【アーセナルNEWS】マリがローン移籍へ、アルテタがエメルソン・ロイヤル獲得交渉を中断させた他

スポンサーリンク

公式:イリエフと契約解除

アーセナルはGKデヤン・イリエフ(26)と双方合意の上で契約解除したと発表しました。イリエフは今シーズン初めからスロバキア・スーパーリーフのSKFセレドにローン移籍していましたが、こちらも契約終了となっています。

イリエフは2012年9月に北マケドニアのFKベラシツァからアーセナル・アカデミーに加入しています。最近はプレミアリーグ2に出場するU-23でキャプテンも務めていました。

(ソース:Arsenal.com

 

公式:若手2人がローンから復帰

アーセナルはリーグ1のポーツマスへローン移籍していたミゲル・アゼースと、チャンピオンシップのブラックプールへローン移籍していたジョン=ジュールスの2人がローンから復帰したと発表しました。

アゼースはポーツマスで10試合に出場し1ゴールを決めています。ジョン=ジュールスはブラックプールで12試合に出場しました。

2人ともアーセナル・アカデミーで育った生え抜きで、トップチームのトレーニングに参加するなど将来を嘱望されている選手です。

(ソース:Arsenal.comその1その2

 

ウディネーゼとマリのローン移籍で合意

 

移籍市場の情報に精通しており、精度の高い情報発信で知られるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルとウディネーゼはパブロ・マリのローン移籍で合意に達したとのこと。

期間は今シーズン終了までの6ヶ月間で、買取オプションは付帯しないそうです。マリは今週中にイタリア入りしてメディカル・チェクを受ける予定だとか。

なお、マリには南米のクラブからもオファーが届いていたそうですが、本人はそれを断ってヨーロッパに残る道を選択したようです。

 

オーバメヤンが代表を離脱しクラブへ復帰

BBCによると、アフリカ・ネイションズ・カップに参加するガボン代表に招集されていたオーバメヤンですが、検査で心臓に異常が見つかったことから詳しい検査を受けるためアーセナルへ戻る予定です。

オーバメヤンはカメルーン代表との初戦のため1月6日に現地入りした際、検査でCovid-19の陽性が確認されました。そして、その後の検査で心臓に異常が見つかったとされています。

オーバメヤンと同じくCovid-19に感染したマリオ・レミナも心臓に異常が見つかり、代表を離脱して詳しい検査を受けるのだとか。

(ソース:BBC

 

アルテタがエメルソン・ロイヤル獲得交渉を中断させた

アーセナルは昨夏の移籍市場で、当時バルセロナに所属していたブラジル代表SBエメルソン・ロイヤル(23)の獲得に動いていたものの、アルテタがロイヤルの獲得に疑問を持っていたため交渉を中断させたとガーディアンが報じています。

アーセナルは右SBの補強に動いていたいましたが移籍市場終盤になっても獲得できずにいました。その様な状況の中でエメルソン・ロイヤルを獲得するという話が浮上したそうです。

分析チームはデータ分析に基づいてGOサインを出したことで、エドゥは選手側と接触して交渉を開始していました。

当時のアーセナルはリーグ戦で最下位に沈んでおり、メディアやファンから猛烈な批判を浴びている最中でした。移籍市場の期間が迫っているなかで右SBの補強が行えないばかりか、トテナムもエメルソン・ロイヤル獲得に動いていて争奪戦となっていました。

しかし、その様な状況にあってもアルテタは獲得に納得できなかったため交渉を中断させたそうです。

 

アーセナルの撤退を知ったトテナムは2,600万ポンド前後とされるオファーを出して一気に交渉をまとめ、エメルソン・ロイヤル獲得に至りました。

トテナムが意中の選手を獲得した一方で、アーセナルは移籍市場最終日にボローニャから冨安を獲得します。あれから6ヶ月が経過しましたが、プレミアリーグへの適応において両選手の明暗が分かれています。

エメルソン・ロイヤルは足元のテクニックに優れており身体能力も高いですが、二つ以上のスキルセット(ラン&クロスやチャージ&タックルなど)を指示されるとパニックに陥りミスを繰り返しています。

もちろん、エメルソン・ロイヤルが酷いパフォーマンスという訳ではなく、コンテ監督やトテナムが必要とするタイプの選手では無かったのです。

そのため、トテナムはエメルソン・ロイヤルの代わりとしてアマダ・トラオレをクラブ史上最高額の移籍金で獲得しようとしています。

アルテタはエメルソン・ロイヤルがイングランドのフットボールに適応しそうにないことを見抜いていたとされています。

事実、冨安はすぐにイングランドのフットボールに適応しており、空中戦で無類の強さを発揮しているほか、常に冷静さを失わず様々なタスクをこなしています。

 

ここ数年のアーセナルは、メディアやファンから冷笑されるリスクを冒してでもエジルやオーバメヤンといったベテランのスター選手をスカッドから外す決断を下しています。

その根底には長期的なビジョンがあって、それに基づいて難しい決断を下しています。そして、ここでいうビジョンとはアルテタの持つビジョンです。

アルテタはアーセナルの監督就任以来、様々な批判に晒されてきました。今シーズンは開幕から3連敗したことでメディアやファンから猛烈なバッシングを受けたほか、2020年のクリスマス・シーズンには15位と沈んでおり降格争いが現実味を帯びたこともありました。

クラブにとってはアルテタを解任することが最も簡単な解決法となる時期が何度かありましたが、それでもクラブは一貫してアルテタのビジョンを支持し続けます。

それが最もよく現れたのが昨夏の移籍市場でしょう。エメルソン・ロイヤルの獲得から撤退する一方で、アルテタが獲得を希望したホワイトとラムズデールに関しては、市場価値以上の莫大な移籍金を支払って獲得しています。

その反面、ウィリアンを放出しレノやコラシナツ、オーバメヤンなどベテラン選手の放出にも動いています。

 

もちろん、アーセナルも大きなリスクを背負っています。AFCON参加のためトーマスやぺぺなどが離脱して選手層が薄くなっているほか、エンケティアやラカゼットとは契約延長を巡る交渉が難航しています。

これらの風向き次第では1月に大問題が起こる可能性をはらんでいます。また、トテナムとの直接対決も控えています。

もしノース・ロンドン・ダービーで敗れるようなことがあれば、再びチームの改革と血の入れ替えを求める声は高まるでしょう。

ですが、アーセナルには勇気を持って信念を維持し続けることが求められます。今のアルテタにはあと少しの忍耐が必要なのです。

(ソース:The Guardian

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました