親善試合:アーセナル vs チャールトン戦の結果
アーセナル 6−0 チャールトン
エミレーツ・スタジアムで無観客の親善試合が行われ、アーセナルが6-0で勝利しています。試合は前半にラカゼットとオーバメヤンのゴールでアーセナルがリードして折り返しています。
後半に入るとエンケティアのハットトリックとウィロックのゴールで大量リード奪い、そのまま試合終了となりました。
ハイライト動画
【スタメン】
レノ
ベジェリン
ムスタフィ
ダビド・ルイス
ティアニー
グエンドゥジ
メイトランド=ナイルズ
ネルソン
エジル
オーバメヤン
ラカゼット
(ソース:Arsenal.com)
クラブが弱体化したのは曖昧な意思決定が原因
SKYスポーツの専属評論家を務めるチャーリ・ニコラス氏(1983年〜88までアーセナルでプレーし184試合54ゴールという成績を残す)は、出演したFootball Showの中でアーセナルがタイトルから遠ざかっているのは、補強や契約に関する意思決定がずっと曖昧なままだからだと語ったそうです。
チャーリー・ニコラス氏
「彼らのアイデンティティに問題があるとは思わない。現実に目を向ければ何年にも渡って、しかもアーセン・ベンゲルがいた頃から、パトリック・ヴィエラやティエリ・アンリといったビッグ・プレーヤーの殆どを売却してきた。
変化という意味では何も問題は無かったけれど、もっと恩恵を受けられそうだったにも関わらず、かなり若い段階で彼らを手放してしまったのだ。
我々はアーロン・ラムジーとの契約切れを迎えてしまい、28歳という若さで無駄に退団させてしまった。長期間に渡り、トップのレベルで問題を抱えているのだ。それはデビット・デインが不在になった頃まで遡る。
(どの選手を補強するかという)判別作業にも問題を抱えている。我々はシュコドラン・ムスタフィの獲得に3,000万ポンドを費やしたが、このDFはアーセナルの水準に達していなかった。
我々は補強の仕方を間違えている。そして、選手達も自分らはプレミアリーグやCLで脅威となる存在ではないことに気づいている。
アーセナルの首脳陣はあらゆる面で間違いを犯している。仮にオーバメヤンが移籍するのであれば、彼はトロフィーを獲得できるクラブへ行くだろう。それはロビン・ファン・ペルシが取った行動と同じだ。
アーセナルはアイデンティティに問題があるのではなく、意思決定におけるポリシーに問題があるのだ。そのことを首脳陣レベルで整理する必要がある。」
ニコラス氏はアルテタが再びクラブをCLへ導いてくれると信じていますが、その為にはクラブにも変化が必要だと付け加えます。
「彼らは5シーズンに渡り酷い補強を繰り返している。私達はこれまでも『なぜニコラ・ぺぺに7,200万ポンドも費やすのだ? 』と述べてきた。なぜ彼らはその資金でまともなDFを二人獲得しなかったのだろうか?
クラブには今もカラム・チャンバースのような選手がいるけれど、彼はこれまで3〜4回は放出され掛けた選手だ。
我々はユニットを正しく構成するのに苦労しているが、ブカヨ・サカやガブリエル・マルティネッリのような本当に素晴らしい若手をキープしていると感じる。
ただ、彼らがどれだけ長く安定したプレーをできるか分からない部分もあるので、経験豊富なベテラン選手によってバランスを整える必要があるだろう。
アーセナルには資金が無いので、大部分をトレードに頼らなければならない。アーセナルは既にオーバメヤンが契約書にサインするかどうか把握しているはずだ。そして、まともな金額が手に入るのであれば、彼を売却すべきだろう。」
なお、これに対してアーセナルのレジェンドであるアラン・スミス氏は、オーバメヤンの放出によって新たな選手獲得に影響が出るのではないかと懸念しています。
アラン・スミス氏
「トップ・プレーヤーはCLに出れるクラブでプレーしたいと思うものだ。そして、今のアーセナルはそのカテゴリーにいない。ミケル・アルテタは(周囲の)アーセナルに対する認識を改めさせるという大仕事を抱えている。特に重要な仕事が彼らをトップ4へ戻すことだ。
それを実行するには多額の資金が必要になる。アーセナルが持っている以上の金額がね。だが、アルテタはチームに勝利をもたらした権威ある監督だ。賃金カットに関してもチームの中で役割を果たしたからね。つまり、選手達は彼の話を聞くし尊敬もしていると思う。
彼は選手達を成長させることが出来ると思う。しかし、オーバメヤンは自分の置かれた状況を見て、果たして自分には忍耐と時間が残されているかと自問するだろう。
もし彼を失うことになったら大きな損失になる。彼はシーズンを通して25ゴール前後を確実に決めてくれる選手だからね。
私は首脳陣は組織化されていると感じる。ラウル・サンジェイやエドゥがいることで、彼らは計画的に行動している様に見える。しかしながら、クラブにトップ選手を惹き付けるだけの資金力や名声があるかは分からない。」
(ソース:Sky Sports)
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