新型コロナウィルスの影響によりシティ戦が延期
2月27日にエミレーツで行われたEL・決勝トーナメント1回戦2ndレグで、アーセナルと対戦したオリンピアコスのオーナーであるエヴァンゲロス・マリナキス氏が新型コロナウィルスに感染していたことが判明しました。
同氏はエミレーツで試合を観戦しており、アーセナルは同氏と接触した個人がいないか調査した結果、多くの選手が試合後に同氏と接触していたことが明らかになったそうです。ただ、クラブが受けた医学的なアドバイスによると、選手達が感染するリスクは非常に低いだろうとのこと。
しかしながら、英国政府のガイドラインでは、ウィルスに感染した人と最後に接触した日から14日間は自宅待機することが求められており、クラブはこのガイドラインを厳守すると発表しています。
その結果、11日に予定されていたシティ戦に選手たちが出場できなくなることから、プレミアリーグの試合延期が決まったそうです。接触していた選手は14日間が経過するまで自宅待機とし、試合中にマリナキス氏の近くに座っていたスタッフ4名も自宅待機になっています。
クラブは同氏と接触したゲストやスタッフは他にいないと見ていますが、もし新たな接触者が見つかった場合は連絡を取るとしています。
(ソース:Arsenal.com)
アーセナルの選手やスタッフはウィルスの検査対象にはならず
BBCによると、自宅待機を行っている選手は4名で、試合後にピッチから引き上げる際のトンネルの中で接触した程度のようです。政府が定めたガイドラインによる14日間の自宅待機は木曜日までとなっているため、週末に行われるブライトン戦には自宅待機している選手も参加できるよう予定です。
感染が確認されたエヴァンゲロス・マリナキス氏は、オリンピアコスの他にイングランドでノッティンガム・フォレストも所有しています。両クラブは全ての選手・スタッフに対して検査を行ったようですが、全員が陰性だったとのこと。
ちなみに、英国政府のガイドラインでは、感染者と接触しただけでは検査対象とならず、体調不良を訴えた場合にのみ検査が行われるそうです。英国では382人の感染が確認され、6名の方が亡くなっています。
オリンピアコス戦からマリナキス氏の感染確認が発表されるまで12日間ありました。その間、同氏は先週金曜日に行われたチャンピオンシップの試合を観戦に訪れています。また、アーセナルはFAカップでポーツマスと対戦し、プレミアリーグでウェストハムと対戦しました。
ポーツマス、ウェストハム共に政府のガイドラインや関係当局からのアドバイスに従い、必要なあらゆる措置を取っていると発表しています。また、プレミアリーグも必要な措置を講じているとして、他の試合を延期する予定はないとしています。
(ソース:BBC)
オーバメヤン:アーセナルでとても幸せだ
オーバメヤン
「(アーセナルでプレーするというのは)いろいろな意味を持つんだ。子供の頃はアーセナルの試合を見ていた。彼らには常に素晴らしい選手がいたし、トロフィーも獲っていたからね。だからここでプレーできるのは本当に嬉しいし幸せなんだ。それが僕の気持ちだ。
アーセナルのファンが大好きなんだ。僕のインスタでは(オリンピアコス戦での)あのミスあと、誰もが ” 今日はお前のせいで負けたんだ ” と言うことができた。でも、実際はみんなが ” 気にすんな ” って感じのメッセージをくれた。だから、彼らのようなファンがいてくれて本当に幸せだよ。
オリンピアコス戦の後で家に帰ったとき、子供たちも ” 気にしないで、こういう日もあるさ ” と言ってくれた。本当に嬉しかったよ。オリンピアコス戦での出来事は確かに残酷なものだったけれど、それもフットボールなんだ。
何が起きても良い様に僕は常に準備している。だから、自分自身にやるべき事をしっかりやって準備して、全ての試合でフィットするよう努力しろと言い聞かせるんだ。今のところ、それは上手くいっていると思うよ。」
(ソース:Arsenal.com)
ついにプレミアリーグにも影響が出てしまいました。
イギリスでも感染拡大が起きているようですし、日本でもプレーした経験があり、マッチ・オブ・ザ・デイでホストを務めるゲイリー・リネカーもプレミアリーグの日程に影響が出てくることを懸念するツイートをしてました。
今後の動向に注目です。