【アーセナルNEWS】エドゥTDが移籍市場について語る

 「我々の仕事ぶりに満足しているよ。なぜなら、誰もがコロナ渦という極めて困難な状況に直面にしているが、それはマーケットでも同じだからだ。どのクラブも今後の見通しや資金の有無、収益についてとても心配しているので非常に難しかった。

そういう状況もあってかなり難しいチャレンジだったけれど、我々の仕事ぶりは素晴らしかったと思う。私一人がという話でもアルテタがという話でもない。クラブには我々の周りに多くの関係者がいて、財務や法律、医療、リクルート、そしてローン・マネージャーなど重要な役割を果たした人々がたくさん居る。彼らについても言及しておく必要があるだろう。

しかしながら、我々は多大な支援を賜った取締役会やオーナーからの支援を忘れてはならない。彼らがいなければ我々は何も出来ないからね。共に仕事をしてコミュニケーションがしっかり取れている事にとても満足している。

私達はほぼ毎日連絡を取り合っているが、これは素晴らしいことだと思っている。そういう関係を築きたいと言うことは彼らにも伝えてあったが、それが私の大きな力になった。私やミケルの力となっているので、今はそう言う感じで仕事を進めている。」

「チームはクォリティやフィジカル面で強化されたと思う。トーマス（・パーテイ）は我々が考える今後のプランに入っていた。私とミケルの話し合いの中で、我々が最も獲得に力を入れていた選手は全て獲得できたと思う。

ウィリアンは経験もそうだが、スピードという面でも我々に特別なフィジカルをもたらしてくれる。ガブリエウはフィジカルと存在感を感じさせてくれるし、ダニ（・セバージョス）はクォリティをもたらしてくれる。トーマスはフィジカルとクォリティだ。それにメンタルもすごく強い。

しかし、最終的に我々が獲得した選手を見渡すと、彼はここ（脚を指差しながら）がとても良いが、ここ（頭を指差して）はもっと優れている。これは私にとって肝心なことなんだ。

選手達と話をすると、彼らは野心を持っているしワクワクしている。そして何よりタイトルを熱望しているんだ。私としては、ここ（脚）が素晴らしい選手だけではなく、ここ（頭）も優れた選手が我々のチームにいることが重要だと考えている。そして彼らはそれを兼ね備えている。」 

「これは私が強調しておきたいもう一つの優れた功績だ。なぜなら普通、人々は補強についてのみ話題にするが、私やミケルは既に我々の元にいる選手に対しても時間を割いているからだ。

つまり、選手を一新することは必要だが、今ここに居る選手達にも敬意を払わなければならない。そう言うことは早めにやっておくつもりだ。

ご承知の通り、移籍市場が始まる前にマルティネッリと契約延長したし、ブカヨ（・サカ）やオーバもマーケットの最中に実現させた。

この3名との契約延長は移籍市場が開く前に済ませておきたかったのだが、当然ながら話し合いや交渉もあるしミーティングも行う必要がある。だが、我々はそれをやり切った。ここが重要なポイントだよ。」 

「いつの日か、我々がどの様に動こうとして、実際にどう動いたかをファンの皆さんにお見せしたいと思っている。なぜなら、6〜7ヶ月前にミケル一緒に作ったプランには、既にトーマスが入っていたからだ。

この事からも、クラブに相応しい選手を見つけるには何ヶ月にもおよぶ努力が必要だとわかるはずだ。

やるべき事がたくさんあったし、ミーティングもたくさんした。それに、どうやって選手を獲得するかも考えなければいけなかった。

仮に選手を獲得できる財務状況だったとしても、法的な手続きや金銭面での手続き、選手やエージェントとの交渉など、獲得までにやらなきゃいけない事が山ほどあるんだ。しかし、我々はやり切った！」