ドイツ、Suddeutsche Zeitung紙の記者ラファエル・ホニグシュタイン氏がレーマン
について大いに語ります…
レーマンをどう思うか?
ホニグシュタイン
「イェンスにとって05/06シーズンは鍵となる年でしたね、素晴らしいフット
ボールを行いアーセナルでCLファイナルまで驚くべき力を発揮しました。
それと同時に、ドイツ代表ではカーンから定位置を奪いました。 これは彼に
とってターニング・ポイントでした、アーセナルで不調であってもポジションを
守りましたから。 驚いた人も居るでしょう。 ヨアヒム・レフ監督も、アーセナ
ルで殆ど出場していないレーマンがドイツ代表では安定感のあるプレーを
披露するのを見て驚いた様です。 従って代表には定着していますが、今年
は夏以降のシーズンに影響があるのでイェンスにはプレッシャーが掛かって
いると思います。」
背番号1を争う選手は?
「レフ監督は、驚いた事にヒルデブランドを外しロベルト・アンケを控えに
選びました。 彼はチームにフィットしなかったようです。 サードGKには
レーマンの後継者と言われる、レバークーゼンのレネ・アドラーです。
もちろん定位置は自力で確保する必要があります、イェンスは2010年W杯
にも意欲を見せていますからね。 少し冗談っぽく聞こえましたが、イェンス
が本気で2010年アフリカW杯を狙っていると私は思います。」
レーマンが予選突破に及ぼした影響は?
「彼は故障の影響で思いがけない試合もありました。 幾つかの故障を
抱えると同時にアーセナルでの定位置を失いましたが、彼は今でもドイツで
№1のGKです。」
「引き分けたからと言ってドイツが弱いというのは馬鹿げてますし、グル
ープリーグへの影響も無いと思いますよ。 イタリア・フランス・オランダの
”死のグループ”に対して”生のグループ”と私は呼んでいます。 決勝戦
までイタリア・フランス・オランダとは当たりませんからね。 対戦する可能
性がある中ではクロアチアとポルトガルが要注意です。 もしドイツがウィ
ーンでの決勝に進めなければ、それは本当に驚きだと思います。」
2006年W杯以降ドイツはどの程度進化したのか?
「2年前より良くなっています。 レフ監督はオフェンス面に関してはクリ
ンスマン・スタイルを取っていますが、より安定感とバランスをもたらしてい
ます。 攻撃的なスタイルが強調されていますが、チームにはかなり首尾
一貫しています。 攻守の切り替えが上手いですね。 何人かのキー・プレ
ーヤーが長期離脱しましたが、W杯以降も結果を残している事にみんな驚
いています。 バラックは約1年間離脱しましたしフリンクスも長期離脱しま
した。 それにポドルスキーとシュバインシュタイガーは全く呼ばれず、クロ
ーゼにとっても良い2年では無かったです。 しかし、この様な個々の問題
にも関わらず、監督が上手くチームとして機能させています。 彼が選手の
能力を引き出し、注意力を持ってプレー出来る様に動けるシステムを作りま
した。 故障者が出て変更を余儀なくされましたが全く問題ないと思います。」
(ソース:Arsenal.com)