【アーセナルNEWS】冨安:これまでに聞いたことのない大歓声だった

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冨安:これまでに聞いたことのない大歓声だった

先週末に行われたトテナム戦のマッチデイ・プログラムに冨安のインタビューが掲載されていました。その内容が公式HPに転載されたのでご紹介します。

冨安
「デビューの日は本当に最高だった。プレミアリーグでプレーするのが夢だっただけに、僕のとって特別な日になった。

特にエミレーツ・スタジアムでプレーできたことが素晴らしかったね。これまでに聞いたことの無い大声援だった。だから、僕にとっては一生忘れられない特別な日になったと思う。

あんなに大勢のサポーターの前に立つのは初めての経験だったので声援に驚いた。でも試合中はプレーに集中することができたかな。自分のパフォーマンスに集中する必要があったから、そうする様に努めていたんだ。

これまでのキャリアで一番観客が多かったのは、代表でのアジアカップ決勝と2019年のカタール戦だったと思う。だけど、どちらもエミレーツほどの規模じゃなかった。こっちの方がずっと大きいスタジアムだし歓声もすごかった!

僕にとっては驚きの連続だった。ピッチに入った瞬間から声援が聞こえてきたし、僕がボールを持ったりプレーする度に大声援が聞こえてきたからね。もちろん、ゴールを決めたあとも凄かった。

残念ながら友達や家族は観に来れなかったんだ。すぐ観に来れる様になって欲しいよ。両親も早く観に行きたいと言っているんだ。

 

入団以来、全ての選手やスタッフがいろいろと手助けしてくれて助かった。ノリッジ戦の前は正直言ってもの凄く緊張していたんだけど、だからこそ選手全員で手助けしてくれた事に感謝してる。

ウーデゴールが『楽しもうぜ』って言ってくれたんだけど、その通りに出来たと思う。3Pも獲得できたし良かった。

僕にとっても充実した1日だったけど、パフォーマンスの面では100%満足できた訳じゃないってのが本音かな。

特にディフェンス面で何度かミスをしてしまったからね。でも、デビュー戦だったしこれから良くなっていくと思うよ。

試合後、誰かと連絡を取ったりはしてないかな。両親にメッセージを送ったらおめでとうって言われたくらいだ。

まだ始まったばかりだし、1試合プレーしただけだ。まだまだハードワークしていく必要があると思ってる。

 

その試合(2015年11月にマンチェスターで行われたU-19の代表戦でイングランド代表に5-1で完敗した試合)こそ僕がプレミアリーグでプレーしたいと思った理由の一つだよ。

5-1で負けたし殆ど何も出来なかったんだ。その時にいつかイングランドでプレーできるレベルにならないといけないって思った。

そのレベルに到達する為にはもっともっと上手くなる必要があると思っていたし、それを目標としていた。

今こうしてプレミアリーグでプレーしている事に満足しているし、これからも努力し続けるよ。

 

(移籍市場最終日に加入が決まった事について)アーセナルは世界屈指のビッグ・クラブだから断る理由なんて無かった。

オファーをもらったときは、単純にアーセナルの一員になりたいと思っただけだった。より高いレベルでプレーしたいと思っていたから、そのチャンスを与えてくれたアーセナルに感謝している。でも、最初聞いたときは信じられなかったよ。

その話を聞いたときはもの凄く興奮したね。誰かに相談したりアドバイスをもらう必要なんて無かった。僕にとっては簡単な決断だったよ。

なんてたってアーセナルだからね。監督と話をするまでもなく契約書にサインした。加入したかったんだ。

 

(デビュー戦前は)チームに合流したのが数日前だったし、試合前にチームの練習に参加したのも2回だけだった。でも、チームメイトのみんながとても親切にしてくれて手助けしてくれたから、すぐチームの一員になれた感じだったよ。

ぺぺとは代表戦で一度対戦したことがあるので面識はあったけど、他の選手達はみんな初対面だった。

フットボールやロンドンでの生活にもっと慣れる必要があるのは分かってる。でも、今みたいなサポートがあるなら直ぐに慣れると思う。

 

実はフットボールの試合はあまり観ないんだ。でも、昔からプレミアリーグが好きだったのは本当だよ。それは多分、吉田麻也さんがサウサンプトンでプレーしていたからだと思う。

彼とは親しくて日本代表でも共にプレーしたことがある。だから、プレミアリーグのこととかプレーしてみた感想とかいろいろ聞いていたんだ。

彼からたくさんの事を教わった。いまプレミアリーグと聞いて真っ先に思い浮かべるのが吉田麻也さんだね。彼もDFで隣でプレーしたこともあるから。もちろん彼からいろいろと学びたいと思ってる。フットボール以外の面でもね。

 

僕の夢はプレミアリーグで優勝することだ。これが僕の最大の夢だ。それと同じくらいCLで優勝するのも夢見てる。それを実現させるために全てを捧げるつもりだ。

僕は毎日上達したいと思っていて、その為には他の選手や監督から学ばないといけない。それだけだ。学び続けてどんどん改善していきたい。

僕はDFだから毎試合のようにクリーンシートを達成したいと思ってる。何よりも重要なのは試合に勝って3P獲得することだ。

クリーンシートを達成できれば1ゴール決めるだけで勝てるんだよ。だから僕はクリーンシートに拘っているんだ。

 

(日本人のサポーターが歓喜していることについて)そうだね、彼らが興奮しているのは知ってるよ(笑)アーセナルでプレーすることは日本の人々にとって大きな意味があるんだ。

でも、正直なところファンからの注目を気にする必要はないと思っている。アーセナルで良いプレーと良い仕事をすることに集中しないとね。

日本の人達がフットボール大好きなのは事実だよ。日本で最も人気あるスポーツの一つじゃないかな。野球も人気があるけど、今はフットボールが一番だと思う。

 

オリンピックは無観客だったので寂しかったよ。もちろん、日本で開催されるオリンピックだったから楽しみにしていたけど、サポーターがいたらずっと良かったと思う。その点は残念だった。

でも、僕らにはどうしようないでしょ? だけど、準決勝に進出できたし良い経験になったよ。

 

イタリアでも無観客でプレーしていたし、前回の代表戦ウィークでも中国代表やカタール代表との試合も無観客だった。

だから、再びファンがスタジアムに戻ってきたのは嬉しいね。ロンドンでのデビュー戦もおかげで特別なものになったよ。

個人的にはサポーターからいつも沢山のエネルギーをもらったりして助けられてる。本当に助かってるんだ。

 

アーセナルでは右SBとしてプレーすることが多くなると思うけど、どこでプレーするかは問題じゃない。CBや左SBとしてもプレーできるからね。

それに、僕自身はどのポジションでも良いと思っていて、ただプレーしたいだけなんだ。

CBでも右SBでもフットボールはフットボールなんだ! ポジションはあまり関係ない。常に頭を使ってプレーしなきゃいけないし、ディフェンスはどのポジションもクレバーさが必要だからね。

実際、若い頃はストライカーだったし、高校ではMFとしてプレーしていた。僕にとって何より重要なのは試合に出ることなんだ。トレーニングで自分の価値を証明してメンバー入りしたいと思っている。

 

アーセナルには優秀なDFが揃っていると思うので、あとは一緒にプレーして上手く守れるという自信が必要かな。

毎試合、情熱を持ってプレーして自分の仕事をキチンとこなせば、今シーズンはノリッジ戦のようにクリーンシートをたくさん達成できると思う。

でも、いつだってそれを実現できるかどうかは自分たち次第だ。だから、今はしっかりやらないとね。」

(ソース:Arsenal.com

 

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