アーセナル公式：ティンバーのロング・インタビュー

今夏にアヤックスから加入したティンバーは、プレ・シーズンで活躍したほかコミュニティ・シールドにも出場しマン・Cを撃破しての優勝に貢献しました。

その勢いのままプレミアリーグでも結果を残すことを期待されていましたが、ノッティンガム・フォレストとの開幕戦で膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまったことで、現在に至るまで離脱が続いています。

アーセナルでのキャリアは困難なスタートとなってしまいましたが、クラブの全面的なバックアップのもとリハビリに励んでおり、アルテタ監督もウィンターブレイク中に行われたドバイ合宿に帯同させるなどサポートを続けています。

ティンバーはこの数か月間は決して無駄ではなかったと語っており、新しいチームへ溶け込むために時間を費やしていたようです。

※インタビューの前半では幼少期のことや双子の兄弟クインティンについて語っていますが割愛しています。

ティンバー
「もちろん、時には難しい時期もあったよ。大好きなフットボールがプレーできないのだからね。

時折、心からチームに加わりたいと思うことがある。（※チームが）すごくゲームを楽しんでいる時はその中に入りたいと強く思うんだ。そのことがフラストレーションになることもある。

その様子がとても素晴らしく見えて一緒にプレーしたくなるからね。だから僕はそれを回復期間中のモチベーションにしているんだ。

僕はよくトレーニング・グラウンドや試合会場でチームメイト達のプレーをよく観るんだけど、これは僕にとってプラスになったよ。

この数ヶ月間の出来事は間違いなく僕を強くしてくれる。これは僕にとってチャンスなんだ。だから、プレーしていなかったとしてもこの瞬間を利用して精神的・肉体的に強くなることができるし、チームメイト達との間で居心地の良さを感じるようにすることができるんだ。

僕はそのチャンスをがっちり掴んだよ。チームのプレーを見る時間がたくさんあったし、僕らがどういうプレーをしているのか、自分がピッチに出たときにどうやってフィットできるかを考えながら見ることができた。だから、プラスの面もたくさんあったと思っている。」

新しいチームメイト達について

「若い選手がいるのは良いことだね（笑）それもあって僕も中に入っていきやすかった。しかし、若いグループだけどピッチに立つとそれを感じさせない。

僕らがプレーしているところを見ると彼らがどれだけ若いかを忘れてしまう。ここで10年くらいプレーしているように見えるからね。

それに、グループの多様性が良い形でチーム・スピリットを生み出している。選手と人々の良い組み合わせが必要なんだ。

全ての選手にそれぞれのクォリティや特性があるからね。また、タイトルを勝ち取りお互いの為に戦う意欲的なグループも必要だ。

また、経験豊富な選手や若い選手、異なるバックグラウンドを持つ選手も必要になってくる。本当に様々な要素の組み合わせがすごく重要なんだ。

そのうえで、監督やコーチがあなたに求めていることと一致する必要がある。それが一致すると驚くべきことができるようになるんだ。

僕らを支えてくれるスタッフ達はチームと同じくらい素晴らしい。謙虚さのある組織と全員への愛情を持つことに多大な努力を費やしてきたのだと思う。

リスペクトされているから働く環境としては素晴らしいよ。シェフやフィジオも含めてここで働く全員で一つのチームだからね。

新加入の選手としてその一員になれて本当良かったよ。僕が最初にここへ来てまだ数週間の頃、アメリカ・ツアーの最中にグループやスタッフ全員が参加してバーべーキューをやったんだ。最近ドバイでもまたやったよ。」

家族について

「家族は僕がプレーしていなくても必ず会いに来てくれる。ただ、僕の兄弟はオランダでプレーしているから何時でもっていうのは難しい。

だけど、オランダはすごく近いし簡単に来ることができるから、そうだね、彼らは僕の周りにいてくれて怪我をしている間も支えてくれているよ。

僕には4人の兄弟がいるけどそのうち二人もフットボール選手がいるんだ。これは家族にとって本当に幸せなことだと思う。

母はどこで試合があっても来ようとしてくれるし、僕がプレーするようになったらロンドンにも来るだろうね。とても素敵なことだと思う。

と言うのも、（※フットボール選手の家族が）みんながみんなそういう家族では無いと思うからね。だから、僕自身も兄弟たちをサポートするために試合を観るようにしているんだ。これは素晴らしいことだよ。」

双子の兄弟のクインティンについて