【アーセナル公式】アルテタの監督就任を発表

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アルテタの監督就任を発表

アーセナルは今度の日曜日からクラブOBのミケル・アルテタが監督に就任すると発表しました。 契約期間は3年半だと発表されています。なお、コーチング・スタッフについてはできるだけ早く発表するとのこと。

アルテタ

「これはとても名誉なことだ。アーセナルは世界屈指のビッグ・クラブの一つだしね。だからこそ、僕らはトップ・トロフィーの獲得レースに加わらなければいけない。このことは、スタンやジョシュ・クロエンケ及びクラブ幹部と会談を行うなかで僕の中でハッキリしたことだ。

 

僕らの誰もが、それを成し遂げるためにはやるべき事が山積みなのは分かっているけれど、それは実現可能だと思っている。ただ、一晩でいきなり全てが解決するなんてことは無い。それでもスカッドには才能のある選手が多くいて、アカデミーから才能ある若手選手を供給する素晴らしいパイプラインも存在している。十分実現可能だと思う。」

 

ジョシュ・クロエンケ(KSE社長兼アーセナル取締役)

「ミケルのアーセナルへの帰還を実現できたことを嬉しく思う。彼は我々や世界中のファンが大きな期待を抱いていることを分かっているし、我々が望むレベルのクラブへ戻すためにリーダーとしての役割を果たすことが出来ると確信している。

 

また、フレディー・ユングベリに対しては、3週間に渡ってチームを上手く導いてくれたことに感謝している。彼は短期間でステップ・アップし、この様な困難な時期に素晴らしいプロ意識でチームに貢献してくれた。」 

 

サンジェイ(フットボール部門長)

「我々は何名ものトップクラスの候補者と面談したが、その中でもミケルは我々全員の完璧な候補者として一人際立っていた。ミケルは世界中のファンにとってアーセナルFCがどういう存在かを理解している。彼がさっそく仕事に取り掛かり、チームからベストのパフォーマンスを引き出してシーズンを軌道に乗せてくれることを楽しみにしている。

 

また、フレディー・ユングベリのハードワークとリーダーシップに敬意を表したい。彼はペア・メルテザッカーと共に困難な状況のなか我々にとって重要な仕事を行ってくれた。フレディーとペアはアーセナル・ファミリーにとって重要な存在であり、このクラブをとても大切にしてくれている。」 

(ソース:Arsenal.com) 

 

アルテタ:成功への青写真

自身の哲学と今後の展望について語っています…

アルテタ

「幾つかの青写真が必要だね。僕らには情熱が必要だと思うし、優位性やアグレッシブさも必要になってくる。対戦相手のエリアで自分たちの好きな様にプレーする必要があるんだ。

 

僕はボールを持ちたいし、選手達を可能な限り攻撃的にしたいと思っている。その上で、出来る限り相手の攻撃を阻止したい。だけど、それと同時にクラブの周辺に適切なカルチャーを創り出し、選手達が素晴らしい生活を送り、誰もがお互いを尊重し、謙虚さ持つ必要がある。そして、人々は自分達が達成すべきことに対して責任を持たなければいけない。

 

これらは基本的なことで、そこから成長することができる。そのあとは、このフットボール・クラブのアイデンティティを創り出したい。でも、その前にやらなきゃいけないことがあるんだ。」

(ソース:Arsenal.com) 

 

アルテタ:プレス・カンファレンス ※一部を抜粋

アーセナルへの帰還について…

「ホームに戻ってきたという感じだ。このフットボール・クラブの監督になる機会を与えられた事をとても嬉しく思うし、誇りに思う。私はこの挑戦の機会が訪れる数年前から準備を進めてきた。私への期待感や求められているレベルは分かっているし、このクラブがどういうものに値するかも理解している。

 

だから私はこのチャレンジに挑む準備はできている。選手達やクラブのみんなと一緒に仕事をスタートさせる日が待ち遠しいよ。良い雰囲気を感じている。ロンドン・コルニーを歩いたが素晴らしいエネルギーを感じた。私により多くのエネルギーを与えてくれて本当に幸せだよ。」

 

スタジアムやトレーニング・グラウンドへ戻ってきたときの感想は?

「そうだね、なんか変な感じがしたよ。4〜5年前は立場も役職も異なっていたからね。だけど、いつかクラブを去る日がくると思っていたし、その中でアーセナルを去る決心をしたんだ。

 

そして、クラブのみんなに一旦外に出ていろいろ学び、準備をして、(監督としての)一歩を踏み出す準備ができたと思えた時にまた戻って来たいと伝えた。僕はアーセナルを心の底からリスペクトしている。だから、自分で監督を務める準備ができていないと感じていたらこの席に座っていないよ。」

 

まずは何を変えたいか?

「まずはエネルギーを変えたい。先週、マン・Cの一員としてここへ来たけど、試合後に一旦落ち着いてからここで何が起きているかを悟った。我々は全員が関わり合わなければいけないし、私も自分がやりたい事・求めている事を選手達に説明して説得する必要がある。選手達はこれまでと異なるプロセスや考え方を受け入れる必要があるので、クラブのスタッフ全員が同じ考えを持って臨みたい。

 

我々は支えとなる文化を構築しなければいけない。もし正しい文化を持っていないければ、困難な時期になると木はぐらぐらと揺れてしまう。だから、私がすべき仕事はこれが我々の生きる道だというのを全員に納得させることだ。この組織の一員でいるためにはその方向性や手法が必要だとね。

 

他の事について話すのはその後だ。すぐに影響を与えなければいけないのは明白だし、まずは試合に勝たなければいけない。我々は選手の自信を高める必要がある。そして、最後にはファンの力が必要だ。

 

我々には彼らとの関わり合いが必要だし、我々の振る舞いや意図、そしてこのクラブに何をもたらす事が出来るかを伝える必要がある。少しずつそれを伝えていけばある日突然繋がりを感じる様になるし、それが唯一の方法だと思う。なぜなら、この2つをプラグで繋げばとても強力な力を発揮するからだ。

 

私はクラブの外にいたけれど、外から見ても ” すごいビッグ・クラブだ ” と思ったよ。私はそう感じた。やりたい事がたくさんあってワクワクしている。我々には適切なチームがあると思うしクラブの幹部達とたくさん話し合ったけど、私達は同じ道を進んでいると思っている。だから、とても良い感じだよ。」

 

クラブは方向性を見失っていると思うか?

「外から見てるとそう感じる。いくつかのステップ踏んでその理由を理解したいと思っている。その背景にはそうなった経緯と理由があるはずだし、選手達やスタッフ、そしてみんなの為にも何故そうなったのかを迅速に把握し、すぐさま勝利へと結びつく様にしたい。それが当面のチャレンジだね。

 

我々には重要な試合が予定されているが、トレーニングを行う時間や他のことについて色々と話し合う時間はあまり無い。適切な雰囲気やエネルギーを創り出し、組織にいる誰もがアーセナルにいることはもの凄い特権なんだと感じる必要があると思う。それ以外に方法は無いだろう。」 

 

グァルディオラから学んだことについて…

「アドバイスということ? 主に学んだのは監督は冷酷でなければならず、一貫性があり、日々クラブの文化に合わせて試合を勝ち抜く必要があるということだ。そして、それを維持することは極めて難しい。だからこそ日々のあらゆる行動が重要になってくるし、組織の全てが重要になってくるのだ。

 

彼の仕事効率は信じられない程だよ。彼が人々にどれほどのインスピレーションを与えているかを考えたらほんと信じられないね。だが、私にとっての秘策は人々や選手、スタッフが彼らの伝えようとしている事を信じる必要があるという事だ。

 

監督はそれを伝え切らなければいけないし、そうする事で人々もそれを受け入れる様になる。それがチームであり、団結することでより強くなるのだ。」

 

経験不足を懸念する声について…

「彼らの懸念はとてもよく分かるよ。私から言えるのは準備は出来ているということだけだ。この仕事を全うする準備が出来ていないという自覚があったら私はここに座っていない。私はこのクラブのために心血を注ぎ、改善させたい。」 

 

18ヶ月前はどれだけ監督就任に迫っていたのか?

「あと一歩という感じだった。適切なタイミングではなかったんだ。それが実現しない時というのは、それが適切なタイミングではなかったからだ。そして今、そのタイミングが訪れたことを嬉しく思う。自然な流れでプロセスに加われたことが嬉しかったし、私はこのプロセスへ向けてもの凄く準備をしてきた。この件が助けになったと思うし、とてもポジティブに捉えているよ。」 

 

監督にとってアーセナルとは?

「イングランドでプレーする様になってからアーセナルという存在の意味を理解し始めた。私はバルセロナ生まれで、最もよく似たスタイルや価値観、野心を持っているのがアーセナルだった。だから常々周囲の人達にいつかアーセナルでプレーするのが夢だと話していたんだ。

 

そこにはアーセン・ベンゲルという一人の男がいて、私を信頼してこのクラブでプレーするチャンスを与えてくれた。その後、彼は私をチームのキャプテンにも任命してくれた。彼がこの最高のクラブでエンジョイしながらプレーする機会を私に与えるというビジョンを持っていなかったら、私は今日ここに座っていなかっただろうね。」

 

エジルについて…

「彼はアーセナルにおけるビッグ・プレーヤーだ。先ほども述べたように、私は彼らがどの様に感じていて、何を必要としているのかを理解したい。私が何を必要としているかでは無いんだ。だから、それを理解する必要がある。会話することでそのポイントを理解できるだろう。

 

それを理解できたら彼らからその言い訳を取り除き、関連性のあることに集中させられる。それはピッチ内外に影響を与えるんだ。もちろん、彼はビッグ・プレーヤーだ。彼と一緒に仕事をしたこともある。スイッチの入った彼がチームに何をもたらす事ができるかもよく分かってる。当然ながら彼を最大限活用するのが私の仕事だ。」

 

1月の補強の可能性について…

「移籍市場については話し合っていないけれど、何やらいろいろな噂がある様だね。今の私はただただ試合に勝とうとしていて、小さなことから選手達に自信を与える方法を見つけられるかだけを心配している。そして、ピッチに足を踏み入れたら選手達のプレーを改善させる。」

 

ユングベリの今後の役割について…

「今朝、選手達に話しかけた時もその件について話をしている。その後、彼の希望や今の状況について彼と話し合った。もう時期明らかになるだろう。その件について彼に伝えるチャンスが無かったんだ。」 

 

シティを去ると伝えたときのグァルディオラの反応について…

「いいかい、私とペップの関係は想像以上に良好なんだ。明らかに彼は寂しそうだったし、彼にとってベストなタイミングでは無かったけれど、それでも私の気持ちを理解してくれた。彼は私がどの様に成長してきたか、感情的に必要としていたこと、私が抱く野心を知った上で、長年に渡って本当に多くのことを教えてくれた。

 

以前から彼のことを尊敬していたし、彼と一緒に仕事をしたあとで彼がどれだけ素晴らしい人で、どれほど専門的かを説明しきれない。私の目を見たときの彼の反応は、私が悩み抜いたことを悟った様だった。なぜなら、彼らが私を必要としている時期に去ることを心苦しく感じていたからね。

 

だけど彼はとても協力的だった。それはティキ(※べギリスタインFDの愛称)やフェラン(・ソリアーノCEO)もそうだし、ハルドゥーン(・アル・ムバラク会長)とも昨日電話で話したけど同じく協力的だった。これ以上は望めない程だったよ。

 

昨日、トレーニング場で全てのスタッフや選手に別れを告げて来た。泣けたよ。彼らとは3年半に渡って家族のように過ごし、信じられないほど素晴らしい時間を共にしてきたからね。私達にはペップはイングランドじゃ通用しないという人々をギャフンと言わせたいという夢があった。私達はプレミアリーグでコテンパンにやられるとね。それでも私達は自分たちの進む道を信じてきた。

 

とても充実した時間だったし、私達が共に過ごした時間は一生忘れないだろう。」

 

まもなく発表される自身のコーチング・スタッフについて…

「すでに私の手を離れている。あとは弁護士の仕事とペーパーワークだ。なるべく迅速に行いたいと思っているが、フェアに見てもタイムスケールはかなり厳しい。私はシティの試合があったし、やらなければいけない仕事が大量にあったからね。でも、もうまもなく発表されるはずだ。」

 

ユングベリが残留する余地はあるのか?

「先ほども述べたように、まずは座ってじっくり話し合う必要がある。今日は彼が遠征先へ出発する日で、フレディと話す時間が10分しかないとは思わなかったんだ。彼とは現在の状況や彼自身の目的、彼から選手達はどう見えているか等について話し合い正確に理解する必要がある。そのためには8時間ほど話し合う必要があるだろう。このクラブで過去18カ月の間に何が起きたのか、その歴史を理解しなければならない。私達は椅子に座ってコーヒーを飲みながらじっくり決断を下す必要がある。」 

 

エバートン戦のゲームプランについて話し合ったのか?

「NO. 私からは ” あなたは彼らと共にトレーニングを行い、彼らのことをよく知っている。だから、あなたが正しいと思うことをやって欲しい ” と伝えた。あとは、私から彼らに何を望んでいるかを少しだけ話した。それだけだ。」 

(ソース:Arsenal.com) 

  

最新のチームニュース

■ベジェリン

右ハムストリングの張り。エバートン戦前に状態を評価する。

 

■ホールディング

左膝の打撲。エバートン戦前に状態を評価する。

 

■コラシナツ

右足首の怪我。マン・C戦で右足首の靭帯を損傷。1月中のフル・トレーニング復帰を目指す。

 

■エジル

右足の怪我。マン・C戦で負傷。エバートン戦前に状態を評価する。

 

■ティアニー

右肩の脱臼。ウェストハム戦で右肩を脱臼し、今週手術を受けた。フル・トレーニング復帰まで3ヶ月かかる見込み。その間はリハビリを行う。

 

■ジャカ

ウェストハム戦で脳震盪を起こしたが、現在は復帰しておりプレー可能。

(ソース:Arsenal.com

 

アルテタのアーセナル愛が半端ないですし、相当な覚悟を決めて監督を引き受けた事が分かりますね。

 

グーナーも覚悟を決めて全力でサポートしましょう!

そして、渦中の栗を拾ってくれたフレディとメルティに最大級の感謝と称賛を送りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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