【アーセナルNEWS】ウィルシャーが監督業について語る

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ウィルシャーが監督業について語る

現役引退後に指導者に転身し、アーセナルでユースチームのヘッドコーチを務めているウィルシャーがThe Athleticのインタビューに応じ、指導者になった経緯や監督業について語っています。

ウィルシャー
「(マネージメントの方法については)アーセン・ベンゲルから影響を受けたかもしれない。アーセンはだいたい95%はポジティブだった。彼が怒っているところを見たのはほんの数回だけだと思う。そこが僕と違うところだね!笑

僕が覚えているのは2014年のリバプール戦で前半だけで4-0にされて負けていたときだ。これがコーチングの興味深さを感じた時だね。戦術より目の前で起きている事の方が優先されるんだ。

世界的に『中盤やウィングをオーバーロードさせる必要がある』という動きになっているけれど、基本的になことをしっかりやるだけで良いと思う。

リバプール戦でアーセンが激怒していたのを思い出すよ。彼はアウェーまで足を運んでくれたファンについて触れて『ファンはお金を払って見に来てくれたんだから彼らに良いところを見せてやれ』と言っていた。でもこれは戦術云々の話ではなくて、メンタリティと欲求の話だよね。」

 

次に、自身が指導者の道へ進む経緯について話していますが、それはアルテタ監督がきっかけだったそうです。

昨シーズン、ウィルシャーはトップチームの練習に参加します。その際に16歳から21歳までの若手を指導する経験をしており、まだ引退前でしたが指導者の世界へ足を踏み入れていたのです。

「一番大事なことは、自分を鼓舞する小さなものを人の中から見つけることなんだ。昨年、ミケル(・アルテタ)に刺激を受けてコーチングについて本気で考えるようになった。

僕は2017年にアーセナルでコーチングバッジのB級ライセンスを取得した。当時、ペア・メルテザッカーがアカデミーの監督をオファーされていたんだけど、就任するためにはB級とA級の二つが必要だったのでそれに付き合ったのさ。

当時の僕は ” 爆弾処理班 ” 状態だった。ボーンマスのシーズン・ローンから復帰したけど、足を骨折したし、契約は1年残っていたけどクラブからは退団しても良いと言われてた。

そんな状況だからスカッド入りすることは無いし当然プレーすることも無いので、それならペアと一緒にライセンスでも取りに行くかって感じだった。ヘイルエンドにライセンスを取りに行ったんだけど、そこまで興味は無かったかな。

B級ライセンスを取得したあとも指導者の道に進もうとは考えていなかった。だけど、A級ライセンスを取得して昨シーズンここに戻って来たときインスピレーションを受けたんだ。やりたいことが変わったんだよ。前はやりたいと思わなかったけど、今は指導したいと思うしもっと成長したいと思うようになっている。」

 

現在、ウィルシャー率いるU-18はFAユース・カップで準決勝まで勝ち進んでいます。ラウンド16のワトフォード戦では2-0とリードされた状態でハーフタイムを迎えましたが、その時を振り返って次のように語っています。

「僕は『相手に追いつくためには攻め込むしかない』と考えていたんだけど、ロッカールームへ入ると選手たちは全員死んでいて、もう終わったって感じだし、みんな消えちゃいそうだったよ。」

 

そこでウィルシャーは1点取れば勝てるという話をして選手たちを鼓舞し、チームは後半に4点取って準決勝へ勝ち進みました。

今シーズンの指導者としての経験はウィルシャーにとって貴重なものになると思いますが、彼はまだまだ修行中の身です。

「今も幾つかのコースを受講しているんだ。例えば2週間後にベルギーへ行ってボールディ(※アーセナルの名選手で引退後は長くアカデミーを指導していたスティーブ・ボールドのこと。現在はベルギー2部でロンメルを率いる。)の指導ぶりを見に行く。この前は昔テクニカル・ディレクターをやっていた数人とヘッドコーチの模擬面接をしたかな。

僕のコーチング・スタイルは、日々ピッチ上で選手達と交わすちょっとした会話に対応して、自分にとって何が有効で、どういうのが居心地よくて選手が何を必要としているかを確認することだ。僕はそれが出来る素晴らしい環境にいるんだよ。」

 

自身もアーセナル・アカデミー出身でその後トップチームで活躍した経験のあるウィルシャーは、今のチームには昔の様な一体感が戻っていると感じているようです。

「僕が選手として最初にここへやって来たとき全員が一つの建物にいたんだ。朝食や夕食を食べに行くとファン・ペルシやフレブ、セスク、ロシツキーなんかを見かけるんだよ。特にセスクのことはリスペクトしていたね。

セスクがデビューしたとき僕は12歳でアカデミーにいた。その後、僕が16歳になっても彼はまだ20歳になってなかったからね、そりゃ刺激になるよ。そして今はブカヨ・サカやエミール・スミス・ロウのようなロールモデルになる選手がいる。

ブカヨはこっちへ来て若手と話をすることもあるんだ。前回の試合前には彼とエミールからビデオ・メッセージが送られてきたよ。

おそらくイングランド最高の選手と言える存在で、プレミアリーグで毎試合影響を与えている人がいると言うのは素晴らしいことだし、ユースの選手達にとっても刺激になると思う。

ただ、ファーストチームがどんどんハードルを上げているから、それに応じて僕の仕事も難しくなっている。でも、それは良いことでしょ? もし僕らが彼らのレベルに合わせないと差がどんどん広がってしまうからね。僕らはプッシュし続けなければいけないんだ。

エミールとブカヨの功績はデカいよ。突然、みんなが彼らの活躍に注目したからね。そして彼らは実際に活躍した。でも、これには二つの見方があると思う。10代の時点でチームを牽引して皆から注目される存在になるだろうか? なかなか難しいよ。

それかスカッド入りする選手かその周りにいる選手を目指すかだ。例えばコジアー・デュベリーは今年最高の経験を積んでいる選手だと思う。彼は勝っているチームと勝利を求める監督に囲まれているからね。彼がピッチに立ってチームが勝利したらそれに越したことは無いよ。」

(ソース:The Athletic

 

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