ネルソンの去就とギェケレシュ獲得の噂について
アーセナル専門ジャーナリストのチャールズ・ワッツ氏が、caughtoffsideでファブリツィオ・ロマーノ氏が連載中のコラム『 Daily Briefing』に寄稿し、ネルソンの去就とギェケレシュ獲得の噂について触れています。
まずはネルソンの去就について。ワッツ氏によるとアーセナルは財政強化のために今夏の移籍市場で選手を売却する必要があり、ネルソンも放出候補となっているようです。
ネルソンに関しては昨シーズン終了時点で契約満了となりFAで退団する可能性がありました。実際、ブライトとACミランが獲得に動いており、特にミランからのオファーはネルソンにとって非常に魅力的な内容だったようです。
しかし、アカデミー出身であるネルソンがアーセナルを心から愛していること、そしてクラブとしてもアルテタ監督が昨シーズン後半のネルソンのパフォーマンスに満足していたことや、何よりFAでの流出を避けたかったことから契約延長をオファーしネルソン側もそれを受け入れました。
ただ、ワッツ氏はこういった経緯があるからといって今夏の移籍市場で絶対に放出されないという意味ではないだろうと述べています。
ネルソンにはプレミアリーグの複数のクラブが関心を示しているようで、ブライトンも引き続き動向を注視しているそうです。
アーセナルとしては適切な金額のオファーが届いた場合はそれを受け入れ、その移籍金を必要とされる補強へ使うことを検討すると思われます。
また、ネルソンも次のステップへ進み新たなキャリアをスタートさせる最適な時期だと感じているかもしれません。
続いてアーセナルが今夏の移籍市場で獲得に動いているとされるスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュについて。
アーセナルがギェケレシュに強い関心を示しているらしいという噂が度々報じられていますが、確かに今シーズンのギェケレシュの活躍ぶりはビッグ・クラブへのステップアップをアピールするのに十分だと言えます。
昨夏にコベントリー・Cから移籍してきたばかりですが、もし今夏に移籍することなく残留したらそれはそれで驚くべきことだとワッツ氏は述べており、移籍は避けられないとみているようです。
そして、アーセナルが今夏の移籍市場でストライカーの獲得に動くことは周知の事実となっており、候補者リストにギェケレシュの名前も含まれていると思われます。
ただ、ギェケレシュの名前がリストの上位に載っているかは不明です。ギェケレシュは現在25歳でトップリーグへ移籍するのに最適なタイミングですが、8,500万ポンド(約162億円)ものバイアウトが設定されています。
トップリーグでプレー経験のない選手に投じる金額としては少々ギャンブル過ぎるだろうとワッツ氏はコメントしています。
アーセナルが注目しているのは間違いないものの、実際に行動を起こすかはまだ分からないようです。
(ソース:caughtoffside)
レアルのルニンに興味あり?
スペインのDefensa Centralによると、アーセナルはレアル・マドリーのウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(25)に関心を示しているらしいです。
ルニンとレアルの契約は来シーズンまでとなっていますが、まだレアル側から契約延長の正式なオファーは出されていないのだとか。ただ、レアルが契約延長をせずに今夏の売却に踏み切るかは不透明だとされています。
アーセナルとしては今夏のラムズデール退団に備えてルニンをリストアップしているようです。
報道によるとアーセナルはルニン獲得資金として2,000万ユーロ(約33億円)前後を準備しているほか、給与は現行契約の2倍にあたる年俸700万ユーロ(約12億円)近い契約を提示する用意があるらしいです。
レアルはクルトワが怪我で離脱しているため現在はルニンがゴールを守っていますが、来季もこのまま正GKを務めることは無いと考えられています。ただ、安定感のあるバックアップとして重宝されるのは間違いないでしょう。
アーセナルもラヤとポジション争いを行える控えGKという位置づけでルニン獲得を目指していますが、ルニンにとってはレアルでの状況と何ら変わらないため移籍に興味を示すかは不明です。
(ソース:caughtoffside)
アタランタのコープマイネルスに関心?
イタリア人ジャーナリストのGiorgio Dusi氏がTVPlayで語ったところによると、アーセナルがアタランタのオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルス(26)に強い関心を示しているらしいです。
今シーズンのコープマイネルスは全ての大会を通して12ゴール4アシストを記録する活躍を見せて注目を集めています。
アーセナルはゴールを決められる攻撃的MFを探しているようで、コープマイネルスを獲得することでチームを次のレベルへ引き上げたいと考えているのだとか。
ただ、移籍金は6,000万ユーロ(約99億円)~6,500万ユーロ(約107億円)ほどになると見込まれており、アーセナルにこの金額を支払う用意があるかは不明です。
なお、選手側としてもキャリアの絶頂を迎えている迎えている今の時期に、アーセナルの様なビッグ・クラブへ加入するのがベストだと考えていることでしょう。
ただ、コープマイネルスにはアーセナル以外にもリバプールやトテナムも関心を示しているようです。
(ソース:caughtoffside)
エンケティアに今夏退団の可能性?
Football Insiderによると、クリスタル・パレスやブレントフォード、そしてウルブスなど複数のクラブが今夏のエンケティア獲得を目指しているようです。
アーセナルでは昨夏に加入したハフェルツが偽9番の役割で活躍していることもあり、エンケティアのプレー時間は限られています。そのため、今シーズン終了後に自身の去就について決断を下す可能性があるのだとか。
クリスタル・パレスは以前からエンケティアに強い関心を示しており、1月の移籍市場でも獲得に動いていたとされています。
また、ブレントフォードは今夏の退団が予想されるイヴァン・トニーの後任としてエンケティアをリストアップしているそうです。
なお、今季のエンケティアはプレー時間が限られている中で33試合6ゴール3アシストという成績を残しています。また通算では164試合38ゴール7アシストを記録しています。
(ソース:Football Insider)
期待の新鋭ヌワネリとプロ契約へ
Daily Mailによると、アーセナルが3月21日に17歳の誕生日を迎えたイーサン・ヌワネリとプロ契約を結ぶ予定のようです。
ヌワネリは15歳181日でのプレミアリーグ・デビューという最年少記録を持っており、有能な若手が多数在籍するアーセナル・アカデミーにおいて最も将来を嘱望されている逸材です。
これまでもチェルシーやマン・Cなど複数のクラブがヌワネリの獲得に動いていましたが、アーセナルはなんとか流出を避けてきました。
そしてついに17歳の誕生日を迎えてプロ契約を結ぶ資格を得たため、満を持して契約をオファーを提示し水面下で話し合いを行なっているようです。
ヌワネリは現在、U-17イングランド代表に参加中のため代表から戻り次第、最終的な結論が出されると思われます。
ちなみに、アーセナルは2~3年程度の契約を提示している模様です。
(ソース:Daily Mail)