欧州スーパーリーグへの参加クラブに制裁か
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長はイングランド・イタリア・スペインの12のクラブが欧州スーパーリーグ創設を発表したことを受けて、欧州スーパーリーグに参加するクラブ所属の選手は今後、代表チームでプレーできなくなると警告しています。
12のクラブが一斉に発表した欧州スーパーリーグ設立に関する共同声明を受けて、UEFAはすぐさま断固反対の立場を鮮明にした声明を発表しています。
その中でUEFAは、参加クラブが所属する国内リーグと加盟協会、そしてFIFAと一致団結して欧州スーパーリーグの設立を中止するよう求めるています。
また、フットボールと言うのはオープンな大会とスポーツ面でのメリットのみに基づいて行われるべきものであり、それ以外の方法で行われることはあり得ないと断罪しています。
その上で、参加を表明している12のクラブはUEFA・FIFA・各フットボール協会・国内リーグが主催する大会へ参加できなくなるとし、選手に対しても代表チームでプレーできなくなると警告しています。
このUEFAの声明を踏まえ、チェフェリン会長は「スーパーリーグでプレーする選手は、W杯とEUROでプレーすることが禁止される。彼らは代表チームでプレーすることが許されないだろう。」と述べています。
ちなみに、現時点で欧州スーパーリーグへの参加を表明していない欧州の名門クラブとしてはアヤックス、バイエルン・ミュンヘン、ベンフィカ、ドルトムント、FCポルト、ナポリ、パリSG、ライプツィヒ、ASローマ、セビージャです。
(ソース:football.london)
アーセナルが欧州クラブ協会から脱退へ
アーセナルは欧州スーパーリーグ設立を受けて欧州クラブ協会(ECA)を脱退したようです。マン・Uのようにクラブとして正式に脱退を表明している訳ではありませんが、ECAの理事を務めていたヴェンカテシャムCEOが理事を辞任したそうです。
ECAはUEFAが唯一公認している団体で、欧州の214クラブの代表として各クラブの声をUEFAへ届けることを目的とした団体です。
ヴェンカテシャムは3月にECAの理事に任命されたばかりですが、1ヶ月も経たないうちに辞任することになりました。
(ソース:football.london)
UEFAは欧州スーパーリーグ参加クラブをUCL・UELから締め出しへ
情報精度の高い情報を発信し続けることで知られるファブリツィオ・ロマーノ氏によると、UEFAは今シーズンのUCL・UELから欧州スーパーリーグへの参加を評しているクラブを締め出そうと動いているそうです。
UEFA decision about UCL and UEL semi-finals will be made in the next days after meeting with legal team. 🚨
They’ll decide whether to exclude City, Chelsea, Real, Man Utd, Arsenal.
Ceferin wants to “ban them as soon as possible”. It’s NOT decided – depends by the legal team.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) April 19, 2021
UEFAのチェフェリン会長は今季のUCL・UELで準決勝に勝ち進んでいるマン・C、チェルシー、レアル・マドリー、マン・U、そしてアーセナルを強制的に除外しようとしており、法務部と協議を行っているそうです。
まだ正式決定した訳ではなく、数日以内に結論が出るだろうとしています。
クラブが欧州スーパーリーグへの参加を選手達に説明
Goal.comのチャールズ・ワッツ氏によると、アーセナルの欧州スーパーリーグ参加発表を受けてロンドン・コルニーではヴェンカテシャムらクラブ幹部と選手達が一日中話し合いを行っているそうです。
アルテタや選手達には事前に何も知らされていなかった様です。UEFAやFIFAは選手達は代表戦でプレー出来ないと警告していますが、それらの懸念についてクラブとしてどう対応していくか等を説明しているものと思われます。
なお、オーナーのスタン・クロエンケ氏はその場におらず、今のところロンドンへ飛んで選手達に直接説明する予定も無いそうです。
一部報道ではクロエンケ氏が欧州スーパーリーグの副会長に就任すると報じられていますが、Goal.comの取材によるとその様な事実は無いそうです。ただ、他の創立クラブのオーナー達と同様に新リーグを運営する理事会のメンバーになる予定です。
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参加を表明した12クラブは、FFPを含めた欧州フットボール界の支出規制が事実上機能しておらず、そのうえコロナ・パンデミックによる影響でビッグクラブは数十億ポンドにもおよぶ損失を受けています。
彼らはスーパーリーグを立ち上げることでフットボール界に再び経済的安定性をもたらす事に繋がると考えており、フットボール界のピラミッドが機能するためにはビッグクラブが財政的に安定している必要があると考えているらしいです。
参加クラブの試算によると、欧州スーパーリーグによって欧州フットボール界のピラミッドに分配される金額が現在の3倍にまで跳ね上がるそうです。
(ソース:Goal.com)
この件については情報が多過ぎて追い切れません…。
ちなみに、私はESLには反対です。
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