【アーセナル移籍ゴシップ】ウィリアン獲得は吉と出るか凶と出るか

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ウィリアン獲得は吉と出るか凶と出るか

アーセナルは、チェルシーをFAになることが濃厚なブラジル代表WGウィリアン(31)の獲得に動いており、合意に迫っていると報じられています。

 

この移籍話に関して、Goal.comのアーセナル担当記者、チャールズ・ワッツ氏が「ウィリアン獲得に賛否両論」と言う記事を書いているので要約します。

 

ウィリアン獲得に賛否両論

ブラジル代表WGウィリアンはスタンフォード・ブリッジで7年間過ごしたあと、FAカップ覇者へのフリー移籍を完了すると見込まれている。この可能性については、アーセナル・ファンの間でも話題になっているようだ。

 

ウィリアンのエミレーツ・スタジアムへの移籍はまもなく完了するとみられており、ガナーズは同じロンドンを拠点とするチェルシーからフリーで獲得することを望んでいる。

 

ブルースの監督を務めるランパードは残留を望んでいるものの、今のところウィリアンはチェルシーから提示された2年契約のオファーを拒否している。3年契約を希望しているためだ。

 

一方のアーセナルは31歳の選手に対して、彼が望む内容をオファーする用意があるらしく、土曜日に行われるCLベスト16の2ndレグ:バイエルン・ミュンヘン戦が終了したあと、正式な契約が行われる可能性がある。

 

この移籍については賛否両論分かれるところだが、ここではその長所と短所について考えてみたい。

 

ウィリアン獲得の長所

ウィリアンは来週に32歳を迎えるが、まだまだ衰える気配がない。事実、リーグ戦再開以降はプリシッチやジルーらと共に、チェルシーで最も影響力のある選手になっている。

 

6月にプレミアリーグが再開してから4ゴールを決めており、チェルシーのトップ4入りと来季のCL出場権獲得に大きく貢献している。

 

昨シーズンのウィリアンはリーグ戦で9ゴール7アシストを記録しているが、特にアシスト数は2017-2018シーズンに記録したキャリア・ハイに匹敵する成績だ。

 

多くの人々が彼の年齢を指摘し、アーセナルはもっと若い選手を獲得すべきだと言うだろうが、今シーズンのウィリアンは全ての大会を通して47試合に出場しており、怪我も殆どしない。

 

事実、2013年にアンジ・マハチカラからチェルシーに加入してから、1シーズンの出場数が40試合を下回ったことが一度もない。

 

そして、なによりもランパードが契約延長を望んでいると言う事実が、彼がまだトップレベルでプレーできることを証明している。 

 

ウィリアンはアーセナルのチームに真の多才さを加えるだろう。彼は左右どちらのウィングでも同じように活躍でき、中央で10番としてもプレーすることが出来る。

 

アルテタは来シーズンから4-3-3のフォーメーションに移行させると見られているが、このブラジル人選手はそのシステムの中でより多くのオプションをアルテタに与えてくれるだろう。

 

最近のアーセナルはクリエイティブさを発揮するのに苦労しており、しばしばオーバメヤンとラカゼットがその影響を受けている。

 

彼らはストライカーの両サイドや後方の中央エリアから、より多くのクリエイティブさを必要としている。

 

今シーズンのウィリアンはチェルシーで90分間あたり平均して1.7回のチャンスを生み出しており、 この数字はエジル(1.4回)・サカ(1.3回)・ぺぺ(1.1回)・セバージョス(1.1回)よりも多い。

 

また、彼はビッグ・ゲーム・プレーヤーとしても知られており、チェルシー時代のベスト・パフォーマンスは、国内外問わずトップ・チームを相手にした際に発揮されている。このことから、アーセナルが必要とする勝者のメンタリティをチームにもたらしてくれるだろう。

 

ウィリアンはプレミアリーグを熟知しているし、ロンドンにも定住しているので(アーセナルに)適応するのに苦労しないだろう。アーセナル内にも友人がいるので、加入しても直ぐ馴染むと思われる。

 

オフが短い今季にとって、直ぐチームに馴染むことは新シーズンを前に必要不可欠だろう。

 

ウィリアン獲得の短所

この移籍に関して懸念されるのは、3年契約になると言う点だろう。ウィリアンは来週32歳になるため、このままアーセナルと契約すれば35歳までプレーすることになる。今はまだトップレベルを維持しているが、契約最終年までそれを維持できるかは疑問だ。

 

そのため、ランパードが契約延長を熱望しているにも関わらず、チェルシーが頑なに2年契約のオファーを変更しない理由も理解できる。 

 

アーセナルは契約の最終年に近づいている選手の成績が芳しくない場合、移籍させるのが難しいと言う考えで一貫している。彼らに必要なのは、ピークを過ぎた高給取りの選手をもう一人増やすことではない。

 

エジルの週給35万ポンド(約4,832万円)と言う給与にクラブ首脳陣は頭を悩ませ続けているが、このドイツ人選手はウィリアンより9ヶ月若いだけだ。

 

同じことがムヒタリアンにも言えるし、ソクラテスも状況は同じだ。アーセナルは放出を希望しているが、このDFは来夏までとなっている契約終了までチームに留まることに決めている様だ。

 

恐いのはウィリアンのパフォーマンスが18ヶ月後に衰え始めたときだ。そうなると、アーセナルはまたしても高給取りの選手に縛られることになる。

 

また、ウィリアンはゴールを量産できるタイプの選手ではない。アーセナルは中盤からのゴールをもっと増やす必要がある。彼が定期的にゴールネットを揺らせないことは、チェルシー・ファンの不満の一つであり、しばしばパフォーマンスの一貫性が疑問視されている。

 

評決

アーセナル・ファンの中に、彼の年齢と要求されている契約年数から、ウィリアンの獲得に疑問を人々がいることは理解できる。 

 

アーセナルにとっては2年契約の方が明らかに良い選択肢だろう。もしくは、2年契約+1年の契約延長オプションと言う選択肢もある。

 

しかしながら、ウィリアンはFAという有利な立場にある。彼は今シーズンのチェルシーで示した様に未だトップ・プレーヤーであり、テーブルの上には他にもオファーが届いている(そのうち幾つかはより有利な内容だ)。

 

アーセナルとアルテタがどうしてもウィリアンを獲得したければ、彼の望むオファーを提示する必要がある。つまり3年契約だ。

 

ウィリアンは他の選手と比べてもそこまで高給取りではない。チェルシーでは週給12万ポンド(約1,658万円)である。アーセナルへ加入する場合、契約金はかなりの金額になると思われるが、給与は殆ど変わらないだろう。 

 

つまり、3年契約でもアーセナルが支払うコストは総額2,000万ポンド(約28億円)で、彼らにとっては大した金額ではないと思われる。

 

ノース・ロンドンで、契約年数の半分の期間でも今シーズンと同じ成績を残せれば十分元は取れる。そのうえ、チェルシー時代がそうであった様に、アルテタの下にいる若手選手にも良い影響を与えられるなら尚更だ。

 

さらに、アーセナルの現時点での野望はリバプールやシティとタイトル争いを行うことではなく、トップ4入りを果たすことであり、ウィリアンがその助けになることは間違いない。

 

アルテタはチームに将来性豊かな若手を多く抱えているが、彼らはもっと経験を積む必要があり、ウィリアンはそれを提供してくれるだろう。また、前線の様々なポジションをこなせるという汎用性ももたらしてくると思う。

(ソース:Goal.com

  

https://www.afcwatch.com/entry/arsenal-transfergossip-2020-8-4/

  

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