ベンゲルが1試合限りの監督復帰へ
2018年にアーセナルの監督を退任し、現在はFIFAでグローバル・フットボール・デベロップメント部門の責任者を務めてるベンゲルですが、来年1月に1試合限りで監督に復帰するらしいです。
来年1月にサウジアラビアで行われるリヤド・シーズン・カップで、パリSGとアル・ヒラル&アル・ナスルの選抜チームが対戦します。
この親善試合でベンゲルにアル・ヒラル&アル・ナスルの選抜チームを指揮するよう依頼を受け、契約書にサインしたようです。
これはサウジアラビア国内の観光と娯楽を統括するエンターテイメント総局の責任者トルキ・アル=シェイク氏が自身のTwitterで明かしています。
リヤド・シーズンとはサウジアラビア最大のエンターテイメント・イベントで、演劇や文化的な展示会、スポーツの試合など100以上のイベントが開催される、中東最大の観光・娯楽イベントらしいです。
その目玉イベントの一つとしてパリSG vs アル・ヒラル&アル・ナスル選抜チームの試合が行われるのだとか。
サウジアラビアと言えば最近、政府系投資ファンドのPIFがニューカッスルを買収したばかりですが、同国は深刻な人権侵害が横行しているとして強く非難されています。
ニューカッスルの買収はスポーツを通してイメージアップを図るスポーツ・ウォッシングだと指摘する声もあり、今回ベンゲルが監督を受託したことで彼もそれに加担したとして批判される可能性があります。
(ソース:football.london)
ベジェリンは来季もベティスでプレー?
現在シーズン・ローンでレアル・ベティスに加入しているベジェリンですが、ローン期間終了後もアーセナルに復帰するつもりは無いようです。
スペインのEl Desmarqueのインタビューに応じたベジェリンは次のように語っています。
ベジェリン
「どうなるか分からない。だけど、僕が常々言っているように『来年もここに居るつもりが無いなら最初から来なかっただろう』ってことだ。決めなきゃいけないことは沢山あるけれど、まずはここでの1年を楽しみたい。今後どうなるかはその時分かるよ。」
ベジェリンとアーセナルの契約は来シーズンまでとなっており、アーセナルが移籍金を得ようと思ったら来夏に売却する必要があります。
また、ベジェリンはレアル・ベティスへのローン移籍に際して、大幅な賃金カットを受け入れたと報じられていますが、それを認めるコメントもしています。
「僕らの仕事にはお金も重要だとは思う。だけど、今のフットボール界にはスポーツやクラブに対する愛情が失われつつあると感じている。
僕は子供の頃からそれらを理解していたし、愛情も持っていたのでお金より優先すべきことがあるんだ。
この1年半、僕たちは様々なことを様々なことを考え直した。
僕にとってもそうだし皆んなにとっても、単純にお金やここまで来るのに費やした費用という側面だけでなく、オペレーションを遂行するための努力が必要だった。
最終的にはそれらの努力が報われたけど、僕が決断を下す際にはお金より他のことを優先させていた。」
ベジェリンは監督がアルテタに交代してから徐々に出場機会を失っており、昨シーズン終盤はチャンバースにポジションを奪われました。
今シーズンも開幕から4試合続けて出場機会がありませんでした。その様な状況を受け、ベジェリンは自ら分析会社に依頼してベティスが自分のスタイルに合っているかどうかを調べ上げた上でローン移籍を受けれたそうです。
ベジェリンを放出したアーセナルはその直後にボローニャから冨安を獲得しています。
(ソース:Daily Mail)
11月号のフットボリスタでは「All or Nothing ~アーセナル沼へようこそ~」と題したアーセナル特集が組まれています