アルテタに対する規則違反の訴えが棄却される
FAの独立規制委員会は、FAがアルテタ監督をFA規則E3.1違反で告発した件について審議を行った結果、規則違反は証明されなかったとする裁定を下し訴えを棄却しました。
11月4日に行われたニューカッスル vs アーセナル戦のあと、アルテタ監督はプレス・カンファレンスで審判団に対する痛烈な批判を展開します。
FAはこの一連の発言が審判団に対する侮辱・試合に対する悪影響及び威厳を損ねる行為にあたるとして独立規制委員会に告発していました。
告発を受けて独立規制委員会は公聴会を経て審議を行いましたが、規則違反を証明する証拠がなかったとして棄却されたようです。
(ソース:Arsenal.com)
今回の独立規制委員会の裁定についてsky sportsが解説記事を掲載しているのでご紹介します。
まず、FAがアルテタ監督を告発した主な理由はプレス・カンファレンスにおける審判団批判があります。
アルテタ監督はゴードンのゴールが認められたことに激怒しており、「恥ずべきことだ」「気分が悪い」などと発言していました。
FAはこれらの発言がFA規則E3.1違反に当たるとして告発を行った訳です。
FAの告発に対してアーセナルは意見書の中で次のような主張を展開していたようです。
・アルテタ監督は英語の『disgrace(恥ずかしい)』をスペイン語の『desgraci(不幸)』の意味で使っており侮辱する意図はなかった。
・アルテタ監督はこれまでPGMOLや他の関係者たちと共にVARの改善へ向けて『多大な努力』をしてきた。なぜなら、この技術が『求められる基準を下回っている』からだ。
・アルテタ監督はニューカッスル戦が行われる二日前の11月2日にもPGMOLとのミーティングに参加しているが『全くもって非生産的な』ものだった。
・かつてアルテタ監督の下でプレーしていたジョー・ウィロックは、アーセナルの選手達に対してボールは確かにラインを割っていたと明かしている。
・FAはアルテタ監督を不適切な発言を行ったとして告発しているが、告発されていない他の監督たちと同様に『強調した言葉』を使ったに過ぎない。
なお、今回の裁定に対してFA・アーセナルの双方に控訴する権利がありますが、控訴可能な期間は既に過ぎており両者とも控訴しなかったとのこと。
(ソース:sky sports)
ロマーノ氏:ヴラホヴィッチとパティーノの噂について
移籍市場の情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏がcaughtoffsideで連載中のコラム『 Daily Briefing』の中で、ヴラホヴィッチとパティーノに関する噂について触れています。
まず、アーセナルが獲得に動いていると度々報じられているユベントスのヴラホヴィッチについて。イタリアでヴラホヴィッチの移籍金が予想よりも低いのでは?とする報道がなされていますが、この件についてロマーノ氏は7月から状況は変わっておらず非常に重要なオファーが無い限りユベントスに留まるだろうとコメントしています。
また同氏は、ヴラホヴィッチの状況に変化があったという話は聞いていないとも述べており、ユベントスが好調なこともあってとても静かな状況だとか。
次にスウォンジー・Cにローン移籍中のパティーノについてです。ユベントスがパティーノの獲得に動いていると報じられていますが、この件に関してもロマーノ氏はユベントスとパティーノの間で何らかの動きがあるという話は聞いていないとしています。
仮に何らかの決定が下されるとしても、それは今ではなく2024年の後半になるとロマーノ氏は予想しています。
アーセナルはスウォンジーで見せているパティーノの成長ぶりにとても満足しているようで、スウォンジーへのローン移籍は懸命な判断だったと言えるでしょう。
(ソース:caughtoffside)