アーセナル公式:ブライトンからトロサールを完全移籍で獲得
アーセナルはブライトンからベルギー代表FWレアンドロ・トロサール(28)を完全移籍で獲得したと発表しました。移籍金並びに給与は非公表ですが長期契約とだけ明かされています。背番号は19。
トロサールはヘンクのアカデミー出身でその後トップチームで活躍し120試合に出場しました。キャリアの初期にはロンメル・ユナイテッドなど幾つかのクラブへローン移籍を経験しています。
2019年6月にブライトンへ加入するとレギュラーとしてプレーし、通算121試合25ゴール14アシストを記録しました。特に今季は好調で現在までリーグ戦16試合で7ゴールを決めています。
エドゥTD
「我々はレアンドロ・トロサールとの契約を完了できたことを嬉しく思っている。我々の方向性には明確なプランと戦略があり、レアンドロの加入は素晴らしいチームワークの賜物だ。レアンドロは今後高いレベルのクォリティを発揮してくれるだろう。ミケル(・アルテタ監督)やコーチ陣も彼と一緒に仕事を始められることに興奮しているようだ。我々はレアンドロを歓迎するよ!」
アルテタ監督
「クラブの全員が素晴らしい仕事をしてくれたお陰でレアンドロを獲得することができた。彼は高い技術と知性を兼ね備えた選手で、プレミアリーグや代表レベルで多くの経験を積んできた万能型の選手だ。レアンドロの加入はシーズン後半へ向けて我々のチームを強化してくれるだろう。彼や彼の家族をアーセナルFCの一員として歓迎したい。」
なお、クラブはトロサールの獲得に関する書類はすべてプレミアリーグへ提出しており、日曜日に行われるマン・U戦で登録可能になることを願うとしています。
(ソース:Arsenal.com)
トロサール:サポータの夢を実現する手助けをしたい
トロサール
「ここでのスタートが待ちきれないよ。アーセナルはビッグ・クラブだし、ファンの皆に自分の実力を示す準備は出来ている。チームの活躍ぶりは誰もが知っていることだし、僕自身も含めて彼らの夢を実現する手助けをするためにここにいるんだ。
毎日を大切にしながらハードワークをしてチームの目標達成に貢献したいと思ってる。僕自身ももっと成長したいんだ。アルテタ監督が偉大な監督であることは知っているよ。あらゆる面で成長してクラブの偉業達成に携わりたいね。
スタジアムでファンの皆に会うのがとても楽しみだよ。自分の持てる力をすべて出し切りたい。できるだけ多く魔法の瞬間を創り出したい。そして、みんなで一緒に喜び合えればと思っている。」
アーセナル加入に先立ち、トロサールはエドゥTDやアルテタ監督とチームでの役割について話し合った時のことを振り返っています。
「彼らは選手としての僕をとても気に入っていると言ってくれた。それに、チームのシステムやプレースタイルにも合致していると言われたよ。
僕が複数のポジションをこなせる多才さを持っていることが自身の助けになると思う。彼らは僕と一緒に仕事をするのを楽しみにしているし、その逆もまた然りだ。ミケルは間違いなくトップ・コーチだと思うよ。
僕自身はストライカーの後ろにできるポケットに入るのが好きなんだ。ウィングとしては自分で状況を打開することもできる。
どっちのポジションでも快適にプレーできるけど、選べるとしたらストライカーの後ろが良いね。でも、もちろん全てはチームのシステム次第だよ。
1対1のプレーは得意だと思っている。それに、ボックス内でも冷静にプレーできるからチャンスが来たらしっかり決めきることが出来るよ。
狭いポジションでのプレーが得意だから、タフな展開の試合でチームの勝利に貢献できればと思っている。僕自身いろいろと経験を積んでいるので、それをチームで活かしたいと思う。」
今季のトロサールはアンフィールドでのリバプール戦でハットトリックを達成するなど7ゴールを決めており、すでに昨シーズンの8ゴールにほぼ並んでいます。トロサール自身も今がキャリアの絶頂期だと感じているようです。
「プレミアリーグで最高のシーズンを送っている。ブライトンではみんなが素晴らしい仕事をしていたし、自分自身のパフォーマンスもすごく良かった。
W杯のあとは状況的にあまりプレーできなかったけれど、アーセナルでスタートしてトップクラブの大舞台で自分の力を発揮できることに興奮している。
アーセナルは歴史のあるクラブだけど、僕もその歴史の一部になりたいと思っているよ。そのためにこのプロジェクトに参加したんだ。
アーセナルに加入できたことにとても興奮しているし、ファンのみんなにも大舞台で活躍する姿を見せたい。」
(ソース:Arsenal.com)
トロサールの移籍金は総額2,700万ポンド
Leandro Trossard deal details ⚪️🔴
▫️ Four year deal agreed, personal terms never an issue as he turned down two clubs for Arsenal;
▫️ Arsenal will pay £21m plus £6m add-ons to Brighton;
▫️ Deal completed in 24h after first contact on Wednesday as revealed today.
Here we go. pic.twitter.com/YyHio8sTtz
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 19, 2023
移籍市場の情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルがトロサール獲得に際してブライトンに支払う移籍金は総額2,700万ポンドのようです。
内訳は移籍金2,100万ポンド(約33億円)+アドオン600万ポンド(約9億円)とのこと。アーセナルはブライトンと最初に接触してから24時間以内に交渉から契約締結までやってのける電光石火の動きを見せました。
スペツィアとポーランド代表DFの獲得で合意
Arsenal have completed the signing of Jakub Kiwior, here we go! Contracts are being signed with Spezia, fee in excess of €20m with add-ons. 🚨⚪️🔴 #AFC
Understand Kiwior has agreed personal terms on five year deal — medical will be completed in the next 48 hours.
It’s done. pic.twitter.com/pHnAZP4gce
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 20, 2023
Arsenal and Spezia have just signed the documents/contracts for Jakub Kiwior deal. Sealed between clubs few mins ago. ⚪️🔴✍🏻🇵🇱 #AFC
Kiwior will fly to London with his agent to complete the medical tests and then sign the contract until June 2028. pic.twitter.com/i0XOkWnT1d
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 20, 2023
ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルとスペツィアがポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル(22)の移籍で合意に達したそうです。
移籍金は総額2,000万ユーロ(約28億円)とのこと。選手とは5年契約で合意に達しているようです。
すでにクラブ間での契約は完了しており、このあとキヴィオルはロンドンへ飛んでメディカル・チェックを受けたのち正式契約となる見込み。
バリャドリードとフレスネダの移籍に関する交渉を開始か?
90MINによると、アーセナルとレアル・バリャドリードがU-19スペイン代表SBイヴァン・フレスネダ(18)の移籍に関する交渉をスタートしたらしいです。すでにアルテタ監督がフレスネダと直接コンタクトを取り説得に当たっているのだとか。
フレスネダはレアル・マドリーのユース出身ということもあり、レアルが優先交渉権のオプションを持っているようです。しかし、アンチェロッティ監督に獲得の意思が無いことからレアルはオプションの行使を見送ったとのこと。それを受けてアーセナルが獲得に本腰を入れ始めたとのこと。
アーセナル以外にはニューカッスルも交渉を開始しているほか、ウルブスも争奪戦に参戦しているとの情報があります。ただ、90MINの取材によるとアーセナルが争奪戦をリードしているらしいです。
フレスネダ自身は複数のクラブが獲得に動いているという報道を受けて、欧州のビッグ・クラブが興味を持ってくれることは嬉しいが自分がチームに集中しており、すべて代理人に任せているという趣旨のコメントを残しています。
(ソース:90MIN)
Iván Fresneda deal. No decision will be made this week – his agents will return to England next week to discuss with clubs including Arsenal and Newcastle for January move 🇪🇸 #transfers
Cedric Soares and Fulham deal, now crucial to understand Arsenal next move after Kiwior. pic.twitter.com/25BW5tGenM
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 20, 2023
なお、ロマーノ氏によるとフレスネダの去就はまだ何も決まっていないとのこと。代理人が来週にもイングランドを訪れ、アーセナルやニューカッスルとの交渉に臨む予定だとか。
セドリックのフラムへの移籍がアーセナルの次の動きを理解するうえで重要になるだろうとのこと。
レアルのカマヴィンガ獲得に動く?
Evening Standardの報道によると、アーセナルはレアル・マドリーのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(20)をローン移籍で獲得することを検討しているらしいです。
アーセナルは既にトロサールとキヴィオルの獲得を行っていますが、悲願のプレミアリーグ制覇へ向けてさらにアルテタ監督をサポートする準備を進めているのだとか。
レアルがローン移籍を受け入れるかは不明ですが、カマヴィンガは出場機会が少ないのも事実です。アーセナルは昨夏から中盤の補強に熱心だとされています。
今夏にはウェストハムのデクラン・ライス獲得に動くべく準備を進めているとの情報もあります。また、昨夏から関心を持ち続けているレスターのティーレマンスが今夏にFAとなる可能性が高いです。
(ソース:Evening Standard)
