【アーセナルNEWS】エルネニー:アーセナルでキャリアを終えたい

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エルネニー:アーセナルでキャリアを終えたい

今年初めにエルネニーはアーセナルとの契約延長にサインしましたが、クラブから契約延長をオファーされたとき泣き崩れたそうです。

当時のエルネニーは膝に重傷を負ったばかりでした。契約満了がシーズン終了後の6月までと迫っている中での大怪我に、7年間在籍したクラブを去ることになるのではないかと不安になっていたそうです。

しかし、クラブは現在のメンバーの中で在籍年数が最も長いエルネニーをチームに必要な選手だと考えており、1年間の契約延長をオファーしました。

エルネニー
「僕の人生の中で最高の日だった。クラブが僕に話してくれたこともそうだし、クラブ全体がこの決断を喜んでくれていたからね。その日は泣いたよ。

アーセナルFCは僕がこのクラブを100%愛していることを分かってくれているし、僕が退団を望んでいないことも知っていた。僕はここに残りアーセナルでキャリアを終えたいと思っているからね。

昨シーズンは怪我をしてしまって、契約の最終年だったけどそれ以上プレーすることが出来なくなってしまった。

だけど、彼らは僕が怪我をした翌日にやって来てこう言ったんだ『モーどんな契約にする? 我々は君のことが大好きだし残って欲しいと思っているんだ』とね。本当にこのクラブは最高だよ。」

 

アーセナルで最古参の選手となったエルネニーは、ノース・ロンドンを自分のホームと呼んでいます。その言葉を裏付けるようにロンドンで自分のフットボール・チームを立ち上げました。

今年初めに設立したエルネニーFCは10歳以下のチームで、自分の息子もMFとしてプレーしています。エルネニーはそこでコーチとして教えることもあるそうです。

夏にはさらにチームの規模を拡大しユースやシニアチームも編成され、今後1年間に渡りトレーニングを続けて来シーズンからリーグ戦に参戦予定のようです。なお、エルネニー自身も時々トレーニング・セッションに参加しているのだとか。

「僕は常にフットボールのことを考えている。と言うのも、これまでも僕より年上の選手達がキャリアを終えていったけど、彼らは引退後に何をしていいか分からなくなっているようだった。

だから今のうちから考えておいた方がずっと良いと思う。そうしておけば実際に引退することになったときには既に何かが出来上がっているはずだからね。

もちろん、(引退後も)イングランドに留まりたいと思っているけれど、無職のままだとイギリスに残れないのでこのアイディアが生まれたんだ。何もせず家にずっといる訳にはいかないからね。

そういう事情もあってどんなビジネスが出来るかずっと考えていた。僕はフットボールに情熱を傾けているからレストランをオープンさせたりはしないかな。」

 

エルネニーはアルテタの指導を受けたあとにコーチを志した数多くの選手の一人で、既にUEFAのB級ライセンスを取得しています。

また、エルネニーは自身のフットボール・クラブに関して壮大な計画を立てているようです。エルネニーFCと言う名前は自分のネームバリューを使って露出を高めるために名付けたもので、将来的には変更するかもしれません。

しかし、エルネニーの思惑通りトライアルには予想を上回る人数が参加したらしく、日程の変更が必要になるほどだったとか。

エルネニーは野心を持ってクラブ運営を行っており、最終的にはプレミアリーグ昇格を目指しているようです。

「フットボール・クラブのことはいろんな人に話したけど、僕がいつかプレミアリーグに昇格させたいって言うと皆笑うんだ。彼らは『ゼロから目指すの? プレミアリーグは世界最高峰のリーグなのに?』ってね。

僕の考えを理解できない人もいるけれど僕は夢を追いかけるのが大好きなんだ。だから自分の周りには優秀な人材が必要だと思っている。もちろん、15年から20年くらいかかるかもしれないけど僕らには目標があるんだ。」

 

大きな夢を持つべきだというエルネニーの考え方は自身のこれまでのキャリアが影響しているようです。エジプトでプレーしていたとき、あるジャーナリストの取材を受けた際に将来の夢を語ったら嘲笑されたこともあるのだとか。

「彼から『モーはどこでプレーしたいと思ってるの?』と聞かれたことがある。僕はそのときエジプトの中堅クラブでプレーしていたんだけど『バルセロナへ行ってカンプ・ノウでプレーしたい』と答えたんだ。

これは本当の話しなんだけど、彼は僕とのインタビューを打ち切って黙って立ち去ったんだ。お礼も言わなければさよならも言わなかった。ただ黙って立ち去ったんだ。」

 

その後、エルネニーはアーセナルに入団し、カンプ・ノウで行われたCL・バルセロナ戦でゴールを決めることになります。

「フットボールの世界では大きな夢を持たなければ何も得られない。大きな夢を持っていればあと一歩っていうところまで行ける。それが僕の信条なんだ。」

 

引退後のことを考えて動いているエルネニーですが、まだまだ引退するつもりはなく自分の役割を果たす決意を持っています。

「37歳か36歳で引退しようと思っているからまだ5年~6年はあるね。いつも通りハードワークをしているよ。アーセナルでスタメンを取り戻したいと思っているからね。それが今年の目標だ。

もちろん、怪我による長期離脱から復帰したばかりだというのは分かっているけれど、復帰後にスタメンを目指して戦いまくっているんだ。

プレーする準備ができていることを示すために、毎日100%の力を出し切ってハードワークを続けている。そのうえでチャンスが巡ってきたら自分はまだまだやれるってことを示すと共に、このクラブの為に全力を尽くさなければいけないと思っている。」

(ソース:Evening Standard

 

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