チェフが今シーズン限りでの現役引退を表明
チェフが自身の公式SNSで今シーズン限りでの現役引退を表明しました。
— Petr Cech (@PetrCech) 2019年1月15日
チェフ
「今季は自分にとってプロとして20年目のシーズンです。初めてプロとしての契約を結んでから20年という節目なので、今シーズン限りでの現役引退を発表するのにちょうど良いと思いました。
プレミアリーグで15年間プレーし、可能な限り全てのトロフィーを獲得したし、自分に出来ることは全て成し遂げた気がしています。
今シーズンは更にもう一つのトロフィーを獲得できるよう、アーセナルで懸命に努力していきます。それから、ピッチを離れた今後の人生にどうなっていくのか楽しみにしています。」
アーセナル公式声明
「私達も最近になってペトル(・チェフ)から彼の決断を知らされました。すべてのフットボール・ファンと同様に私達も彼の引退は悲しいです。ですが、彼の決断をすべて理解し、リスペクトして欲しいと思います。私達はペトルが今後もチームに多大な貢献をし続けてくれると思っていますし、彼もそう決心していると思います。」
「ペトルは過去15年間のプレミアリーグの中でも最高の選手であり、ピッチ内外でプロとして模範的な人物です。また、彼はアーセナル・チェルシー・チェコ代表における素晴らしいアンバサダーで、常に世界中のフットボール・ファンから愛情を受ける特別な立場を保ち続けることでしょう。」
「ペトル、あなたの今後の活躍をお祈りしています。そして、ピッチ内外の広範囲におけるクラブへのあらゆる貢献に感謝します。今シーズン終了までエキサイティングな活躍で我々に貢献してくれる事を期待しています。あなたの将来が素晴らしいものになるよう願っております。」
(ソース:Arsenal.com)
チェフの偉大な記録の数々
チェフは2004年にプレミアリーグへやって来てから、主にチェルシーで数々の記録を打ち立てて来ました。
■PL最多クリーンシート:202回
■PLゴールデン・グローブ賞受賞:4度
■1シーズン最多クリーンシート(PL):24回(2004/2005、チェルシー)
■14個のメジャータイトル獲得:プレミアリーグ4回、CL1回、FAカップ3回など
■プレミアリーグでの出場記録
チェルシー:333試合162クリーンシート
アーセナル:110試合40クリーンシート
(ソース:Sky Sports、BT Sports)
ミスリンタートに退団の噂
2017年11月に当時のガジディスCEOによってドルトムントからアーセナルへ引き抜かれ、スカウト部門の責任者に就任したミスリンタートですが、デイリー・メール紙の報道によるとクラブ内での立場が危うくなっているらしいです。
ミスリンタートはドルトムント時代にレバンドフスキやオーバメヤン、香川らを発掘した慧眼の持ち主として『ダイヤモンド・アイ』と呼ばれています。アーセナル加入後はドルトムントからオーバメヤン、パパスタソプーロス、レノの引き抜きに多大な貢献をし、マヴロパノスら若手のリクルートも行うなど手腕を発揮しています。
しかし、世界で最も有名なスカウトの加入はアーセナルのスカウト部門に大きな変化をもたらしました。まず、長年アーセナルのスカウト部門を支えてきたスティーブ・ローリィがクラブを退いています(引退後はコンサルタントとしてクラブに関わっているとの情報もあります)。次に、アーセナルの強みでもあるフランスでのスカウトを担当してきたジル・グリマンディが今シーズン始めにクラブを去りました。この様にこれまでアーセナルで実績を残してきた人物が相次いで退団したことで、スカウト部門に軋轢と不満が充満してきたらしいです。
さらに、ミスリンタート自身もアーセナルにおける自身の立場に不満を持っているとの噂があります。ミスリンタートを引き抜いたガジディスが去り、フットボール部門の責任者に就任したサンレヒが、クラブ初となるテクニカル・ディレクターを新設する案を出しています。ミスリンタートは当然自分がその役職に就くと考えている様ですが、一部の報道ではクラブOBのエドゥが招聘されるという噂もあります。
もしミスリンタート以外が就任した場合、アーセナルの補強方針は自分の意見を中心に行われるという条件で加入したのに、これでは話が違うと不満を募らせる可能性が高いと指摘されています。アーセナルの補強資金が予想以上に貧しいことも影響するかもしれません。
仮にアーセナルを退団することになったとしても、欧州屈指の名スカウトであるミスリンタートは引く手数多で再就職には全く困らないだろうと報じられています。すでにバイエルン・ミュンヘンが関心を示しているとの噂も。
(ソース:Daily Mail)
なお、上記の様な報道に関してSKYスポーツがアーセナルにコメントを求めたところ、クラブはコメントを拒否したらしいです。
(ソース:Sky Sorts)
アーセナルにカラスコを獲得する資金はない
アーセナルが中国の大連一方に所属するベルギー代表MFカラスコの獲得に動いていると報じられていますが、ベルギーのフットボール専門家 Kristof Terreur 氏によると、アーセナルには完全移籍でカラスコを獲得する資金はないとSKYスポーツに語ったそうです。
Kristof Terreur 氏
「アーセナルはウィンガーを探しているが、彼を獲得するための資金はない。彼らがローンでの獲得を考えているとしても、給与カットを受け入れさせる必要がある。彼は週給18万ユーロ(約2,200万円)を稼いでいるからね。大金だよ。」
「高給のまま新しいクラブの探すのは難しいだろう。交渉は移籍市場の最終日まで続くと思う。一部のクラブが必死になるだろうからね。アーセナルもその一つだ。」
カラスコの妻がマン・Uなど幾つかのクラブが興味を持っていると明かしましたが、マン・Uはカラスコを必要としていないだろうとも語っています…
「彼はただただ中国を出たがっている。彼の周辺の人たちが色んなところへ売り込んでいるんだ。彼はイングランドへ行きたいみたいだ。家の近くへ行きたいんだよ。」
「ただ、僕としてはマン・Uが彼の様なタイプの選手を必要としているとは思えない。ラッシュフォード、ルカク、リンガード、マルシャル、サンチェス、マタがいるからね。だから、彼がマン・Uでプレーするとは思わない。」
(ソース:Sky Sports)