シンガポールでのプレ・シーズン・ツアーが決定
アーセナルは7月にシンガポールで行われるインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)に参加すると発表しました。シンガポールで行われた運営側の記者発表には、クラブのレジェンドであるピレスがアーセナル代表として参加しています。同大会にはアトレティコ・マドリー、パリSGも参加し、7月26日にアトレティコ・マドリー、7月28日にパリSGとそれぞれ対戦することも決定しています。
なお、今夏はW杯が行われる影響からか、ヨーロッパ以外への遠征はこの大会のみとなり、ICC終了後はヨーロッパで2試合の親善試合を行う予定とのこと。さらに毎年恒例となっているエミレーツ・カップは行わない事も併せて発表されています。
カジディスCEO
「我々はシンガポールのナショナル・スタジアムでハイ・クォリティの対戦相手と対戦するICCを楽しみにしている。この地域の大勢のファンにチームの姿を直に見る機会を提供できるし、アトレティコ・マドリーとパリSGとの2試合がエキサイティングかつ新シーズンへ向けたとても良い準備になるだろう。」
(ソース:Arsenal.com)
エミレーツの観客減少がベンゲルの去就に影響か?
デイリー・エクスプレス紙によると、アーセナルの取締役会は今シーズン終了後にベンゲルの去就を判断する上で、ここ最近エミレーツ・スタジアムの観客が減少している事も考慮するらしいです。クラブの公式発表では平均して5万8,000人前後の観客数となっていますが、スタンドは明らかに空席が目立っています。しかし、そんな中でもアーセナルが来期のCL出場権を得るためにはEL優勝が不可欠であり、またリーグで6位を死守するためにも今後数週間は非常に重要な試合が続きます。
ベンゲルとアーセナルの契約は来シーズンまでとなっていますが、このまま指揮を執り続けるかどうかは不透明です。
(ソース:Daily Express)
今夏に誰を残し誰を放出するか
ミラー紙が今夏の移籍市場でアーセナルがキープすべき選手と放出すべき選手、そして補強候補を特集しています。ベンゲルの去就が不透明になっており来シーズンは別の人物がチームの指揮を執っている可能性もありますが、ベンゲルが いる/いない に関わらず選手の入れ替えは不可避だと報じています。
特に、今シーズン前半に巻き起こったアレクシス・サンチェス騒動の二の舞を避けるためにも、ラムジーとの契約延長を早急に取りまとめる必要があると指摘されています。
キープすべき選手
ベジェリン、ラムジー。彼らのスピードと得点力は不可欠。
放出要員
ムスタフィ
チームが取り組むべき課題
クラブの哲学と方向性の転換。そして、チームの屋台骨となる選手の代わりを見つけること。長期的にゴールを任せられる正GK、センターハーフとアンカーの獲得。特にリーグ最高のDFと呼ばれているコシエルニーが怪我に苦しんでいるのが痛手。
獲得を検討すべき選手
レバークーゼンのドイツ代表GKレノ。ウェスト・ブロムのDFジョニー・エヴァンズ。そして中盤のアンカーマン。アーセナルが負ける理由は中盤にアンカーがいないから。最近はホッフェンハイムのドイツ人MFケレム・デミルバイ獲得の噂がある。
今の監督でタイトルを狙えるか?
答えはノー。ベンゲルから若くて活気のある監督に交代すべき。レーヴ、ジャルディム、ロジャース、アルテタの名前がリスト入りしている。仮にアーセナルがELで優勝してもベンゲルは今夏に解任される可能性はある。
全体的な見通し(※一部を抜き出し)
・他のトップ6が本気でタイトルに挑戦している中で遅れをとっている。
・この状況の中でベンゲル政権をもう1年続けることは、さらに遅れるを取ることになる。その1年は3年に渡り影響を与えるだろう。クラブはピッチ以外の部分で改善を進めているが、フットボール・チーム(その事を忘れている?)である以上、ピッチ上でのパフォーマンスが重要である。
・アーセナルは移籍市場で1億ポンド以上を投じてルーカス・ペレス、ムスタフィ、ジャカを獲得しているが、活躍の兆しを見せているのはジャカだけ。莫大な投資をするクラブに追いつくのは難しいが、それでもトテナムやリバプールは上手くやっており、資金力は必ずしも言い訳にならない。
・現実問題として、来季は監督を変えて大規模なオーバーホールを行わなければ、マン・Cへの挑戦はノーチャンス。
・まずは平均的に極めて貧弱な守備陣の入れ替えと、守り方を知っているMFの獲得。
(ソース:Mirror)