ウィルシャーの退団が決定
アーセナルはウィルシャーが現在の契約が満了する6月末をもってクラブを退団すると発表しました。ウィルシャーは9歳から17年以上アーセナルでプレーしており、2008年9月には16歳と256日でプレミアリーグ・デビューを飾り、リーグ最年少出場記録を樹立しました。これまで通算197試合に出場し、2度のFAカップ制覇に貢献しています。
(ソース:Arsenal.com)
ウィルシャー:選択の余地がなかった
ウィルシャーも自身のInstagramで契約満了をもってアーセナルを退団することを発表しており、そこで退団に至った経緯やファンへの感謝などを綴っています。
「6月末の契約満了をもってアーセナルを退団することに決めた。クラブと色々なことについて話し合いをしてきたあと、新監督のウナイ・エメリと最近ミーティングを行なった。そこで最終的に選択の余地は殆どなくて、純粋にフットボールについての理由だけで決断を下す必要があると感じたんだ。」
「広く報道されている通り、オレやオレの代理人はエミレーツに残るための新たな契約にサインしようとしていて、数ヶ月間に渡ってクラブと話し合いをしてきた。」
「これらの会談を通してのオレの気持ちは常に残留することだったし、いつだってアーセナルの選手だった。アーセナルに17年間も携わってきた訳だし、常にクラブの一員だという気持ちを持ってた。だから、そのクラブに今後も残り続けるために、減給を受け入れて新たな契約にサインすることに合意していたのも事実だ。」
「だけど、新監督との会談で、仮に新しい契約を結んでもプレー時間が大幅に減ることが分かったんだ。」
「オレの人生とキャリアにおいて、レギュラーとしてトップ・チームでプレーする必要があるってことを、みんなが理解してくれると信じてる。だけど、エメリ監督とのミーティングのあと、アーセナルでそれを実現するのは難しいと感じたんだ。」
「だからもう自分には選択の余地がないと思った。ピッチでのキャリアを前に進めるために他のチャンスを追求したい。」
「アーセナルでは本当に素晴らしい経験をたくさんできたし、生涯の友人にも出会った。このクラブで過ごした生涯忘れることのない思い出と共にクラブを離れる。若くしてデビューを飾り、CLでプレーすることもできた。2年連続でのFAカップ制覇も経験するなど数え切れないほどの思い出がある。」
「その時が来たらちゃんと話そうと思っているけど、まずはこれまでの17年間についてクラブのみんなに感謝したい。特にアーセン・ベンゲルとそのスタッフ、長年のチームメイト、オレの夢を実現するために尽力してくれたアカデミーのみんなに感謝したい。もちろん、常に特別な関係を築いてきたファンのみんなにも感謝している。」
「ファンのみんなからもらった愛情や信念、信頼を忘れることはない。みんなの今後の成功を祈っている。ありがとう。」
「エメリ監督にも敬意を表したい。正直に話してくれた彼の誠実さに感謝している。彼や彼のチーム、そしてクラブの成功を願っているよ。」
「オレ自身はフィットしていると思うし、動きにキレや力強さもある。新シーズンにピークの状態へ持っていくために不断の努力を続けているところだ。」
「今はキャリアを次の段階へ進める前に、自分の選択肢を考えるために必要な時間を作っている。」
ついにクラブ生え抜きのシンボルが退団…
good luck Jack !