ベンゲル:就任初日のことは覚えている
今月で19年目を迎えるベンゲルですが、いまでも監督就任初日に歓迎されたことを覚えていると語っています…
ベンゲル監督
「私は野心と欲望に満ち溢れた新人監督だった。良い成績を残してこのクラブで指揮を執るのに必要なクォリティが備わっていることを示そうと躍起になっていた。」
「それから19年経ったが、まだ私はここで指揮をとっている。この様な長期間に渡ってアーセナルを指揮できたことは、私の人生においてとても名誉なことだと思っている。この様なことは(長期政権を維持するのは)我々の仕事では珍しいことだけに、とても素晴らしいことだと思う。クラブに大きな機会が寄せられている事は分かっているし、その期待感は私が着任した初日よりも遥かに大きくなっている。」
「アーセナルに来て最初の1週間は驚きの連続だった。まずはクラブの構造の大きさに驚いたからね。あとはクラブで大歓迎を受けたことも驚いた。謙虚な人達ばかりだったよ。そして選手達のクォリティの高さにも驚かされた。」
「私はアーセナルの選手達に大して正しいイメージを持っていなかったので、彼らはそこそこの選手だと思っていたのだ。それがいざ着任してみるとクォリティのある選手達ばかりだった。これは良い意味での驚きだったよ。」
(ソース:Arsenal.com)
コクラン:初日から戦争だった
16歳の時にアーセナルへやってきたコクランですが、最初のトレーニング・セッションからまさに戦争だったと当時を振り返ります…
コクラン
「(トライアルを受けた後?)アーセナルを離れた際に、また戻ってこれるかどうかは分からなかった。トップ・チームとの初めてのトレーニング・セッションは今でも覚えてるよ。まさに戦争だった。去り際にドアの所で監督に『これは違う!』って言ったんだ。」
「二人の選手がトレーニングで闘っていたのを覚えているし、レーマンも口論していたからね。ほんと『オレはなんて所に来たんだ?』って思ったよ。」
「2週間後にU-17欧州選手権が控えていたので、アーセナルと契約できるかよりもメンバー入りできるかどうかの方を心配していたんだ。」
「家族はフランスに残っていたから(アーセナル移籍は)難しい決断だった。でも、移籍すべき時期だと思っていたので移籍することに決めたんだ。」
「最初はほんと大変だったよ。ホテルに滞在していたから何もすることが無かったんだ。友達に会うことも出来ないし、言葉も分からないし、食べ物も全然違うし…。ほんとキツかったよ。」
「僕はストレートでトップチームのトレーニング参加できたんだ。僕と同じ年頃の選手はいなかったし、話すことができたのはジル・スヌだけだった。でも、彼も一度怪我をしてしまったので、最初の1ヶ月は僕にとって辛い時期だったよ。」
「でも、そのあと家族がインフィールドに引っ越してきて本当に助かった。今では選手達との距離も近いし、本当の家族のような感じだよ。」
「毎日彼らと話しをするうちに、家にいる様な感覚になってきたんだ。ピッチでのプレーもよくなってきたと感じたし言葉も話せる様になっていた。だから、僕の1年目は本当に最高だったよ。」
(ソース:Arsenal.com)