ベンゲル:ロンドン・コルニーでの最後の記者会見

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今シーズン最終戦となるハダースフィールド戦へ向けてのプレス・カンファレンスがロンドン・コルニーで行われました。アウェー戦のため、ベンゲルにとってコルニーで行う最後の会見となります。

 

ベンゲル:後任監督へのアドバイス

ベンゲル監督

「私から後任監督へのアドバイスは、ベストを尽くすこととクラブの価値を尊重することだ。このクラブは世界中でリスペクトされているからね。また、後任には彼自身のアイディアを持ち込んで欲しいと思っている。」

「それは試合に対する別の見方をもたらすことになる。それは選手たちがこれまでとは異なる視点を得るチャンスだ。その一方で、これまで築き上げてきたものも尊重して欲しい。人々も気に入っているものだからね。」

「日曜日に、ファンへ向けてお別れの挨拶を行なった時も、彼らは私の誠実さと忠誠心、そしてクラブの価値に献身的に尽くし、クラブの為にベストを尽くしてきたことを尊重してくれたと思っている。もちろん、中には私のこれまでの判断を支持していない人もいたことだろう。」

「彼は私に ” 自分達はあなたを支持する ” と伝えたかったのだと思う。後任の監督にも是非そうして欲しい。」

(ソース:Arsenal.com

 

ベンゲル:22年間で最高の仕事とは?

一番の思い出はなにか?

「最初のタイトル獲得だと思う。なぜなら、私は全くの無名だったし、初めて1年を通して指揮をとったシーズンでリーグ優勝できたのだからね。ただ、個人的には2006年〜2015年にかけてが私自身が最も力強くならなければいけない時期だったし、最高の仕事ができた時期だったと思う。」

「スタジアム建設により使用できるリソースが制限される状況を5年に渡って受け入れなければならなかったし、その間も負債を返済できる様にクラブのポジションを維持する必要があったのだ。これらのこともあって、この期間は最高の仕事をしていたと自負している。最も魅力的とは言えないが、最高に難しい仕事だった。」

 

戦い方をどう変えてきたのか?

「常に直前の試合でそうなる。レスター戦はなんの問題もなかったが、アトレティコ・マドリー戦は違う。その2試合によってELは準決勝で敗退してしまったのだからね。1stレグを1-1で終えた時は(2ndレグは)3-0が求められるので、その時は変更しなければならない。私のこれまでの経験から、1stレグの後半で1-0となっているのだから1-1に追いつかれて終わるとは考えもしなかった。2点目を奪えたかもしれないとも思ったが、追加点を奪うことはできなかった。いつだって最後の最後での失点が一番辛いのだ。」

 

2006年のCL決勝戦ではなくて?

「2006年のことで今から11年以上前のことだが、今でも傷は癒えていない。だが、一番最近の敗戦で大きな痛手だったのはアトレティコ・マドリー戦だ。」

 

アーセナルで最高のチームだったのは1998年か2004年か?

「2004年だ。彼らの偉業はプレミアリーグで唯一のものだからね。1998年のチームも大好きだった。なぜなら、私がここへ来る前に考えていたより、何名かの選手は遥かに優秀だと分かったからだ。彼らはとてもインテリジェンスだったし、経験豊富なチームだった。そこに2002年と2004年に素晴らしいクォリティを持った選手を新たに加えることができた。それがインヴィンシブルズだ。」

 

あなたが残すレガシーはトロフィーか?それともスタジアムか?

「それらはほんの一部に過ぎない。それよりも、選手達と歩んできた道のりの方が重要だしレガシーだと言えるだろう。我々が共に獲得してきたトロフィーよりも、選手達の人間的な側面からより多くのメッセージを得てきた。それは選手が持ち続けるものであり、クラブの価値にも繋がるものだ。そして、選手がどこか他の場所へ行ったときにそれを痛感するのだ。そして、監督はどういうフットボールを行うかに影響を与えるのでプレースタイルが求められる。大好きな試合から得たアイディアを提供するのだ。また、監督はクラブの構造や選手達の生活にも影響を与えられる。これらが全て一体となっている事を覚えておいて欲しい。」

(ソース:Arsenal.com

 

ベンゲル:監督就任後、最初の記者会見の思い出

一番最初のプレス・カンファレンスについて…

「私の英語がかなり酷かったのを覚えているよ!笑 それに、私がどこからともなくやって来たので、人々は私に興味津々だった。だが、私はその際に述べたことを忠実に守ってきた。すなわち、ここで見つけたリソースを忠実に守っていくことが私の仕事の一つだったのだ。世界は変わり、選手はとてもリッチになった。私はできるだけこのクラブの伝統と価値を守り続けようと努力してきた。全体的に見れば、そこまで悪い出来ではなかったと思っているよ。」

 

メディアから姿を消すことになるのか?

「そうなるだろうね。あれこれ私に質問することも無いだろうから。私は常に試合が好きでフットボールが大好きだと言ってきた。みなさんと試合について色々と話ができたことに満足している。ただ、殆どのプレス・カンファレンスは楽しいものではなかったよ。時には様々な理由から感情的になることもあった。それでも、愛する試合について色々と話せることに満足していた。そのプレス・カンファレンスももう無くなる。」

 

 長期政権を敷く指揮官がプレスの前に現れるのは最後になるだろうか?

ファーガソンの最後のプレス・カンファレンスはとてもユニークなものだった。彼が元気になることを願っている。彼はとても上手くやっていたと思う。彼が26年間で私が22年間だ。何人かの若手監督はすでに5〜6年指揮をとっている者もいる。22年間も指揮をとる人物が出てくるか? それは分からない。だが、私が最後になるとも言い切れない。再び現れる可能性はあるよ。」

 

ずっと午前8時45分にプレス・カンファレンスを行ってきたが…

「まず、私は早起きが好きだし、プレスのみなさんがとても早起きだからだよ! 大体は午前10時か11時に始まるようだね。その辺が少し苦労するところだろう。早めに始めれば、会見に記者のみなさんが全員揃うこともないだろうから、私はとても楽なのだ!笑」

(ソース:Arsenal.com

 

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