選手と給与カットで合意
BBCによると、アーセナルは選手側と12.5%の賃金カットで合意に達したそうです。ただ、来シーズンのCL出場権を獲得することが出来たら、削減分の賃金は全額払戻が行われるとのこと。
このほか幾つかの特別ボーナスが設定されたようです。まず、来シーズンのCL出場権を獲得できた場合は10万ポンド(約1,345万円)のボーナスが支給されます。次に、CL優勝で50万ポンド(約6,729万円)、EL優勝で10万ポンド(約1,345万円)の優勝ボーナスが支払われることになったとか。
リーグ戦中断時点でのアーセナルの順位は9位で、残り10試合でCL圏内まで8P差の位置にいます。
今回の合意により、アーセナルはプレミアリーグで賃金カットを行う最初のクラブになります。プレミアリーグではリーグ側が30%の給与カットを提案していましたが、プロ・フットボール協会側は給与カットではなくNHSなどへの寄付で貢献すべきだと主張していました。
(ソース:BBC)
プレミアリーグはシーズンの全日程消化を最優先とすることを確認
BBCによると、金曜日に行われたプレミアリーグの全体会議において、今シーズンの全日程消化を最優先にすることが確認されたそうです。当初はリーグ戦終了の期限を6月30日とする案が議論されていましたが、リーグ戦再開の目処が立たないことから時期には拘らず、代わりに『実現可能なスケジューリング・モデル』に関する話し合いが行われたとのこと。
当初議論されると予想されていたリーグ戦の終了期限を6月30日とする案の背景には、選手の中にはクラブとの契約が6月30日までとなっている者も多く、このまま行くとシーズンの途中で契約切れを迎える選手が出てくるためです。例えばチェルシーのウィリアンやトテナムのフェルトンゲンの契約が6月30日までです。
また、クラブのレベルでもスポンサー契約の期限が6月30日までとなっているケースもあります。リバプールはシャツのサプライヤーを現在のニューバランスからナイキへ変更する予定ですし、ワトフォードとニューカッスルも変更する予定です。
プレミアリーグのスポークスマンは、「今日の会議では実現可能なスケジューリング・モデルについて話し合った。2019-20シーズンを最後まで完了させることが我々の目標だが、Covid-19の影響が拡大している現時点ではあらゆる日付は仮のものである。」 と述べています。なお、イギリスでは木曜日にロックダウンの期間をさらに3週間延長することが発表されました。
では最後に、欧州の他のトップ・リーグはどうなっているのでしょうか。
ブンデスリーガ:トレーニングを再開しているが、シーズンは4月30日まで中断。
ラ・リーガ:緊急措置が解除されるまでトレーニングは行わない。リーガの会長は5月28日の再開がベストなシナリオだとコメント。
リーグ・アン:6月3日もしくは17日のリーグ再開を模索中。
セリエA:シーズン再開へ向けた下準備として、5月初めには(選手・スタッフへの?)ウィルス・テストを実施したい考え。
(ソース:BBC)