【アーセナルNEWS】アーセナルの複雑な監督選考プロセス

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アンチェロッティは監督候補ではない?

ナポリの監督を解任されてから、アーセナルの次期監督の有力候補として大きく報じられているアンチェロッティですが、ESPNの報道によるとアーセナルのリストにアンチェロッティの名前は無いそうです。

 

アーセナルはアンチェロッティが自分達が探している監督のプロフィールに合わないことや、近年指揮を執ったクラブで目立った成績を残せていないことから、後任候補のリストには名前を載せていないらしいです。

 

アンチェロッティは2017年にバイエルン・ミュンヘンの監督を解任されていますが、先日ナポリの監督も解任されたことで、2シーズン半のうちに二度解任されたことになります。

 

なお、アーセナルには監督希望者からの応募も来ており、リストを絞り込むための面談を行っているようです。クラブは後任監督の選考を急いでいますが、当初想定していた候補者ありきではなく、真に適切な監督を確実に選びたいと考えているとのこと。そのため、暫定監督を務めるユングベリに実力を証明する時間を与える用意もあるとか。

(ソース:ESPN

 

理想的な後任監督はポチェッティーノか?

後任監督の選考はエドゥが責任者となって進められているようですが、そのエドゥはトテナムの監督を解任されたポチェッティーノが最適だと考えているらしいです。若手の育成、コーチング、プレースタイル、コミュニケーション能力など、どれを取ってもNo.1の候補者であるという感覚を持っているとか。

 

なお、ポチェッティーノにはウェストハムがオファーを出したらしいですが拒否されたそうです。来夏まで監督を務めるつもりがないというのが理由だとされています。

(ソース:Mirror

 

アーセナルの複雑な監督選考プロセス

SKYスポーツのソルへコル氏が、アーセナルの複雑な監督選考プロセスについて解説していたので紹介します。

 

複雑な図式 

インタビューのプロセスがスタートしている。アルテタ、アンチェロッティ、ヴィエラ、アッレグリが有力な候補者だ。 

 

しかし、トテナムで次の監督になりたいと思ったら、レヴィ会長に印象付けるだけで良いので簡単だ。ワンマン経営だからだ。もしレヴィがポチェッティーノを解任して次の日にはモウリーニョを連れて来ようと思ったら、彼にはそれが出来る。

 

一方のアーセナルは4人の委員会があなたを待っている。そして、彼らはオーナーとその息子にあなたを売り込むかどうかの判断を下す。これはとても時間のかかるプロセスだ。しかも、かなり多くの人々が関わることになる。 

 

決定権は誰にある? 

エミレーツは非常に複雑なシステムだ。あなたはこのカルテットに自分を印象付ける必要があるけれど、彼らは後任監督について幾つかの異なるアイディアを持っている。インタビューが開始されているが、実施しているのはサンジェイ、ヴェンカテシャム、エドゥ、そしてファーミーだ。

 

まず、フットボール部門長のサンジェイは2018年にバルセロナからやって来た。このスペイン人はスーパー・エージェントのジョルジュ・メンデスと非常に親しく、彼は次期監督としてクライアントの何名かを売り込んでいる。

 

次にテクニカル・ディレクターであり、かつて選手としてアーセナルでプレーしたエドゥがいる。彼は別のスーパー・エージェントのキア・ジョオラビシアンと親しいことが判明している。彼はエドゥに対して自分のクライアントの一人を監督に就任させるよう囁いている。

 

彼ら以外にもマネージング・ディレクターのヴェンカテシャムや契約交渉担当のファーミーにも、同様に感銘を与えなければならない。

 

これらの人々は、どの様な人物に感銘を受けるかという点において異なる考えを持っている。それでも、彼ら全員のインタビューを受ける必要があり、そのうえ全員に自分を印象付けなければいけない。アーセナルの新監督として自分こそ相応しいと彼らを納得させる必要があるのだ。

 

主要な候補者

アルテタ

元アーセナルのMFだったアルテタは有力な候補者の一人だ。2018年5月にエメリが監督に任命される前、彼は監督就任に迫っていた。このスペイン人はとても高い評価を受けており、マン・Cでグァルディオラのアシスタントとして素晴らしい仕事をしている。

 

グァルディオラも彼はいつかトップの監督になると語っていたが、彼に対する最大の懸念は、これまで監督としての経験が無いことだ。

 

ポチェッティーノ

ポチェッティーノは本当にトテナムからアーセナルへ行くことが出来るのだろうか? SKYスポーツ・ニュースは、彼が興味を持っているかどうかをアーセナルは調べようとしていると理解している。 

 

もちろん、彼は現在休養中なので急いで新しい仕事に就く必要はない。それに、彼は次の仕事に就くのは夏まで待ちたいと思うかもしれない。それでも彼はアーセナルが検討している候補者の一人だ。

 

アンチェロッティ

もう一人の有力候補者は、元ユベントス、元ACミラン、元チェルシー、元パリSG、元レアル・マドリー、元バイエルン・ミュンヘン、元ナポリ監督のアンチェロッティだ。

 

このイタリア人は二日前にナポリの監督を解任されたばかりだが、プレミアリーグだけではなくヨーロッパのトップ・クラブで指揮を執った経験が豊富だ。彼の経歴がそれを物語っている。三度CLを制覇しイングランド、フランス、ドイツ、イタリアでもタイトルを獲得している。

 

だが、アンチェロッティで問題となるのは、彼がアーセナルの監督して相応しいかどうかだ。 彼は選手達にとても甘いことで知られている。以前、SKYドイツがバイエルンでの彼のトレーニング・セッションはかなりリラックスしたものだったと報じていた。今のアーセナルにはもっと厳しい人物が必要だろう。

 

ヴィエラ

クラブのレジェンドであるヴィエラの名前もある。おそらく、ベンゲル 政権で最高のキャプテンであり、確かに監督っぽいイメージがあった。多くのアーセナル・ファンはフランス人の帰還を望んでいる。

 

監督としてはまだ若手だが、彼は経験を積んでおりMLSではニューヨーク・シティの指揮を執り、現在はリーグ・アンのニースを指揮している。

 

唯一の問題点は、ニースで思い通りに行っていないことだ。シーズン開幕から躓き、現在はフランス1部リーグで13位に沈んでいる。

 

アッレグリ

アッレグリも有力な候補者の一人で、夏にユベントスの監督を退任している。アーセナル・サポーターの多くも彼の経歴に感銘を受けている。

 

しかし、彼は英語が完璧ではないことに加え、次の仕事に就くのは来年の夏まで待ったほうが良いと考えている。ここ数週間、彼はその考えを公に語っている。

 

ユングベリではどうか?

ユングベリは現在、チームの暫定監督を務めており月曜日のウェストハム戦で3-1の勝利を納め、リーグ戦9試合未勝利を終わらせるのに貢献している。ベンゲルのインビジブルズのメンバーだった元アーセナルのMFは、このまま正式に就任するのではという報道もあったが、これまでのところ正式な監督に就任するという話については控え目な見通しを持っている。 

 

EL・スタンダール戦前の会見で、自身も後任監督の候補者だと思っているかと尋ねられたユングベリは、今は毎試合しっかりと仕事に取り組んでいるし、クラブ幹部と自身の将来について話し合ったことはないと答えた。

 

「ボスとそういう話はしていない」と語り、「私の仕事は日々のことや試合毎にこの素晴らしいクラブの手助けをすることだ。それを実行しようとしている。どういう結論を下すかはトップが決めることだ」とコメントしている。

 

最後のハードル

リストに名前の載っている候補者が、アーセナルの次期監督選考に関わる4人の委員を感動させることが出来たとしても、彼が手綱を渡される前にクリアしなければならないハードルがもう一つある。

 

選考委員会はインタビューを終えるとアーセナルの最高権力者であるアメリカ人オーナーのスタン・クロエンケと、息子で取締役会のメンバーも務めるジョシュ・クロエンケにその人物を推薦する。

 

そして、アーセナルの次期監督を誰にするかの決断が下される。

 

選考のタイムスケールは?

ジョシュ・クロエンケは最初の候補者ありきではなく、適切な候補者を探していると主張しており、新監督選考を徹底的に行うと語っている。

 

エメリの解任直後にタイムスケールを尋ねられた際、彼は次の様に述べている。「我々のプロセスはすでに進行中だ。ラウル、ヴィナイ、エドゥ、ハスがそれを率いている。このプロセスを通して彼らと団結し、密接に協力していきたい。」

 

「なぜなら、我々はフレディをとても信頼しているので、このプロセスにおいて徹底的な選考を行い、正しい候補者を見つけ出すことが出来るのだ。候補者ありきではない。」

(ソース:Sky Sorts

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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