカッスルのブルーノ・ギマラインスといった名前も取り沙汰されています。
アーセナルは選手獲得の他に放出も検討しているとされておりエンケティアやラムズデール、パーテイなどの名前が挙がっています。
ジェイコブズ氏によると、エンケティアに関しては新たなストライカーの獲得が実現した場合は移籍の可能性が高まるようで、以前からクリスタル・パレスが強い関心を示しているようです。
パーテイに関しては今夏の退団が濃厚だとする報道もありますが、必ずしも退団が決まっている訳では無いとジェイコブズ氏は述べています。このまま契約最終年を迎える可能性も十分あるとのこと。
ラムズデールは出場機会を求めて移籍すると見られており、オファー次第では海外への移籍も辞さない構えを見せているそうです。
ただ、現在はイングランド代表としてEURO2024が控えていることもあり、EUROが終わるまでは移籍に進展はみられないでしょう。
アーセナルはラムズデールをプロとして模範的な選手でありピッチ内外でチームに影響を与えられる人物として非常に高く評価していますが、彼が正GKとしてのプレーを望んでいることも理解しており、適切な金額のオファーが届いたら渋々ながら移籍を容認するとみられています。
(ソース:GIVEMESPORT)
ラヤを完全移籍で獲得する手続きを開始
🔴⚪️⤵️ Arsenal are completing formal documents for David Raya permanent move from Brentford. https://t.co/jA3pQosfEs
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 12, 2024
移籍市場の情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルはブレントフォードからローン移籍で加入しているダビド・ラヤを完全移籍で獲得するため、買取オプションの行使に必要な正式な書類を準備したそうです。
アーセナルは昨夏にローン移籍で獲得した時点で買取オプションの行使を既定路線としており、その方針は今も変わっていないとのこと。
買取オプションの金額は2,700万ポンド(約54億円)です。
