エメリがチームを蘇らせる為に行った5つのこと
ニューカッスルに勝利したことでトテナムを交わして3位に浮上したアーセナルですが、7週間前まではエメリ自身もトテナムとのポイント差が開き過ぎているとコメントしていました。厳しいと思われた3位浮上をエメリがどの様に成し遂げたのかをサン紙が分析しているので紹介します。
まず、トップ4争いをしているトテナム、マン・U、チェルシーと直近6試合の成績を比較すると次のようになります。
リーグ戦直近6試合の成績
アーセナル 5勝1分0負 14ゴール 3失点 16P
トテナム 1勝1分4負 7ゴール 10失点 4P
マン・U 3勝1分2負 11ゴール 6失点 10P
チェルシー 3勝1分2負 6ゴール 11失点 10P
この様にトップ4争いのライバルの中で抜群の成績を残していることが分かります。特に課題だった守備が劇的に改善し失点が大幅に減少しました。
では、エメリはどの様にチームを蘇らせたのでしょうか。
【守備】
3バックへの切り替えとコシエルニーの復帰がかなり大きい。シーズン序盤のアーセナルは22試合連続無敗と好調でしたが、その際も常に失点は多かったです。
リーグ戦序盤のアーセナルは23試合でクリーンシートはたったの3回しかなく、トップ6の中で守備力は最悪でした。それが、今では直近6試合で僅か3失点と大きく改善。まだ多少危なっかしい場面はあるものの、以前のように危機的な状況ではないでしょう。
【勤勉】
エメリは就任当初から、プレッシング・ゲームを実行するために選手たちにはコミットメントと常に走り続けることを求めていました。そして選手たちはそのチャレンジにしっかりと応えました。
コラシナツとメイトランド=ナイルズの高いエネルギーを持つパフォーマンスは、ラカゼットやイウォビ、グエンドゥジ、ラムジーの存在によりさらに押し上げられています。
これによって対戦相手は息つく暇もありません。
【補強】
昨夏に獲得した選手全員がチーム力の向上に貢献しています。レノ、トレイラ、パパスタソプーロス、グエンドゥジはキープレーヤーになっていますし、 ベテランのリヒトシュタイナーがトレーニング・グラウンドでポジティブな影響を与えています。
これらの選手のうち何名がエメリの意見によって獲得されたのかは不明ですが、リクルート部門の誰かが良い仕事をしているのは間違いありません。
【フィットネス】
エメリは夏の間、自身の戦術を実現させるためフィットネス強化に集中して取り組んできました。それにより大きな改善がみられています。
今シーズン、アーセナルがプレミアリーグで挙げたゴールの約20%がラスト10分に生まれたものですが、これは偶然ではないでしょう。
【優越感コンプレックス】
ベンゲルのラストシーズンに苦しんでいた選手たちが、ベンゲルが常々言っていたポテンシャルが自身に備わっていることに気づき始めています。昨シーズンのジャカ、ラカゼット、イウォビ、ムヒタリアン、コラシナツには大きな疑問がありました。
しかし、今シーズンは彼ら全員が劇的に改善していて、エメリとカルセド助監督の指導の恩恵を大いに受けています。 エジルに関しても、エメリが諦めかけている様に見えたものの、最近になってチームに貢献し始めています。
(ソース:The Sun)