財政難のバルサがコウチーニョを放出へ?
スペインでの報道によると、バルセロナはコロナ・パンデミックの影響で収入が大幅に減少した事による財政難が深刻で、破産を回避するためには1億7,000万ポンド(約230億円)の賃金削減を行う必要があるらしいです。
すでにクラブと各選手の代理人が交渉を行っているらしく、契約した給与の総額は支払うが、支払い期間を延長して全額を支払うと言う形に落ち着く可能性があるとか。しかし、仮に全選手と給与削減で合意に達したとしても、一部の選手売却は避けられないと考えられています。
この状況が今夏の移籍市場でコウチーニョ獲得に動いていたアーセナルに追い風になるかもしれないと報じられています。昨シーズンのコウチーニョはバイエルン・ミュンヘンにローン移籍していましたが、バイエルンが買取オプションを行使しなかったため、バルセロナへ戻ることになっていました。
そこでアーセナルやトテナム、レスターなど複数のクラブがコウチーニョ獲得に乗り出します。当初はバルサも放出に前向きだとされていましたが、監督がクーマンに交代した事で状況が一変します。
最終的にコウチーニョは残留し、クーマンの下で6試合2ゴール2アシストと好調なスタートを切っています。ただ、先週土曜日に行われたレアル・マドリー戦でハムストリングを痛め、現在は離脱中です。
なお、バルセロナはつい最近、バルトメウ会長が辞任しましたが今回の報道は辞任後の得た情報によるものらしいです。
(ソース:football.london)
中盤の解決策はイスコの獲得?
中盤におけるクリエイティブさの不足を指摘されているアーセナルですが、レアル・マドリーのイスコを獲得する事で解決するかもしれないと報じられています。
イスコはジダン監督の下で出場機会が限定されていることから、本人も退団を希望していると噂されています。特に今夏にレアルからエバートンへ移籍し、すぐさま大活躍したハメス・ロドリゲスの状況を見てアンチェロッティとの再開を熱望しているとの報道もあります。
アーセナルはMFのプレーからゴールに繋がる事が非常に少なくなっており、昨シーズンは中盤の選手で2アシスト以上を記録した選手が一人もいないほど深刻な状況です。かつてはカソルラやラムジーなどがいて、中盤からアシストやゴールを狙える選手が揃っていました。
ただ、ロドリゲスがエバートンで活躍できているのは、アンチェロッティが彼の欠点を補うシステムを構築し長所を活かすようにしているためです。ロドリゲスの推進力不足やフィジカル不足を補うために、周りにアランやドゥクレを配置することでバランスを取っています。
イスコにもロドリゲスと同様に欠点があることから、彼の獲得に疑問符を付ける報道もあります。すなわち、スピード不足に加えて守備を疎かにしがちで、トランジションの時に殆ど貢献できないと言う指摘です。
アルテタは異なる戦術を使い分けていますが、その根底はグァルディオラの影響を強く受けています。つまり、エネルギーと連動性が戦術の根本にあります。そしてイスコにそう言うプレーは向いていないかもしれません。
ただ、現在のアーセナルは中盤の底にパーテイとジャカのコンビがいます。彼らがサポートすることでイスコを活かすことが出来る可能性があります。
また、中盤でクリエイティブさと敵陣に切り込む力を得るためには、多少中盤での守備力が落ちるのも仕方ないという議論もあります。レスターに1-0で敗れた試合がそのいい例で、引いて守る相手をこじ開ける術がありませんでした。
イスコはコンスタントにプレーできればそれが可能な選手です。リーガでの過去2シーズンは4ゴール4アシストと数字を残せていませんが、それは途中出場が多くレギュラーとしてコンスタントにプレーしていないからです。
それより前の2シーズンでは、リーガで3,000分以上プレーして17ゴール15アシストという数字を残しています。2016-17シーズンでは、リーガとCLの制覇に大きく貢献しています。
イスコのテクニックやファーストタッチ、緻密なボールコントロール、パスのスタイルやビジョンは申し分ないですが、ベイルやロドリゲスと同様にレアルの新しいスタイルに合わなくなっています。
イスコは元チームのロドリゲスと同じチームに行きたがっていると言う報道もあり、必ずしもアーセナルがファースト・チョイスではありません。最大の問題は、アーセナルがイスコをフィットさせるための適切なバランスを見出せるかです。
(ソース:football.london)
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