アルテタ:2〜3の異なる移籍シナリオを計画している
SKYスポーツのオンライン・インタビューを受けたアルテタが今夏の補強について語り、2〜3の異なるシナリオを計画していることを明かしました。FIFAは今週水曜日に夏の移籍期限の延長と、今シーズンまでとなっている選手の契約をシーズン終了まで延長するよう求める声明を発表していました。
アーセナルはセバージョスとソアレス、マリが今シーズン末までのローン契約となっていますが、マリには買取オプションが付いています。また、オーバメヤンとの契約が来シーズンまでとなっていますが、まだ契約延長には至っていません。
アルテタ
「我々が直面する可能性があることについて、2〜3のシナリオを計画している。その3つのどれかで対応することになるが、それは多い or 少ないもしくは何も無いかだ。
我々は日々対応に追われている。財務状況がどうなるか分からないし、ルールがどうなのか、タイミングや移籍市場についても分からないことだらけだ。現時点では自分達でコントロールできない事が多すぎる。」
アーセナルの監督に就任してか現在までの短期間で、アルテタは様々なことを経験してきました…
「ここに来てから色々なことがあったよ…。8〜10 人の選手が怪我をしたし課題もたくさんあった。当時はファンと選手、クラブの関係が難しい状況でもあったしね。だから我々のエネルギーや信念、そして選手達のコミットメントを変えて行く必要があったんだ。
だけど、みんな僕らのやっていることに賛同してくれたので、とても嬉しかったよ。それに3〜4連勝したことでチームの周辺がとてもポジティブな雰囲気になって来たんだ。」
チームは現在、自宅待機中となっていますが、若手選手はこの状況に対応するのか難しいだろうと語っています。
「経験を積んだベテラン選手達は周りに家族や子供達がいる。僕もそうだけど子供がいる人達は、妻と離れている間の家の中がどれだけ大変か痛感しているところだ!笑
若手選手の中にはアパートで一人きりという選手もいるので、そうなると1日がとても長く感じるだろう。我々は彼らの面倒も見なければならない。彼らにやることをたくさん与えたり、成長と教育向上のために何かしないといけないんだ。
あと、彼らには一人の人間として自分を評価させることもやっている。僕はまだここへ来て3ヶ月しか経っていないので、彼らのことを知る良い機会になったよ。僕らはとても実のある会話が出来てきると思う。」
自身の新型コロナウィルス感染について…
「僕自身にとってはそれほど強力なウィルスではなかった。僕の免疫システムが(コロナウィルスに対して)有効だったんだろうね。オリンピアコスのオーナーと接触しているので感染リスクがあると連絡を受けた日から症状が出始めたんだ。
翌日にはマン・C戦も控えていたのでとても責任を感じたよ。何か変だなと心の中では感じていたからね。僕達は要点を明確にしてそれを明らかにする必要があった。プレミアリーグとはこの件を前へ進めるための話し合いを行った。
自分に症状が出ていることを伝えて、ドクターとCEOを家に呼んだ。選手とも接触しているし、我々だけで結論を出すには物事が大き過ぎると伝えた。それに、みんなを守るためにもシティとプレミアリーグへ連絡する必要もあった。僕らは正しい決断を下したと思っている。」
アルテタは妻もウィルスに感染したが回復していることを明かすと共に、母親を新型コロナウィルスで亡くした盟友グァルディオラと連絡を取ったことも明かしています。
「彼とは連絡を取ったよ…彼は前から年老いた両親が孤立しているのを心配していたんだ。本当に悲しいニュースだよ。(彼の)家族のことはよく知っているからね。彼らに心から哀悼の意を伝えると共に、この悲しみを乗り越えられることを願っている。」
アーセナルの今後について…
「自分達がやっている事について振り返るのには良い時期だ。僕は12月という1年で最も忙しい時期にここへやって来たからね。ちょうど勢いづいている時だったので、その勢いを失ってしまうので残念だけれど、この時間を最大限に有効活用しなければいけない。」
ファースト・チームの選手達はロンドン市内に留まり、自宅で個別のトレーニングを行っていると語ります。
「僕は彼と共に仕事をして関わり合いを保とうとしている。彼らとは仲がいいし、これまでも凄く友好的に受け止めてくれている。
今は直接会うことは出来ないけれど、グループや個別に会話をしているよ。僕らが今やっている事がトレーニング再開後にどう繋がるかを明らかにして、彼らとのつながりを保ち続けることが重要なんだ。ただ、彼らもちょっと退屈しているね。特に若手はエネルギーを持て余しているよ!笑」
(ソース:Sky Sports)