ティアニーがスペインでの生活を語る
シーズン・ローンでレアル・ソシエダに加入しているティアニーがThe Guardianのインタビューに応じ、スペインでの生活やソシエダについて語っています。
ティアニー
「(バスク風のTボーン・ステーキ”チュレトン”について語りながら)ほら、僕がこんな話をすると地元の仲間たちに『お前は変わったな』と言われる姿が目に浮かぶよ(笑)食べ物の写真を撮るのは好きじゃないんだけど、これに関しては毎回写真を撮ってるんだ。ほんと別格なんだよ。それにライスとアサリの料理もある。
(スコットランドの友人たちが驚いているのを想像しながら)ライスとアサリだって?!(笑) 僕の地元にはそんな料理は一切なかったよ。でも信じられないくらい美味しいんだ。
スペインでの生活は全てが最高だね。(怪我で離脱していた時期に)その時間を使ってゲームプランを徹底的に学んだり言葉の勉強をたくさんした。
この街の料理はサンセバスチャンが持つたくさんの魅力の中の一つだね。ここは景色が最高に綺麗なんだ。山々もそうだし海も綺麗だ。それに、街の人達はとてもフレンドリーで親切なんだ。」
今季のレアル・ソシエダはラ・リーガで旋風を巻き起こしています。現在は調子を落としたことで7位まで後退しましたが、10年ぶりに出場しているCLでは難なくグループステージを突破しています。また、コパ・デル・レイでは準決勝まで勝ち進むなど全ての大会で好成績を残しています。
このほかティアニーにとってはアーセナルで求められる役割とはことなり、従来通りの左SBの役割が求められていることもプラスになっているようです。
「(クラブと)プレースタイルについて話し合った。ここが僕にとってすごく重要な部分だったんだ。アーセナルでは求められる役割が少し異なっていたからね。
彼らが自分達の左SBをどのように見ているかを知る必要があった。そして、彼らからそれについて聞いたとき凄く嬉しくなったんだ。
アーセナルの大きな特徴の一つとして左SBが中盤の中心選手の一人というのがある。最初にこのスタイルが導入されたとき僕には異質なものに映ったよ。
子供の頃から中盤でプレーしたことが無かったからね。僕は常に高い位置でワイドに陣取るいわゆる普通の左SBのポジションをずっとやってきた。
もちろん、アーセナルではその新しい役割を学ぼうとしたよ。これがどれだけ上手く機能するかを目の当りにしたら疑問を持つのは難しい。
僕はベストを尽くし、学習し、それを練習と試合で実行しようとした。もしかしたら、いつの日かそういうポジションでとても快適にプレーできる日が来るかもしれない。
それに、世界最高の選手の一人であるジンチェンコと一緒にトレーニングすることができた。彼にとってこのスタイルはすごく自然なものだと思うけど、僕にとってはウィングを上下に動く方が自然なんだ。
(ソシエダに)初めて来たとき、コーチたちは昨シーズンの左SBの動きを収めたビデオを見せてくれた。(もう一人の左SBである)ムニョスは素晴らしいね。
トレーニング中も彼は『こうしろ、ああしろ、ここにパスを出せ』とか言ってくれる。まずはルールを覚えないとね。
『タッチは何回でパスは何回?』って感じだったけど今は『そのドリルのときはこれ、このドリルだとこれ』という感じであまり質問しなくなったかな。
それでも良いプレーはできていると思うけど、適応するにはもう少し時間が掛かると思う。」(以下中略)
今シーズン終了後の去就についても語っています
「何と言っていいか難しいところだけど、僕はここが大好きだ。もちろんアーセナルで過ごした時間も大好きだったし契約もまだ2年残っている。だからもし戻ることになったら…。
(Win-Winだろうか?)100%そうだね。アーセナルは素晴らしいところだ。この4年間僕を助けてくれたしね。
今シーズンだって僕をこの場所へ来させてくれた。クラブとしてもヤクブ(・キヴィオル)が怪我したときに『いや、もう止めとこう』と言うのは簡単だったと思う。
だけど彼らはオープンかつ誠実で『1年間頑張ってこい』と言ってくれた。すごく感謝しているよ。何が起きるか分からないけれど、僕はここが大好きだし上手く適応できていると思う。
年齢を重ねたからロンドンへ引っ越した時より10倍は楽だったね。まだ時間はあるから良いプレーをして皆の信頼に応えたいと思っている。」
(ソース:The Guardian)