給与カットに同意しなかった3名を説得中
アーセナルは先日、リーグ中断に伴うクラブ財政の悪化を阻止するため、ファースト・チームの選手とヘッドコーチ、主要なスタッフと年俸の12.5%を ” 自主的に ” カットする事で合意したと発表しました。
しかし、選手のうち少なくとも3名は給与カットに同意していない様です。そのうちの1名はクラブで最も高額な給与を受け取るエジルだと報じられています。クラブはこれら3名の選手と話し合いを継続しており、3名のうち2名とは給与カットで合意できそうだと考えているそうです。
クラブとしてはチームNo.1の高給取りであるエジルと合意することが、削減する金額が一番多いこともあり、最も重要になってくると考えているとのこと。
なお、エジルは12.5%の給与カット自体に反対している訳ではなく、なぜ支払い延期ではなく12.5%の給与カットなのかについて、具体的かつ明確な説明を求めているそうです。
クラブは現在、12.5%の給与カットに関する事務手続きを進めていますが、契約に関する問題のため各選手の代理人や顧問弁護士も関わってくる作業となります。それらをクリアして初めて選手が契約書にサインすることになります。
(ソース:Daily Mail)
エジルの慈善活動を忘れてはならない
チームの大半が給与カットに同意するなか、チーム最高給となる週給35万ポンド(約4,636万円)を受け取るエジルは給与カットに同意しなかったと報じられたことで批判が集まっています。しかし、エジルは確かに天文学的な給与を受け取っていますが、デイリー・メール紙によると以前から国内外での慈善活動にとても熱心で、多額の寄付や支援を行っています。
例えば、まだリーグ戦が中断されていなかった9週間前には、エミレーツで行われたエバートン戦に障がい者の子供たちを招待し、試合後には記念撮影に応じるなど交流を深めています。また、子供向けのチャリティ活動を行うレイ・オブ・サンシャインを通じて知り合った、重度の障害を抱える8歳の少年を自宅に招いたりしています。
このほか、ケニアに住むエジルファンの少年が、エジルの名前入りユニフォームを自作したことを知ると、アーセナルのユニフォームとシューズの一式を少年だけでなく友人の分まで贈っています。
これらはエジルが行っている慈善活動のほんの一部であり、代理人を務めるソグト氏によれば、エジルは国内外で1,000の慈善活動に関わっており、トルコとシリアの難民キャンプで10万人の人々を支援し、ブラジルで病気に苦しむ子供たちのために24万ポンド(約3,180万円)を寄付しています。
チームの大半が給与カットに同意するなか、歩調を合わせなかった事はチームの輪を乱したと言えるかもしれません。また、高給取りであるが故に、エジルの最近のパフォーマンスが給与に見合っているのか?というサポーターからの厳しい審査も受けています。
これらの批判はたしかにフェアなものです。しかし、日を追うごとに世界中で状況の変化が明らかになっているなか、もっと他に目を向けるべき所があるのではないか?という議論もあるとデイリー・メール紙は指摘しています。
(ソース:Daily Mail)
ウパメカノはプレミア移籍を希望か?
アーセナルが熱視線を送るライプツィヒのU-21フランス代表DFダヨ・ウパメカノ(21)ですが、デイリー・エクスプレス紙によるとプレミアリーグへの移籍を希望しているらしいです。ウパメカノとライプツィヒの契約は来シーズンまでとなっており、ライプツィヒは今夏に売却するか来夏のFAを覚悟するかの二択を迫られています。
ウパメカノにはアーセナル以外にもバルセロナやパリSGが興味を示していると噂されています。パリSGはチアゴ・シルバの後任としてウパメカノをリストアップしているらしいですが、チアゴの契約を1年延長する可能性もあるとか。一方のバルセロナは、リーグ中断の影響をモロに受けており、ウパメカノの獲得資金を捻出できないらしいです。
これらライバル達の状況に加えて、本人がプレミアリーグ行きを希望しているという情報はアーセナルにとって朗報となるでしょう。
(ソース:Daily Express)