サカへの人種差別に対する公式声明
昨日行われたEURO2020決勝のイタリア vs イングランド戦はPK戦までもつれ込む接戦でした。そして、イングランド5人目のキッカーとして登場したサカがPKを失敗し、イタリアの優勝が決まります。
イングランド最後のキッカーになってしまったサカに対して、試合直後からSNS上では人種差別的なコメントが殺到する事態になっています。この事態に対し、アーセナルは人種差別を非難すると共にクラブとしてサカを守るとする声明を発表しました。
アーセナル公式
「昨夜、ブカヨ・サカは19歳にしてEURO決勝の舞台に立った。
ブカヨは7歳から我々と共に過ごしてきたが、その彼が本大会を通してイングランド代表として活躍する姿に、クラブとしてこれ以上ない誇りを感じている。皆さんもだろう。
昨夜の試合で我々は、ブカヨがいつも通りキャラクターとリーダーシップを発揮している姿を目にすることができた。
しかし、試合終了のホイッスルが吹かれると同時に、我々の若手選手がSNS上で人種差別的なコメントを受けたことで、我々が感じていた誇りはすぐに悲しみへと変わってしまった。
何度も繰り返すが、我々は多くの黒人選手に対する人種差別を非難する。この様なことは直ぐに止めなければならないし、SNSの運営側と当局は我々の選手が日常的に受けている酷い罵詈雑言を即刻止めさせるよう行動しなければならない。
アーセナルではこの様な問題に対して、選手を実社会やメンタル面でサポートするプロセスをクラブ内に設けているが、残念ながら我々にできることは限られている。
我々はブカヨに対して ” 顔を上げるんだ、我々は君のことをとても誇りに思っているし、君が一日も早くアーセナルへ戻ってくる日が待ちきれない ” というメッセージを送りたい。」
(ソース:Arsenal.com)
マルセイユとサリバのローン移籍で合意
The Athleticのデビッド・オーンステイン氏によると、アーセナルとマルセイユはサリバのシーズン・ローンで合意に達したそうです。
ローンには買取オプションなどは付帯していないとのこと。 また、今回のローン移籍に先立ち、アーセナルとサリバの間で新たな契約に関する話し合いなどは一切行われていないようです。
サリバは2019年7月にサンテティエンヌからアーセナルに加入しましたが、移籍時の契約により加入直後にサンテティエンヌへシーズン・ローンで戻っています。
昨夏にアーセナルへ復帰しましたが、出場機会がないまま1月を迎えると今度はニースへローンに出されました。
サリバにはニューカッスルも興味を示していたそうですが、サリバがマルセイユ行きを選んだそうです。メディカル・チェックはまだ行われていないそうですが、そこで問題がなければプレ・シーズンへ向けてマルセイユに合流する予定です。
オーンステイン氏によると、元々アーセナルはサリバにポジション争いをさせるつもりだったようですが、ブライトンからベン・ホワイトを獲得しようとしているため、一転してローン移籍させることにしたのだとか。
なお、アーセナルとサリバの契約は2024年まで残っており、クラブは今も長期プランの一部とみなしているとのこと。ただ、オーンステイン氏は現在の執行部と監督が獲得した選手ではないことを記しておく必要があるとしています。
(ソース:The Athletic)
ベジェリンを移籍希望を提出か?
イタリアでの報道によると、インテルが獲得に動いていると噂されているベジェリンがクラブに対してトランスファー・リクエストを提出したらしいです。
昨シーズンのベジェリンは全ての大会を通して35試合に出場しましたが、アルテタの信頼を勝ち取ることが出来ず、最終的にプレミアリーグでは控え的な扱いをされていました。
アルテタはチームの大改革を計画しており、ベジェリンは今夏の退団が濃厚だとされています。
その様な状況のなかで、アクラフ・ハキミをパリSGへ放出したインテルが後任としてベジェリン獲得に動いているそうです。インテルは買取オプション付きのローン移籍を希望しているのだとか。
これに対してアーセナルは、ローン移籍は受け入れる用意があるものの一定の条件を満たすと買取義務が発生する契約を要求しているとのこと。インテルはアーセナルの要求に難色を示しており交渉が難航する可能性があります。
ベジェリンは先週、クラブ首脳陣と話し合いを行なった際に数ヶ月以内に移籍したいと伝えたそうです。
(ソース:Daily Express)
PKを失敗した若手3人に対する人種差別は到底許されるものではありません。
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