アーセナル公式:ベンゲルの銅像が完成

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公式:エミレーツ・スタジアムにベンゲルの銅像が完成

アーセナルはクラブに対するこれまでの絶大な貢献を記念して、エミレーツ・スタジアムにアーセン・ベンゲルの銅像を設置する作業を進めてきました。そして、ついに銅像が完成しお披露目されたと発表しています。

銅像は著名な彫刻家ジム・ガイ氏によって制作され、ベンゲルの銅像はエミレーツ・スアジア無のノース・バンク・スタンドの外に設置され、誰でも自由に見学することができます。

ベンゲルは1996年10月から2018年5月までアーセナルの指揮を執り、その間に無敗優勝を含むリーグ優勝3回、FAカップ優勝7回、そして20シーズン連続でチームをCL出場させるなど数々の偉業を成し遂げています。特にFAカップ優勝7回は監督として史上最多の優勝回数となっています。

アーセナルを率いた22年間で1235試合の指揮を執り、試合に対するクラブのビジョンを一新して文字通り「モダン・アーセナル」を築き上げました。

この様にチームに絶大な影響をもたらしたベンゲルですが、その影響はピッチ上だけでなくクラブ全体にまで及びます。

ベンゲルは1999年10月に完成したロンドン・コルニー・トレーニングセンターの設計と建設に尽力したほか、2006年のスタジアム移転の際にも大きく貢献をしています。

ティム・ルイス副会長
「我々はアーセナルFCにおけるアーセン・ベンゲルの卓越したリーダーシップとキャリアを称え、祝福できることを嬉しく思っている。

アーセンのクラブに対する貢献と功績は、彼がクラブで最も偉大な監督であったことを示すものだ。彼はクラブとサポーターに多くのトロフィーと素晴らしい思い出を与えてくれたし、クラブの運営に革命をもたらし、シーズンの無敗優勝とエミレーツ・スタジアムへの移転も実現させた。

これらの功績は、クラブによる永続的な敬意と感謝の印としてエミレーツ・スタジアムの外にアーセンの銅像が建立されるのに相応しいものだと思う。

サポーターはもちろんのこと、エミレーツ・スタジアムを訪れる全ての人々がアーセンの功績とそのレガシーを思い出すことが出来る場所になるだろう。」

 

アルテタ監督
「クラブはアーセンの功績を称えるため、彼に相応しい特別なことをしたと思う。スタジアムに銅像が建立されたことで、アーセンはこのクラブで永遠の認められ存在しつづけることができる。

私も自分のキャリアにおいて、アーセナルでアーセンのためにプレー出来たことにとても感謝している。彼は私のことを獲得してくれたばかりか、クラブのキャプテンに選んでくれたからね。」

 

なお、8月2日に行われるエミレーツ・カップの対モナコ戦でベンゲルが主賓として招かれることが決定しています。

その際にベンゲルは自身の銅像と対面を果たす予定です。

(ソース:Arsenal.com

 

アルテタ監督:今も実践しているベンゲルの価値観

ベンゲルの銅像が完成したことを受けて、アルテタ監督がベンゲルから受けている影響について語っています。

アルテタ監督
「クラブはアーセンの功績を称えるため、彼に相応しい特別なことをしたと思う。スタジアムに銅像が建立されたことで、アーセンはこのクラブで永遠の認められ存在しつづけることができる。

私も自分のキャリアにおいて、アーセナルでアーセンのためにプレー出来たことにとても感謝している。彼は私のことを獲得してくれたばかりかクラブのキャプテンに選んでくれたからね。このことは決して忘れることができない。

選手としてのキャリアが終わりに近づいてきた頃、アーセンとコーチや監督になることについて話し合うようになったのだが、彼からはそうなると思っていたと言われたよ。

加入1年目のときに彼から『君はいつか監督になるだろう』と言われていたけど、その時はあまり深く考えていなかったんだ。」

 

アルテタ監督はベンゲルから学んだことを日々、ピッチ内外で実践しようとしているとも語っています

「彼からは本当に多くのことを学んだけれど、彼の偉大な価値観の一つを挙げるとすれば、彼がどれだけ忠実にクラブと選手達、そしてフットボール界全体を守っていたかだ。

彼のフットボールに対する情熱は驚異的なものがあるし、皆さんもそれは目にして来たと思う。彼は本当にゲームをリスペクトしようとしていたし、特定の方法でプレーされることを望んでいた。

また、常に個人の利益よりもクラブを優先する姿勢は、私も彼から学ぼうとしてきたことだ。彼のクラブを守る方法や自分自身を表現する方法、そして選手やスタッフに対する忠誠心を彼から大いに学んだ。彼は私の模範となっている。」

(ソース:Arsenal.com

 

ベンゲルの名言集

クラブの公式HPでベンゲルのこれまでの名言の数々が紹介されていました。その中から一部を掲載します。

■1996年10月、ベンゲルがプログラムノートに初登場した際のコメント

「サポーターの皆さんはとても親切にしてくれた。何千人もの人々が幸運を祈ってくれているようなに感じる。誰もが誠実であり、クラブのことを大切に想っていることを私も理解している。みなさんを幸せにするために私は出来る限りのことをするつもりだ。」

 

■1996年10月の発言

「イングランドでは砂糖と肉を食べ過ぎだ、野菜が足りない!」

 

■1998年4月の発言

「この様なクラブの歴史から逃れることは出来ない。あるクラブでは成功が偶発的に起こるものだが、アーセナルでは成功が義務付けられている。」

 

■1998年のミドルスブラ戦で1-1の引き分けに終わったあとサポーターからブーイングが起きたことを受けての発言

「毎日キャビアを食べていたらソーセージに戻るのは難しいものだ。」

 

■1999年4月の発言

「私がアーセナルに来た時、4バックの全員が大卒で守備の技術を身に付けていることに気づいた。特にトニー・アダムスはディフェンスの博士号を持っていると思っている。彼は本当に傑出した存在だよ。」

 

■2003年1月の発言

「フットボール・クラブは氷山のようなもので、皆さんが目にしているフットボール・チームは氷山の一角でしかない。その下の部分には他のレベルで途方もない仕事量が存在していて、そこにはコミュニティへの多大な貢献も含まれている。」

 

■アンリの得点能力についての発言

「最初に彼をCFで起用したとき、彼は『だから言ったじゃないですか、僕はゴールを決められ無いんですよ!』と言っていた。ゴールを決められない選手にしては良くやっている方だと思うよ!」

 

■03-04シーズンの無敗優勝を振り返って

「実現可能だと信じている限りそれは可能なんだ。素晴らしい瞬間だったね。私はいつもそのことを夢見ていたし、その夢を叶えることができたのは本当に素晴らしいことだ。」

 

■2010年9月、自身のフットボール哲学についての発言

「朝起きた時に『今日はアーセナルの試合を観に行って楽しもう』と思って欲しいのだ。最優先にすべきは人々をハッピーにすることであり、試合に勝つことでそれを実現したいし尚且つスタイリッシュにそれを行いたい。醜く勝つことは長期的な哲学ではない。ゲームを発展させるためにはもっと何かが必要なのだ。」

 

■2018年4月の発言

「私はこのクラブに人生を捧げた。そして、そう発言することを恐れない。」

(ソース:Arsenal.com

 

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