アルテタは嘲笑ではなく賞賛に値する監督
sky sportsのニック・ライト氏が、アルテタ監督の手腕を評価する記事を執筆していたので要約をご紹介します。
アーセナルは先週の日曜日に行われたリバプール戦で大勝利を収め、再びタイトル争いに加わることができました。
リバプール戦ではスタッツの面でも相手を圧倒しています。アーセナルは予想ゴール数3.5という数字を記録しましたが、これはリバプール戦でチームが記録した過去最高の数字です。
また、その一方でリバプールの予想ゴール数は僅か0.37で、これは今シーズン最低の数字でした。
リバプール戦ではハーフタイム直前に守備のミスにより失点しましたが、それを考慮しても傑出したパフォーマンスだったと言えるでしょう。
ただ、試合後の各種メディアではアーセナルのパフォーマンスよりも勝ち越しゴールを喜ぶあまりテクニカル・エリアを全力疾走で走り回るアルテタ監督の姿など、試合に直接関係ないところばかりがクローズアップされ嘲笑の的になりました。
しかし、アルテタ監督は単に奇抜なセレブレーションを行う監督という訳ではないとライト氏は記し、クロップ監督もそう証言するだろうと述べています。
むしろ、アルテタ監督の情熱的な振る舞いがエミレーツ・スタジアムの雰囲気を良くしているとライト氏は見ているようです。
アルテタ監督の情熱がサポーターに伝播し、ホーム・アドバンテージが大きく強化されているのです。日曜日のリバプール戦がまさにそれで、以前は無関心だったスタジアムも首位攻防戦の大一番に対する期待感に包まれました。
アルテタ監督によりピッチとサポーターの繋がりが生まれ、スタジアムの雰囲気は一変したのです。
また、この様なアルテタ監督の規律違反とも取れる行動がプレーしている選手達に悪影響を及ぼしている訳でもありません。
例えば、今シーズンのアーセナルはプレミアリーグで最もカードが少ないチームとなっています。それだけでなく、アルテタ監督により安定した結果を残せるチームに生まれ変わりました。
今季のアーセナルはプレミアリーグでビッグ6相手に6試合戦い一度も負けていません。マン・C戦ではシティの予想ゴール数が0.48となっており、これは今もシティの今季最低の数字となっています。
アルテタ監督はクラブから時間的にも資金的にも健全なサポートを受けています。アーセナルが過去18ヶ月間で再び優勝争いを行うチームになれたのは、補強の成果ではなくアルテタ監督の手腕によるものでしょう。
アルテタ監督の指導により選手個人のパフォーマンスが向上したほか、集団としてのパフォーマンスも大きく向上しています。
特に守備面の改善が著しく、アーセナルはプレミアリーグで最も堅固な守備を築くチームとなりました。それだけでなく攻撃面の指数でも優れた数字を残しています。
攻守に渡り素晴らしい成績を残しているアーセナルですが、なぜかアルテタ監督の手腕が賞賛されることは少ないです。
アルテタ監督は、グァルディオラ監督とクロップ監督という現代のフットボール界で最高の監督と肩を並べる成績を残しています。監督初挑戦なのにです。
ライト氏は最後に、アルテタ監督と選手達がどんなセレブレーションをしたかよりも、もっと相応しいことがあるはずだと記しています。
(ソース:sky sports)
マルキーニョスのローン移籍がまもなく正式決定
🚨🇧🇷 Fluminense are preparing formal documents for Marquinhos deal to be completed with Arsenal.
Loan move agreed and also confirmed by Flu manager Diniz, matter of time. pic.twitter.com/G808FBL71p
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) February 9, 2024
移籍市場の情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マルキーニョスのフルミネンセへのローン移籍がまもなく正式決定するようです。
ローン移籍自体は合意に達しているようで、フルミネンセは契約へ向け正式な文書を準備しているのだとか。
また、今回のローン移籍には買取オプションが付帯していますが、HITCの報道によるとアーセナルは当初買取オプションを盛り込むことに反対していたのだとか。しかし、選手側から強い要望があったため渋々受け入れたようです。
マルキーニョスは2022年9月に行われたEL・FCチューリッヒ戦でアーセナル・デビューを飾るといきなりゴールとアシストを記録する活躍を見せました。
鮮烈なデビューを飾ったマルキーニョスですが、その後はマルティネッリ&サカの壁に阻まれて殆ど出場機会を得ることができていません。
そのためローン移籍を繰り返していましたが、本人は母国へ戻ってキャリアを再構築することを熱望しているようです。
(ソース:HITC)