【アーセナルNEWS】バログンがフランスでの活躍や自身の去就について語る

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バログンがフランスの活躍や自身の去就について語る

今シーズン、スタッド・ランスへローン移籍しているバログンですが、これまでリーグ・アンで17ゴールを挙げる大活躍を見せています。

今回、リーグ・アン公式サイトの『リーグ・アン・ショー』というインタビュー企画にバログンが登場し、今の心境やランスでのこと、そして今後の去就などについて語っているので紹介したいと思います。


 

インタビュアーのマット・スピロ氏

フォラリン、今日は時間を作ってくれてありがとう。人生をエンジョイできてるんじゃないかな? 今の状況はどう?

「そうだね、最高だよ。この経験を楽しんでいるところだし、毎日チームメイト達から新しい言葉を習っているところだ。だから良い感じだよ。」

 

イギリスの若手選手がフランスへ移籍してプレーするというのは大きな決断だったと思うけど、今回のローン移籍を承諾するにあたって何を重要視したのかな?

「代理人や家族、そしてアーセナルからもたくさんアドバイスをもらった。でも、最終的に重要なのは自分がどうしたいかだと感じたんだ。僕はリスクを冒したいタイプの人間だから、常に自分を追い込んで苦しい状況に身を置くようにしている。」

 

周りに仲間も知り合いもいないので、ここではフットボールに集中するだけって感じかな?

「ここでの生活はそれほど簡単ではないし、週末に誰か遊びに誘うこともできない。だからちょっと寂しさはあるかな。でも、そこから多くのことを学んだし、このクラブで快適に過ごすことが出来るようになったから確実に成長したと思う。」

 

フランス語の方はどう?(とフランス語で質問)

「うーん……フランス語はどう?って聞かれてる気がする(笑)1日おきに対戦相手の分析をしながらミーティングをするんだけど、時間が経つにつれてだんだん理解できるようになってきたよ。今も周りに通訳してもらってる。確実にコツを掴んできてるんだけど、話すのはまだちょっと難しいかな。」

 

監督は英語とフランス語を流暢に話せるよね。でも、トレーニングのときにフランス語を上手く話せない君に対して注意してる姿を見たことがある。彼は君に対してどういう態度で接しているのかな?

「そうだね、ウィル(・スティル監督)は素晴らしいよ。ここに来てこれ以上のことは無いってくらい最高だ。あなたの言うように彼は僕が家で話すのと同じように英語を話せるし、誰にも引けを取らないくらい流暢なフランス語を話せるので彼がいてくれてるのは嬉しいね。

彼は本当にすべての選手と仲が良いんだ。オランダ人の選手とは多分だけどフラマン語で話していると思う。ほんと驚異的だよ。これ以上褒める言葉が見つからないくらいだ。」

 

君は彼の下で人生を楽しんでいるけど、彼は君に何をもたらしたのかな?

「ウィルはとても若い監督で僕がここへ来た当初はアシスタントだったんだ。オスカル・ガルシア監督が去った後に彼がヘッド・コーチに就任したけれど、彼はその役割をいとも簡単にこなしていて、まるで昔から指揮を執っているかのようだ。

彼のお陰で毎日が充実しているし、休む暇が無いことは分かっているから強度を保つしかないね。」

 

特にどういうアドバイスをもらっている?

「僕がリラックスしないよう常に檄を飛ばしてくれるね。彼は僕のポテンシャルを引き出そうとしてくれている。だから僕に対して容赦しないし、可能な限り効率的な行動をすることを求めている感じだ。」

 

コンスタントにゴールを決めることで強くなっていると思うし自信も身に付いたように見えるけど、今シーズンを通して選手としてどの様に成長できたと思う?

「ここでの初陣としてマルセイユ戦でデビューしたんだけど、あの雰囲気は本当にクレイジーだと思ったしこれまで経験したことのないものだった。

ただ、試合を重ねるなかでチームにも溶け込めるようになったと思う。フランスの文化にも馴染んできたし、フットボール選手としてより成熟した感じがするよ。その為にここへ来た訳だから、その成果が出始めているのは嬉しいね。」

 

マルセイユでのデビュー戦は目から鱗だったんじゃない?

「ほんとビックリしたよ。まるでゾンビだらけの世界にでも迷い込んだのかと思った。それくらい今まで見たことのないものだったね。

イングランドでも敵地でプレーしたことはあるけれど、マルセイユでのアウェー戦は僕の中で間違いなく最高にクレイジーな試合だった。」

 

3-0でリードされる展開だったので気休め程度のゴールだったけれど、ヴェロドロームでマークを外してゴールを決めることはどれだけ重要なのだろうか?

「攻撃的な選手としては最初のゴールを早く決めればその分楽になれる。長引けば長引くほどプレッシャーが強くなって様々な雑音が耳に入って来るし、いつゴールを決められるんだろうと不安にもなる。

そして、ゴールを奪うために一生懸命になり過ぎてしまうんだ。だから初出場のデビュー戦でゴールを決められて本当に助かったよ。」

 

フランスへ来て最初の3試合で3ゴールを決めたよね。『この選択は間違ってなかった』と直感したのでは?

「うん、あなたの言うように3試合3ゴールによって自信に満ち溢れて幸せな気分になったよ。だからそうだなぁ、最高に嬉しかったし自分の選択は正しかったと確信したね。」

 

大人になってからお手本にしている選手はいるかな? もしくは尊敬している人物とか。

「ブラジルのロナウドの動画をYouTubeで何度も観たよ。あとは最近だとPSGのエムバペとかかな。数週間前のW杯はみんなで一緒に観ていたよ。

あんなに若いのに彼が成し遂げたことは驚異的だと思うね。彼は既に勝者だ。彼のプレーや効率的な部分を見習って自分の中で再現しようとしている。」

 

全盛期のティエリ・アンリを目にするには君はちょっと若過ぎるかもしれないね。ただ、パルク・デ・プランスで彼に会ったそうだけど特別な瞬間だったんじゃない?

「もちろんだ、彼は言葉じゃ言い表せないくらい凄いと思う。アーセナルのユースに居た頃、彼がコーチとしてやって来てフィニッシュの練習をした日があったんだ。たしか僕は12か13くらいだったと思う。

その時に彼がお手本として見せてくれたフィニッシュの幾つかはこれまで見たことの無いものがったよ。だから彼のことは常に尊敬しているし、アーセナルへ入団した当初からクラブにおける彼の重要性は実感していた。」

 

オセール戦でのゴールはアンリやエムバペをちょっと彷彿とさせるものだったね。キリアンは左へ展開するスタイルを取り入れているから。

「この二人からするとあのフィニッシュは当たり前だからね、それくらい二人とも上手いんだ。テクニックをマスターしてると思う。だから、オセール戦でのあの位置からのプレーは僕も練習していたことなんだ。それを思い通りに実行することができた。ただ、体を開いてコーナーへ入れただけだよ。」

 

PSG戦の前にアンリから何を言われたか聞いてもいいかな?

「とにかく自分を信じて頑張れと言ってくれた。相手の背後を狙って4バックに問題を起こさせろってね。試合前にこういう話を聞けるのは常に素晴らしいことだ。あとはフランスでの生活や今シーズンの目標とか20~30分くらい話したかな。」

 

(中略)

 

今季のアーセナルからは目が離せないのでは?

「もちろんさ、観ずにはいられないよね。携帯を見る度に彼らのスコアを確認するし、友人たちとは今でもよく連絡を取り合っているよ。彼らの活躍に僕も興奮してる。

彼らの多くはハードワークをしているし、プレ・シーズンでもそれを実感した。彼らは今の地位を手に入れるのに相応しいと思う。僕は彼らが持てる力を発揮してくれることを願うばかりだ。

特にブカヨ(・サカ)は13歳か14歳ごろから一緒に育ってきた仲だし、彼がトップチームで成し遂げていることを見てそこから刺激をもらっている。」

 

君にとっての理想としては、ここでゴールを量産したあとアーセナルに戻って自分をアピールする事なのかな?

「まぁそうだね、そういう契約だから戻る必要があるんだ。1年間のローン移籍だからね。それは事前に合意していたものだ。でも僕としては…うーん…今後はどうなるか分からないよ。

フットボールの世界では様々なことが起こり得るし、いろいろと状況が変わるかもしれないからね。あとは夏に僕とクラブとで話し合う内容次第かな。どうなるか様子を見よう。」

 

君の将来はフランスにあるかもしれないけれど、リーグ・アンに挑戦しようとする他のイギリス人選手に対するアドバイスはあるかな?

「そうだね、扉は開かれている。もちろん、僕はここで素晴らしい1年を過ごしているから、多くの人にとって僕がここへ戻って来ることが理に適っていたと感じるだろう。でも将来はどうなるか分からない。

ただ、若い選手には是非ここへ来るようアドバイスしたいね。本当にタフなリーグだし自分を成長させてくれるリーグだと思う。クレイジーな雰囲気の中でプレーすることもできるしね。

自分にとって楽な場所から抜け出す覚悟があるなら、どんな若い選手に対してもここへ来ることをお勧めしたい。」

 

今日はどうもありがとう、残りのシーズンも頑張って!

「こちらこそどうもありがとう。楽しかったよ。」

(ソース:LEAGUE1.com

 

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