19-20 プレミアリーグ 第18節
エバートン 0−0 アーセナル
《得点》
エバートン:
アーセナル:
【出場メンバー】
レノ
メイトランド=ナイルズ
チャンバース
ダビド・ルイス
サカ
トレイラ
ジャカ
ネルソン
スミス=ロウ → 67’ウィロック
マルティネッリ
オーバメヤン → 78’ラカゼット
=ベンチ=
マルティネス
マヴロパノス
ムスタフィ
グエンドゥジ
ぺぺ
ユングベリ:プレス・カンファレンス
パフォーマンスについて…
「個人的には勝ちたかった。自分達がどういうフットボールをプレーしたいのかという点で一歩前進したと思っている。アウェーのウェストハム戦は今シーズン初のアウェー戦での勝利だった。そして、今日の試合が二度目になると思った。ポゼッションをすることで相手を疲弊させることができたし、前半は上手く行っていたと思う。そして、後半にはそれによって違いを生み出した。
我々は中盤で良いプレーをする場面が時折見れたと思う。コーナーからのオーバのシーンなど決定的な場面もあったし、それを決めなければいけなかった。いろいろ上手く噛み合えば勝利できたと思う。ただ、我々が試合を支配したという点は気に入っている。
今日は極めて若いメンバーを送り出したが、彼らは勝利へ向けてハードに闘ってくれた。彼らに勝って欲しかったが、結局のところこのスタジアムは勝つのが難しい場所なんだ。彼らはチェルシーにも勝利しているしマン・U相手にも良い試合をした。選手達はよくやったと思う。そこが大事だ。」
スタンドで新しい監督が観戦していることが、選手達に影響を与えただろうか?
「それについてコメントするのは難しい。選手達がそこを気にしていたことを願っているが、それと同時に私はマン・C戦の内容に満足していなかった。我々には十分なエネルギーが無かったし、試合に対するリスペクトにも欠けていたと思う。今日のメンバーを選んだ理由もそこにある。
私は以前、全員にチャンスを与えると言った。そして、全員にプレーする機会を与えたと思う。もし彼らがトレーニングでハードワークをしたら、私は彼らの努力に報いる。これらの選手達は3週間に渡ってそれを継続していたのだ。私としては ” OK、次は君たちの番だから力を見せてみろ ” という感じだったね。そして彼らはそれを見せてくれた。彼らは本気で取り組んでいたし、私は彼らを誇りに思う。」
自身が指揮を執った数試合についての感想は
「激動の毎日だったね。(スタッフは)6人くらい去ったと思う。人手が足りないからそのギャップを埋めるために自分で多くの仕事をこなす必要があった。自分自身たくさんのことを学んだし、やるべき事を成し遂げるために物事を整理しようとした。(指揮を執るのは)とても名誉な事だったが、同時にこれらの物事を整理するチャレンジでもあった。
また、我々のアカデミーの監督であるメルテザッカーについても言及する必要がある。彼はアカデミーの監督に加えて私のアシスタントも務めてくれた。彼にとって簡単なことではなかったはずだ。なぜなら、彼は子供達向けのクリスマス・パーティへ参加し、そこから私のところへ戻って来て、そのあとまた別のところへ行くという感じだったからね。私は彼に最大級の感謝を伝えたい。」
アルテタとはもう話したのか?
「昨日少し話したし、今日もちょっとだけ話した。クラブからは残って欲しいと言われている。もちろん、あした彼とじっくり話し合うつもりだ。」
アルテタは選手達とも話したのか?
「彼は試合後にスタンドから降りてきて、先ほど私が言ったのと同じ様なことを話していた。」
エジルについて…
「試合後にもメスト(・エジル)について尋ねられたね。彼は(マン・C戦で)歩きながらピッチを出てグローブを蹴り上げた。ファンはその姿を不満に思ったんだ。この件について尋ねられたとき『アーセナルに相応しい行動ではない』と述べた。私の立場はそれだ。
メストは怪我をしているが、(仮に怪我をしていなくても)私は彼をスカッドに選ばなかっただろうね。アーセナルの選手として相応しくないというスタンスだ。それが私の決断だ。私が再び決断を下すことはないが、そう思っている。」
若手の起用は一種の声明みたいなものなのか?
「我々には多数の才能ある選手がいるけれど、先ほども述べた様にマン・C戦の内容に満足していなかった。我々はトップチームでプレーしたが(もちろん彼らは優秀だが)それでもしっかり走って努力しなければならない。
今日、私がここで送り出した選手達が経験不足なのは分かっている。何名かはプレミアリーグ・デビューを飾った選手もいれば、レフトバックには18歳のウィンガーがいた。それでも彼らは本当に良いプレーをしていたし、アウェーのエバートン戦でしっかりと試合を支配できていた。我々はクラブとして、そのことを誇りに思うべきだろう。」
トップ6から大きく離されているが…
「それに答えるのは難しいね。私としては当然我々はビッグ・クラブだと思っている。我々は少し自信を失っていて困難な時期を過ごしたが、ウェストハム戦ではシーズン開幕戦のニューカッスル戦以来となるアウェーで勝利を挙げた。それによって我々は少し変わったと思う。今日はここでアウェーながらクリーン・シートを維持して引き分けた。徐々に安定してきている。
私にとって重要なのは、我々はアーセナルFCなんだということだ。だからこそポゼッションする必要がある。ボールをキープして試合を支配するのだ。エバートンがロングボールとスローイン、セットプレーにとても強いことは知っている。難しい試合だったが自分達らしさを発揮できたと思う。
ミケル(・アルテタ)は素晴らしい監督であり、彼は我々をさらに良くしてくれることだろう。」
アルテタは試合前にドレッシング・ルームにいたのか?
「彼は試合直前に来て10秒間くらい居た。そして試合後にも来たよ。」
(ソース:Arsenal.com)
スティーブ・ラウンドがスタッフ入り
SKYスポーツの報道によると、スティーブ・ラウンドがアルテタのスタッフ入りをしたそうです。ラウンドはこれまでマン・Uとエバートンでアシスタント・コーチを務めた経験があり、アストン・ヴィラではフットボール・ディレクターも務めたそうです。
2001年に当時スティーブ・マクラーレンがミドルスブラの監督に就任すると、ラウンドもコーチとしてスタッフ入りしました。その後、マクラーレンがイングランド代表のヘッドコーチに就任すると再びラウンドをスタッフとして起用します。イングランド代表とミドルスブラのコーチを兼任する形になります。しかし、2006年にサウスゲートがミドルスブラの監督に就任すると、方向性の違いから対立し2006年12月に辞職したようです。
その後、2007年7月にサム・アラダイスの下でトップチームのコーチに就任し、1年後の2008年にはエバートンの監督に就任したモイーズによってアシスタント・コーチとして引き抜かれています。2013年にモイーズがマン・Uの監督に就任すると、ラウンドもアシスタント・コーチに就任しますが、モイーズの解任に伴いマン・Uを去っています。2016年〜2018年までアストン・ヴィラのフットボール・ディレクターを務めていました。
(ソース:Sky Sports)