ウィルシャー:監督をしっかりと送り出すことがオレらの役目だ
退任のニュースを受けてどう思った?
「まずはショックだった。予想もしていなかったからね。だって、監督の契約はあと1年残っているし、それを最後まで全うすると思っていたからな。でも、残念ながら監督はそう考えていなかったみたいだ。(監督の退任は)悲しい。オレがアーセナルへ来たときには既にアーセンが監督だったからね。ただただ悲しいよ。監督が望む様なシーズンに出来なかったことが残念でならない。だけど、オレ達にはまだタイトル獲得のチャンスが残っているから、監督を最高の状況で送り出したい。彼のお陰でオレのキャリアは素晴らしいものになった。若い頃からチャンスを与えてくれて、オレと向き合い、信頼し、選手として成長させてくれた。キャリアの中で監督には多くの借りがあるし、監督に見合った形で送り出してあげたいな。そこはファンのみんなも同じ想いだと思ってる。それが出来るかは選手たち次第なのは分かっている。今のオレ達は監督のためにタイトルを獲得したいんだ。」
落ち込むまで間がある?
「その通りだ。オレらも1時間前に聞いたばかりだからね。バタバタした状況が落ち着いて、(監督の退任について)数日間考えたあとで実感すると思う。今はニュースを聞いた直後だから少し感傷的になっている。オレ達は監督に大きな借りがあるし、監督は選手一人一人のことを信頼してくれたのだから、監督をしっかりと送り出すのがオレらの役目だ。」
EL制覇へ向けて並々ならぬモティベーションを持っているのか?
「正確に言うと、それはオレら選手達に課せられた義務だ。オレ達は一旦あらゆるものを脇に置いて、監督に相応しい賞賛を得るためにもこの大会を制覇する必要があるし、そのために集中しなきゃいけないんだ。監督とは今朝話をしたんだけど、彼も似た様なことを言っていた。ただ、監督は選手達自身のためにEL制覇を望んでいたよ。ほんと監督らしいよ。オレ達はなにがなんでも監督のために優勝しなきゃいけないんだ。そして、残り僅かな試合で監督に対して賞賛の拍手が送られる様にしなければいけない。」
退任を知らされた際の選手達の反応について…
「座って話を聞く時間はなかったんだ。でも、全員がショックを受けていたと思う。退任を知らされたのはオレ達もその時が初めてだし、さっきも言った様にもう1年契約が残っているから、誰も退任を予想していなかったんだよ。これは選手という立場で言ってるんじゃなくて本気でそう思ってたんだ。選手としては次の試合に集中するだけだし、誰が監督で監督の身に何が起きてるかを心配する必要はない。もちろん、オンラインやメディアを通していろいろ読んではいるけど、ぶっちゃけ内容なんて気にしてないんだ。だからこそ(退任を聞いて)ショックだったよ。今のオレ達に出来ることはタイトル獲得に集中することだけだ。」
(ソース:Arsenal.com)