【アーセナルNEWS】冨安・ラムズデールを獲得した理由

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冨安・ラムズデールを獲得した理由

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先日行われたノリッジ戦では、今夏に補強した冨安健洋、マルティン・ウーデゴール。アーロン・ラムズデールの3選手が躍動してチームの勝利に貢献しました。

football.londonはノリッジ戦の内容からこの3選手をアルテタが獲得した理由について記事にしているので要約したいと思います。

冨安の安定感

冨安は移籍市場最終日に獲得が決定したうえ、ノリッジ戦がアーセナル・デビュー戦でした。そのため、多少苦戦を強いられたとしてもそれは許されるでしょう。

また、日本人DFは木曜に代表戦から戻ってきたばかりで、新しいチームメイトとの練習に参加したのは僅か1回半のみでした。

しかしながら、冨安は予想をはるかに上回る印象的なプレーを披露しています。また、右SBはアルテタが就任してから多かれ少なかれ問題のあるポジションでした。

当初はメイトランド=ナイルズを起用していたものの練習態度に問題があってアルテタと衝突し、ベジェリンが怪我から復帰したこともあって右SBから外されました。

しかし、ベジェリンはアルテタの求めるプレーに対応するするのに苦労します。今シーズン序盤はセドリックとチャンバースが交互に起用されますが内容は酷いものでした。

 

それに対して冨安は最初からすんなりと新しい役割に適応します。

ティアニーがプッシュして上がっている間はカウンターを警戒してフィールドを動き回りつつ、少し後ろに下がるのが彼の役割でした。

そして彼は8回の空中戦のうち7回勝利するなど極めて堅実な守備を披露します。また、時折前へ出ることもあり、前半終了間際にはバーをすぐ上に外れたものの難しいボレーを放ち攻撃の脅威になることも示しています。

幾つかタッチが上手くいかない場面もあり完璧なパフォーマンスとは言えませんでしたが、それでもこの新加入選手の出来にアルテタも大満足していました。

 

ホワイト、ガブリエウ、ティアニーと共に冨安はアルテタの4バックのファースト・チョイスとなり、その前途は非常に有望です。

ただ、ノリッジは今シーズンの中で最も厄介な相手とは言えません。次節のバーンリー戦がアーセナルの新しいバックラインにとってより難しいテストになるでしょう。

 

ウーデゴールの活躍

このノルウェー人選手は期待通りの活躍を披露したと言えるでしょう。

アルテタの率いるアーセナルにとって、攻撃のクリエイティブさが重要な課題となっていることは周知の事実です。

そして、レアル・マドリーから3,000万ポンドで獲得したウーデゴールはその問題を解決してくれる存在です。

この日のアーセナルは2017年12月以降の全試合中最多となる30本のシュートを放っていますが、その大部分はウーデゴールの貢献によるものです。

 

深い位置に下がった時でもエジルの様なパスを出すことができます。特に前半はオーバメヤンへのロブパスが際立っていました。

そのほか、ピッチ上の作業効率という面でもウーデゴールは疲れ知らずでノリッジの守備陣を追い詰め、相手GKのクルルに多数のミスを誘発させました。

この試合で最も多くのチャンスを生み出したアーセナルの選手はぺぺ(6回)ですが、それに対するウーデゴールの貢献は過小評価できません。

彼がチームに提供するものはスミス・ロウの様な瞬発力のあるドリブルでもなければ、サカの様なダイレクトな動きでもありません。ですが、彼ら同様に必要不可欠なものです。

 

ラムズデール vs レノ

ノリッジ戦で最大の驚きだったのはレノではなくラムズデールが先発起用されたことでしょう。

マン・C戦最初の失点は明らかにレノに原因がありましたが、スコアが5-0で済んだのは彼のおかげでもあります。これはチェルシー戦も同様でした。

しかし、この試合でスタメンに選ばれたのはラムズデールでした。彼をノリッジから2,400万ポンドで獲得したことに不満を持つ人も少なからずいます。

彼の実力に関して懐疑的な見方をする人々もいますが、所属チームが2年連続で降格したことが示唆するもの以上の能力があることを示しました。

 

シュートストップという点では特にテストされることはありませんでしたが、彼は足元のプレーを要求される場面が頻繁にあったものの終始良い動きを見せていました。

ハイライトは試合開始早々に見せた、プッキのプレッシャーを交わす「クライフ・ターン」でしょう。あそこで失敗していたらファンはそっぽを向いたと思われますが、試合後に報道陣の前に現れた彼に対してファンは嬉しそうに名前を呼んでいました。

また、ラムズデールは終始動き回ってパスの選択肢を増やしています。これはレノがアーセナルで不十分だと非難されている部分でもあります。

 

アルテタは明らかにラムズデールを信頼しており、試合終盤にはゴールキックをどこに蹴るか大声で指示を出していました。そして、監督の指示を受けた彼はその通り実行しています。

なお、アルテタは試合後にラムズデールを称賛していますが、誰を正GKとして起用するかについては明言を避けています。

(ソース:football.london

 

 

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