エメリ:プレス・カンファレンス
※一部を抜粋
木曜日以降の怪我人について
「グッド・アフタヌーン。日曜日の試合でどの選手を起用できるかを判断するには間隔がちょっと短すぎる。昨日の試合でプレーした選手の一部には疲れが見えるので、明日のトレーニングがとても重要になってくると思う。そうは言うものの、チームから離脱中なのはラカゼットだけだ。他の選手については、プレーする準備が整うのを待っている状況だ。」
ベジェリン、ティアニー、ホールディングについて
「彼ら3人は怪我をした時期も状況も異なっている。しかし、実際のところ現在では本格復帰がかなり近くなっていて、おそらく一番間近に迫っているのはホールディングだろう。彼らはファースト・チームで2試合をプレーしたし、U-23の試合にも出場しているからね。ティアニーも同じような状況だ。ベジェリンに関しては100%の状態になるにはもっと時間が必要だと思うが、昨日の試合でプレーしたことでとても良いリズムを掴めたと思う。それに、今後彼が本格的にプレーするようになった際に必要な自信も手に入れたね。」
スローな立ち上がりについて
「正直言って、同じリズムとコントロール、ポゼッションで90分間プレーするのはとても難しい。また、ピッチ上で最高のポジションを確保しつつ、相手にベストなプレッシングを行うこともね。しかしながら、昨日の試合で我々はそれをなん分もの間継続することが出来たと思う。ボールの有無に関わらず、非常に強力なペースで試合を始めて、最初の20分間で3ゴールを奪った。しかも、実際は90分間に渡って一貫したパフォーマンスを披露していたのだ。後半は1ゴールだけだったものの、ラスト15分間にも多くのチャンスを作り出し、猛烈にプッシュしていた。」
「月曜日の試合に出場していない選手ばかりだったので、このスピリットは素晴らしいと思う。彼らはフレッシュな状態だったが、何より我々としては全ての選手たちが各試合に対する準備が整っている状況にしたいのだ。1週間のうちに3試合予定されているなら、選手たちにはその3試合全てに備える心構えでいて欲しい。シーズンを通して数多くの試合が組まれているので、昨日の試合では選手たちに自信とスピリットを持たせることが重要だった。」
守備面でのトラブルについて
「シーズン開幕時にはその事について我々も心配をしていたけれど、徐々に良くなっていると思うし、ここ最近の試合では何度か重要なクリーン・シートを記録することができている。マン・Uとの試合でも1失点しかしなかったことからも改善が見られる。攻撃力があってなおかつ守備力も備えたチームを目指しているが、何よりもまずはボールを持って攻撃力を発揮し、試合をコントロールすると言うのが我々の特徴なのだ。ただ、それにはバランスが必要なので守備力を強化する必要がある。守備面に関してはボールをより多くキープしながら相手をゴールから遠ざけつつ、相手をプッシュする必要があるだろう。前回の試合でも示したように、我々も次第に良い守備を披露できるようになっている。」
追加でDFを獲得しなかったことを後悔しているか?
「我々はダビド・ルイスというプレミアリーグでの経験が豊富な選手と契約したし、ソクラテスというベテランもいる。また、チャンバースがフラムへのローン移籍から復帰した。それに、ベジェリンとホールディングが怪我から復帰している。ティアニーも獲得した。この様に、我々はできる限りのことをやったと思っているし、その結果にとても満足しているよ。今の我々には多くの可能性があるし、チームとしてもより多くの選手を揃えてオプションが豊富になり競争力が高まっていると思う。我々は数多くの試合をこなすつもりで、今は守備面に関しても夏に望んでいた選手たちが揃っている。」
今シーズンはトップ4入りのチャンスがあるだろうか?
「シーズン中に我々が目標とすることは、タイトル獲得を目指してチャレンジすることだ。来年こそCLに行くぞというメンタリティを持っているし、ドレッシング・ルームでそういう話をするときもあるけれど、今は次の試合へ向けてチームを強化すべく改善に取り組んでいるところだ。改善はしていると思うが、もっと必要だと感じている。昨年、我々はあと一歩のところでトップ4入りを逃した。今年はその一歩の差を埋めたい。」
監督はメスト(・エジル)よりも他の選手の方がチーム入りするのに相応しいと行っているが、メストはそれを受け入れてポジション争いを行うのだろうか?
「我々は26人のチームだ。23人のフィールド・プレーヤーと3人のGKで構成されている。我々は異なるソリューションやスカッドの様々なポジションで異なるオプションを持った競争力のあるチームになりつつあると思う。実際、全ての選手たちがうまく機能している。ときどき、ある選手を他の選手を入れ替える判断をすることもあるが、私は各試合でどうすれば良くなるかを常に考えているのだ。」
昨シーズンから改善するためにも、ボーンマスの様なチームにも勝つ必要があるのでは
「ボーンマスの躍進は今やサプライズでもなんでもない。彼らは非常に上手く機能しているし、昨年もとても素晴らしいプレーを披露していた。彼らは今の状況に値すると思うし私も非常にリスペクトしている。日曜日の段階で我々は12Pを獲得しているが、彼らは11Pで差は1Pしかない。我々に肉薄し同じくトップ4入りを目指して戦っている相手の重要な局面だ。どの様に対応して彼らをどこまで圧倒できるかを示したい。ただ、彼らのことは大いにリスペクトする必要がある。なぜなら、彼らは好調だし非常に攻撃的なチームだ。優れた選手も揃っているし監督も成長している。彼は経験豊富で非常に優秀な監督だと思う。」
(ソース:Arsenal.com)