アルテタ監督:プレス・カンファレンス
※一部を抜粋
ラカゼットのフィットネスについて
「ラカがチームに参加できるかどうかについて評価を行っているところだ。皆さんもご承知のように、彼はCovid-19に感染したため離脱していた。
そのため、まずは彼の体調を確認すると共にチームにどういう貢献が出来るかを確認しようとしている。」
冨安のフィットネスについて
「トミは復帰にかなり近づいている。この試合での復帰がまだ早すぎるかどうかは、今日のトレーニング・セッションを終えてから判断することになる。」
ここ最近の困難な状況について
「このクラブは勝つことだけを目標にしているので、今の状況はかなり厳しいと言える。3つの異なる試合だったが同じ結果になってしまったのだからね。
もちろん、我々はこの状況に全く満足していないし一様に傷ついていることも分かっている。しかし同時に、なぜ負けたのか、これらの試合から何を得たのかについては、我々が得たポイント数に反映されていない。
なぜあの様な試合に負けたのかについて理解することは大切だが、振り返るようなことはしない。なぜなら我々の野心と欲望はまだ残っていて、それを実現するために全力でプレーし続けているからだ。
今後どんなチャレンジが待ち受けるかは分かっているし、そこへ向けて突き進むだけだ。」
負けた理由の解明にどれだけ近づいているか
「あと少しというところだ。ゴール前での効率性と我々が自陣のボックス付近で与えたチャンス数には全く相関関係がない。
また、特にパレス戦とブライトン戦の最初の20分〜30分間は良くない時間帯だったので、自分達のプレーに批判的にならざるを得ない。
ただ、それ以外に関しては全く異なる結果を得るために、チームは十分過ぎるほどの力を発揮してくれたと思っている。この点は良いことだ。」
ラカゼットが他クラブとの交渉状況についてコメントしたが
「彼は自分の契約状況に応じて自分の将来を決めることが出来るのだ。我々としては自分達の立場と今後の見通しがハッキリした上で夏に話し合いを行うという意思を明確にしている。
それ以外について、彼にはこれまで我々と一緒にやってきたように、ベストの方法でアーセナルを守ることに全力を注いで欲しい。
その為に彼はこのクラブの腕章を巻いているのだからね。これは大きなリスクだ。」
ラカゼットは集中しているのか
「契約のスタートと終わりはサインした契約書の合意内容に基づいており、その結果は受け入れなければならない。
それが契約の現実であり、フットボールクラブへの約束と義務が伴うのだ。」
スピリットを取り戻す方法について
「明確にすることだと思う。なぜ試合に負けたのかを明確にし、その上で更なる自信とサポートを与えて彼らを支えてあげるのだ。
それこそ、我々がシーズン終了へ向けて必要としているものだと思う。物事が上手く行っているときは簡単だ。
しかし、一度上手く行かなくなると ” 誰か ” のせいになる。私はそういうのが嫌いなので、そうならない様に率先して自制している。
選手を守り、保護して彼らがこれまでやってきた事を継続させたい。」
今週は監督として最も重要な週になるか
「フェアに見て我々にはこれまでも重要な週が何度かあったけれど、常に次の週が最も重要なのだ。
だから、あなたの質問に答えるとすれば、明日の試合は私がここで監督に就任して以来、最も重要な試合だ。」
ラカゼットが他クラブと話し合っていることについて
「彼は日々の生活について私に逐一報告する必要はないけれど、彼はそうしている。我々はこの件について話し合ってきたし、彼には他クラブと話し合う権利がある。だが、それと同時にこのクラブでベストを尽くす義務もあるのだ。」
ラカゼットとの話し合いはシーズン終了後にも行われるのか
「そういう事で彼と合意している。それが我々の立場であり今も変わらない。この決断をした時からリスクは常にあった。
あとは彼次第だよ。我々だけや彼だけの問題ではない。これは両者の問題なのだ。」
エンケティアが出場機会に恵まれないことに不満を漏らしているが
「彼が腹を立てるのは当然だ。だが、これこそ出場機会のない選手達に望んでいることでもある。特にエディにはね。
なぜなら、ドレッシング・ルームの中でもっとチャンスを与えるべき選手がいるとすれば、それは間違いなくエディだからね。」
CL出場権がもたらす違いについて
「まず、CLはクラブが望む姿にぐっと近づけてくれるものだ。大きな歴史があり我々のクラブとも関係が深い大会でプレーできるのだからね。
また、あらゆる状況を改善することができる。スポンサーや財政面、期待感もそうだし異なる次元の競争に選手を参加させて彼らを成長させることができる。
これこそ我々が望んでいるものでありゲーム・チェンジャーと言えよう。CLは欧州で最高のクラブと対戦できるので、絶対に参加したいと思っている。」
マルセロ・フローレスの成長について
「彼がいてくれるのは喜ばしいことだ。彼をスカッドに呼ぶ機会があって、シーズン中も定期的にトレーニングに参加している。
彼は本当に大きく成長していると思うし、U-23の選手たちとも上手くやっているね。選手達の姿を間近で見られるし、試合当日にファースト・チームに帯同するのは素晴らしい経験になるだろう。
プロの選手になるには何が必要なのか、どんなプレッシャーがあるのかを理解できるからね。そういう瞬間を生き抜けるかが重要なんだ。」
(ソース:Arsenal.com)