ポドルスキーがクラブを離れた理由を語る
クラブの公式Podcastに登場したポドルスキーが、2015年にクラブから去る決断をした理由について、 ” 本当は移籍したくなかったけど…そうするしかなかった ” と語っています。
ポドルスキー
「常に理由はあるんだ。プレー出来ないことで選手が不満を抱えているかもしれないし、監督の望むプレーが出来なくて彼が不満を持っているかもしれない。または、監督が他の選手に注目していることだってあるだろう。
どうしてそうなったかは分からないんだ。幾つかの試合で凄く良いプレーをしたけれど、良いプレーをしてゴールを決めても次の試合で再びベンチに座ることもあった。
そういう事もあって ” この状況を変える必要がある ” と考え始めたんだ。アーセナルでプレーする準備は出来ているつもりだった。スタメンか試合の早い段階で交代出場できると思っていたけど、そうはならなかった。
どんな理由があったにせよ、フットボールやスポーツではあり得る事だし、それが移籍を決めた理由だよ。それが人生でありスポーツなんだ。
移籍したくは無かったけど、フットボールをプレーしたいと思っていたから、そうするより他は無かった。僕はピッチに立ちたかったんだ。
だけど、アーセナルでは本当に素晴らしい時間を過ごせていたので、あと数年は残りたかったというのが本音かな。
チームや周りのスタッフ、そしてクラブの誰もがフレンドリーで家族みたいだったよ。それに偉大なファンや素晴らしい街とスタジアム、どれも最高だった!
とても楽しかったんだけど、最終的には移籍することになってしまったんだ。
アーセナルとは自分の置かれている状況について何度か話し合っていて、” 試合に出たいし、もっと早い時間から使って欲しい ” と伝えていた。
だけど、もちろん決めるのは監督だ。監督として選手にボーナスを約束することは出来ないし、常にプレーできる保証を与えることもできない。
どんな監督も(選手の)好きにはさせてくれない。だから僕は自分で決断して前へ進むことにしたんだ。」
(ソース:Arsenal.com)
ポドルスキー:2014年のFAカップ優勝を振り返る
2014年のFAカップ決勝で、アーセナルはハル・シティと対戦します。それまでアーセナルはタイトルから9年間も遠ざかっており、悲願の優勝へ向けて突き進んでいました。
試合前の予想ではアーセナル優位と見られていましたが、試合は開始早々からハル・Cに先制点を許し、さらに追加点を奪われる苦しい展開になります。
その後アーセナルは怒涛の追い上げを見せて同点に追いつき、延長戦でラムジーの決勝ゴールで試合を決め、9年ぶりのタイトルを獲得します。
ポドルスキーは優勝したときの気持ちや、試合後のセレブレーションでベンゲルにシャンパンを掛けた思い出をクラブの公式Podcastで語っています。
ポドルスキー
「最高の試合だった。9年間トロフィーから遠ざかっていて、そこからウェンブリーまで勝ち進みハルとの決勝戦を迎えた。
試合前は誰もが ” アーセナルの楽勝だ ” と言っていたけど、蓋を開けてみたら一人ひとりの選手にとってかなりハードな試合になったけれど、最後までやり切った。
ウェンブリーでプレーするのは特別だったね。スタジアムの半分はアーセナル・ファンで、もう半分がハル・シティのファンという状況だった。
その中でフットボールをプレーできるんだから、本当に素晴らしい体験だったよ。僕らにとっても特別な試合だったし、僕にとってもアーセナルでトロフィーを獲得できて幸せだった。
みんなピッチ上の出来事を見ていたと思うけど、全員が喜んでいた。(シャンパンの)ボトルを持ってアーセン(・ベンゲル)の後ろを追いかける僕の写真も見たことがあると思う。
こういう面白い写真がSNSでいっぱい流れてるんだ。あの件でアーセンに怒られたことは一度も無いよ。あの件について話したこともない。今度彼に会ったらこの写真を見せようと思う。
僕にとって、これまでプレーしてきた全てのクラブでファンの存在が重要だった。ファンあってのクラブだからね。それを忘れちゃいけない。
選手やスタッフ、監督は常に入れ替わるけれど、ファンは常に同じクラブにいるからね。
だからこそ、バスでロンドン市内を一周しながらファンと共に優勝を祝うのは特別なことだった。僕にとっても特別な瞬間だったし、かけがえのない思い出だよ。」
(ソース:Arsenal.com)
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